土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『咲-saki-』全25話の感想。

「見えるとか見えないとか…、そんなオカルト、ありえません。」
『咲-saki-』#15「魔物」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。

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 いやいや、あの最終回はないでしょ~wwっていうか、あの咲とのどっちの百合展開はベタ過ぎて失笑でした。っていうか、あんな深夜にこんな展開を見せられたんじゃぁ、あまりの腰砕け感に絶望的になってしまいます。。。ホントに何がしたいんだか…、ぬるい!ぬるすぎるぞ!!

■「ありえないこと」という幻想

 なんていうか、「そんなオカルト、ありえません。」っていうセリフは作品そのものを否定しかねないセリフですよねw特に大将戦なんていうのはオカルトでなければ成り立たなかった。あの鬼ツモこそ、ありえない。いや、でも麻雀を扱った作品としてはそれこそ醍醐味なんだろうからいいのかな?ただ、そういうのってすでに『闘牌伝説アカギ』や『逆境無頼カイジ Ultimate Survivor』で扱われているんでしょうから、その簡易版って感じなのかな?麻雀の勝負をやっているシーンっていうのは全体の中でもそれほど多くないんだから、主要なテーマはそこじゃないんだろうなぁ。
 麻雀作品は見てないんですよ…。アカギもカイジも見なきゃとは思っているんだけど、どうにも手が出ずに先送りwこの作品が麻雀作品を見た中で最初だっていうのは少しガッカリな…wでも、「ありえない」と言われるオカルト的なツモが起こってしまうっていうのは、確立的にも否定しきれないと思います。絶対にないとは言い切れない、そこに麻雀という幻想が成り立つんじゃないのかな?積み込みでもなく自然と勝手に牌が集まってくるっていうのは、まさに神のみぞ知る運命のようなものです。実際の麻雀の勝負では本当にごくごく稀にそんなことが起こる。一回だけですが、四順目で四暗刻聴牌単騎待ちの状態になり、次順に一発でツモったことがあります。あのときはあまりの展開に背筋がゾクゾクしたものです。麻雀の駆け引きとしてはつまらない展開ですが、まさに奇跡的なツモに驚きました。こういった場面が、作品では頻発するんですよね。ほぼ「ありえない」と思われることが実際に起こると、人間はそこに奇跡を感じちゃうんでしょう。そこに一つの盛り上がりを見つけて、作品に取り入れているんだと思います。
 その一方、麻雀の駆け引きみたいなものが描かれる場面はこの作品では少なかった。なんていうか、先輩への思いとかのどっちへの思いといった「気持ち」によって奮起すると鬼ツモ展開になるっていう感じです。駆け引きっていうよりは、奇跡的な展開に重きを置いていたのかな。。もともと麻雀のルールなんかを熟知した視聴者を想定してないんでしょうね。駆け引きと言えば、たとえば大将戦で咲が池田に融資をしたことで池田のトビで衣の勝利になるというシバリを解除したあたりがそうなんでしょうか。でも、あまりそういう場面は大きく取り上げられなかった。やはり、この作品の主要なテーマとしては麻雀よりも差別化されたキャラクター同士の掛け合いが考えられていたんでしょうか。

■「デジタルのどっち」な演出

 ややもすれば麻雀は動きがないですから見ていて息が詰まってしまいます。けど、その欠点をデジタルなキャラクター映像を交えることで解消していました。某天文部アニメとは大きく違った演出ですwあれって、デジモンなのかな?遊戯王??よくわからんけど、天使みたいなのどっちに向けて透華が槍を投げたりするのは意味がわからない。でも、動きだけはあった。。
 加えて、回想シーンが多かったのもこの作品の特徴なんでしょうか。それを経て「先輩のために…」とか「宮永さんのために…」とかっていう動機付けが行われて麻雀に熱中するっていう展開です。麻雀は気持ちじゃどうにもならないでしょうから、何が「オカルト」かと言えば、ありえない鬼ツモというよりも、こういった動機付けによる奮起こそオカルトのように思えます。でも、それこそ百合の求める展開となるんでしょうか。百合がなんなんだかよくわからないので、そこから先は不明ですw

■百合と差別化されたキャラクター

 百合の舞台として麻雀を選ぶっていうのは、どういうことなんだろう。いつの世も意外な取り合わせは好まれるもので、『源氏物語』○族×●的スキャンダルとか、「ツンデレ」か弱い女の子×強がりとか、「ボーボボ」鼻毛×拳法とか…w麻雀は四人がそれぞれの思いを持って卓を囲みますから、映像としてもコンパクトに四人の心情を錯綜させることができるだろうし、女の子が麻雀をやるっていう意外性もツカミとしては良かったんでしょう。それに、個人プレーであるはずの麻雀に百合展開を用いた集団プレー感覚を持ちこんだっていうのがこの作品の珍しいところなんでしょう。
 加えて、それぞれの学校から出場してくるキャラクターが差別化されているっていうのも特徴的だったと思います。キャラ的に重なるような子がいなかったんじゃないのかな?全部女の子だったけどww
特に百合を中心にしているんだから、それだけキャラクターの資質というか性格っていうのが繊細な問題として扱われるんだと思います。とは言え、明らかに記号化されたキャラクターのオンパレードだったwぱっと見てキャラクターの位相がはっきりわかります。咲はぺったんこ、のどっちは巨乳、優希は幼女、染谷はメガネ、竹井は頼れるお姉さん、衣はロリ、透華はお嬢様、そのほかメイドに男っぽさにネコミミにドムに「っす」キャラにと、細かい性格が描写されるというよりも記号化されたわかりやすいキャラクター性によって差別化が行われていたと見るべきだと思います。
 そして、ラストの百合展開。あれはひどかった。第一段階・ストラップ?の交換を声を揃えて誘う、第二段階・下の名前で呼び合うことをお願いする、第三段階・「あのっ」と声を揃えて頬を染める、第四段階・手をつなぐ…。最もベタな展開ですよね。。。でも、lこれって男女のカップルがやる手順でしょ?それを堂々と女性同士でやらせたってところがスゴイwどんな脚本家なんだろう。。。あまりにも百合展開も記号化されていて、呆気にとられてしまいました。



 いつしかパチンコになりそうだなぁ。。確実に次のシーズンへ向けた布石を置いて最終回を終えていましたから、とにかく来年くらいには次の全国大会編が始まるんでしょうか。さらには、地区予選に来ていたのどっちの後輩たちが進学して入部するとか…。息の長い作品になりそうです(^_^;)っていうか、あの巫女姿をした高校生はなんだったのか…。あまりの「あざとさ」に辟易としましたw今度、麻雀をうつときには「そろそろまぜろよ」「リーチせずにはいられないな」「リーチだしっ」「そんなオカルト、ありえません」っていうセリフを使ってみたいと思いますw

テーマ:咲‐Saki‐ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/09/29(火) 16:36:50|
  2. 咲-saki-
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