土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『コードギアス 反逆のルルーシュ』#13「シャーリーと銃口」の感想。

「ふっ、どれだけ偉そうなことを言っても、所詮は童貞坊やか。」
『コードギアス 反逆のルルーシュ』#13「シャーリーと銃口」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


--------------------------------------------------------------

 なんだか、今回は気合が入ってたなぁ。。前半戦の総括って感じでした。ルルーシュとスザクっていう表裏一体の関係だけじゃなくって、そこにカレンやらシャーリーやら扇やらディートハルトやら、どんどんいろんなキャラが絡んできて複雑さを増してきています。いやぁ、C.C.のルルーシュに対する鋭い皮肉は良かった。「私を失望させるな」って言われて反論できないルルーシュってのも良かったですよね。。今回のテーマは「揺らぐ正義」ってところでしょうか。ルルーシュもスザクも覚悟を決めるための一歩を踏み出したところです。そして、背後にはマオとC.C.の伏線も張っている始末。憎いぞ、このっ!!

■シャーリーの葛藤

「卑怯だ!黒の騎士団は、ゼロのやり方は卑怯だ!自分で仕掛けるのでもなく、ただ人の尻馬に乗って事態をかき回しては審判者を気取って勝ち誇る。あれじゃ何も変えられない。間違ったやり方で得た結果なんて、意味はないのに…。」

 スザクに言われた一言。ルルーシュやカレンがこの発言を受けて自分たちの行動に対する自責の念を起こしたことは言わずもがな。確かに、シャーリーの父親を殺したっていう衝撃は大きかったですし、そのタイミングで突かれたこのセリフは痛かった。さらには、シャーリーまでもがハッとさせられているところは巧妙に仕組んだ感じでした。前回では父親の死を受けて雨の中でルルーシュとキスをしたシャーリーですが、それも間違った方法によって得た結果でもあると考えたようです。アップで映し出される唇がいろんなことを物語っていてよかったw
 それに、ルルーシュの跡を付けてルルーシュ=ゼロであると気付いたシャーリーの葛藤もすさまじいものがあったんだろうなぁ。父親の死を受けて弱ったところでキスした相手が、実は父親を殺した張本人だったわけですから、心中穏やかじゃなかっただろうなぁ。今回はシャーリーのそういった複雑な心情が言葉少なめに語られていたところがかなり良かったと思う。

■表裏一体のルルーシュとスザク

「ゼロ!お前のやり方じゃ、何も変えられない。結果ばかり追い求めて、他人の痛みがわからないのかぁ!!」

 スザクくんは口が達者ですなぁ。。というか、よくも自分のことを棚上げにして言えたもんだねwwこのセリフって、そのまま自分に返ってくるんじゃない?「この矛盾はキミを殺すよ??」ってやつですねww今回はスザクに対して軍の踏み絵が行われた模様です。「こんなのもう、戦いじゃない。」っていうように、スザクもこの戦いに正義がないことを自覚していたようですし、何より、降伏宣言が出されているにも関わらず殲滅を目的とする軍のやり方に疑問を持ったようです。だって、これってゼロの使っている方法とどこが違うの??そんなことに気付いていながら、このセリフをゼロに向かって吐くとは、なんという傲慢なんでしょうwwこれこそ、スザクいじめの始まりなんでしょうかwwwスザクの持っている生ぬるい正義感を作中で徹底的に否定することによって、従来の「正義の味方」を否定しようというこの試み、ようやく火蓋が切られたようですww
 そして、ルルーシュは一足先に覚悟を決めた模様です。「結果はすべてにおいて優先する」なんて言ってましたし、C.C.のキツイ皮肉を受けて修羅の道に進むことを受け入れたのかな?シャーリーの父親が死んだことで揺らいでいたようだけど、自身の信じる「結果がすべて」という方法を貫徹することを心に決めたようです。スザクの傲慢な指摘を受けて少しは揺らいだようですけど、それでも強く心に決めて前に進むところはちょっとかっこよかった。スザクって損な役回りですよね(^_^;)
 でも、いざコーネリアを撃てる段になってから、シャーリーの姿を見て揺らいじゃうところがいい!!wなんていうか、予め決められたキャラクターを話の中で演出していくんじゃなくって、そのキャラクターをこういったシチュエーションに置いたらどう反応するかっていう実験的な感じがして良かった。それでも揺らいじゃうルルーシュっていうのが、すごく人間味があってリアルな感じになっていた。

■ルルーシュの描く世界

 C.C.の皮肉を受けて修羅の道に進むことを本心から受け入れたようですけど、もうちょっと違った角度からアプローチしても良かったんじゃないのかな?ルルーシュは自身の命令によって都合のいいように他者の意志を曲げられるわけですから、それは独善的な世界を導くことになりかねない。要は、他者の存在しない世界を作り上げることになってしまうかもしれないわけです。それって、いわゆる「孤独」ってやつですよね?C.C.との契約においてもお前は孤独になるって言われていましたけど、ようやくその意味合いが具体的に出てきた感じです。もうちょっと、そういった側面を押し出せたような気が…。どうも、ルルーシュの覚悟が決まっていないでいることばかり取り上げられていましたけど、この「孤独」っていう面も押し出して欲しかったなぁ。
 そんな中で、ナナリーにだけは嘘をつかないと誓っているわけですから、ナナリーだけが救いになるかもしれない。つまり、ナナリーだけが完全なる「他者」としてルルーシュに接することのできる存在になれるわけです。でも、これがルルーシュにとって救いだったのかも。マオの場合はC,C,との関係性だけしか人間関係を構築できなかったのと比べれば、ルルーシュにとってはナナリーにはギアスを使わないという制約がある限りはC.C.との関係だけに取りすがるような状況には陥らないことになります。これが良かったのかもしれない。それに、ゼロという仮面とルルーシュという仮面を使い分けたことによって、平生の生活を保てていたということもあったんだろうか。とにかく、ルルーシュはギアスの力によって他者を自身の意志に従属させる力を持っていたけど、しっかりと制約を設けて使っていたために孤独な状況も和らいだってところでしょうか。



 次回からはマオ編が始まります。なんていうか、あんまり好きじゃないんだよねぇ。シャーリーとケーブルカーを降りたところで会話するところはいいんだけど、マオの存在っていうのが好きになれないwなんでだろ。単なる邪魔者としか思えないw次回からはマオというキャラクターの意味合いと効果について考察を進めたいと思いますww

テーマ:コードギアス 反逆のルルーシュ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/09/25(金) 00:06:52|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lizardofsuturn.blog40.fc2.com/tb.php/123-088e8f25
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。