土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』#01「黒猫は星の夢を見ない…」の感想。

「恋かぁ…。理解するには難しい感情のひとつだね。ホルモンの分泌による反応に過ぎないことは明白なのに…。人はそれに依存しようとする。」
「そんなことないよぉ。素敵な気持ちじゃない。なっ、何?」
「いや、そんなふうに夢を見られる君が素敵だと思ってね、蘇芳。」
「なんだよぉ、バカにしてぇ。」
「ただ、夢は覚めるものだ。パパとママのようにね…。」
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』#01「黒猫は星の夢を見ない…」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 映像が流れ始めた途端に背筋がゾクゾクしちゃいましたwパブロフの犬ですね…。いやぁ、でも良かった。気合入ってるなぁww前半の明るさと後半の暗さのコントラストがいい感じに雰囲気をかもし出していましたし、初回からずいぶん飛ばした感じです。脚本・演出・作画ともに三拍子揃った好調な走り出しです。なんだかエイプリルが最初にいたバーとか紫苑の部屋とか、ちょっとした背景だけど趣を感じさせるような絵になっていて良かったなぁ。っていうか、サービスショット的なもの多すぎじゃね?そんなことしなくってもいいでしょw

■契約者と一般人のコントラスト

 今回は説明的な内容が多かったのかな?紫苑と蘇芳の対比とかターニャの変貌ぶりとか、とにかく契約者が合理的な解釈によって生きているという設定を見せ付けるような内容だったと思います。それにしても、前回に比べてずいぶんと合理性の度合いが高まっているというか、合理的ですよぉっ~ていうのをやたらと強調するような演出だったような…。だって、ターニャに「無駄なことに気付いた。お前の子を産むつもりなどまだないのに、こんなことしていても無駄だ。」なんて言わせるんですよ?wびっくりだよ。
 一期の感想でも書いたけど、合理性っていうのは状況によって論理を違えることなんてよくあるんだから、かなり曖昧な発想ではあるんだよね。何か「感情がない」ような印象を与えるように演出されているけど、合理的な判断を下すっていうのは主体的な目的意識のもとに始めて成り立つ考えなんだから、感情がないわけがない。今回のターニャだってニカのことを切り捨てずに功利的に彼を利用することだって可能だったと思うし、あたら能力を使って組織やなんかに目を付けられることは確実に避けるべき最優先事項なはず。ということは、今回のターニャの存在目的は契約者の無感情性を表現することにあったと考えるべきだと思います。まぁ、この作品って合理的な判断には主体性が組み込まれるはずなのに、敢えて無感情のように描いているところがミソになるのかな?
 それに、バーでのシーンでマスターが契約者なんて会いたくないみたいなことを言っていました。それに、ニカや友達も変貌したターニャを見て畏れていました。そういった、一般人が契約者をどんな目で見ているのかっていうのも、今回の話で大きく取り上げられたところだと思う。
 でも、このコントラストってそこまで取り上げるべきことだったのかな?前回の落としどころだって黒が一般人と契約者との中間に立っている状況で、無感情と有感情の間で揺れる気持ちを描いていたと思うんですけど。。。ここまで極度に両者の対比を打ち出してもしょうがないんじゃない?むしろ、今回の焦点はそこにないんだろうか。。銀は出てこないんだろうか。。。。

■蘇芳のキャラクター

 完全に遊び心が入ってるでしょwボクっことか萌えとかロリとか記号的なキャラクターを上手く使った感じです。ただ、こういったキャラクター性が単にそれだけで終始していないところが良かった。蘇芳がなぜ明るいのかといった背景には紫苑との関係性があったわけだし、この作品の暗さをより際立たせるための明るさとして大きな効果を持っていたと思う。しっかりとした人物設定が行われていて、その上で、流行のキャラクター性を装備させた感じ。一見の視聴者も食いつきは良かったんじゃないのかな?wwみんな、ああいうキャラ好きだもんね。。友達との会話で「タイツ履いてるから恥ずかしくないもん!!」は笑ったし、一番の食いつき所だったんじゃないのかな?w
 ただ、この明るいキャラクターが作品の後半になるにつれて大きな影を落としそうな…。あるいは、この明るさが最終話あたりでの救いになるのか。。全体的に暗いテイストで作られた前回内容から考えれば、ここまで底抜けに明るい素地を持ったキャラクターを初期段階から投入するっていうのは新しい試みですよね。そういった意味でも、蘇芳っていうキャラクターは黒の契約者の作品全体に対して十全たる対立軸を示す好材料になるのかもしれない。一期の暗さを踏まえた二期だからこそ、蘇芳というキャラクターの効果が絶大に発揮されるんでしょうね。一期を見て視聴している人は誰しも一期の暗さを引きずって見ていますから、何か蘇芳の明るさの背景にある暗さを感じてしまうと思います。敢えて契約者の紫苑と双子という対に設定したことも意図を感じます。

■紫苑のキャラクターと桑島法子さん

 逆に、紫苑の場合は典型的な契約者になるんでしょうか。冒頭に掲げたやり取りだって、恋愛について客観的?な感じで考えていることを印象付けるものでした。確実に無感情なキャラクターとして描かれています。でも、具体的なところは不明。だって、あんまり登場しなかったんだもんww
 桑島法子さんの役って大好きなんですよ。。ホントに。。。ミスマル・ユリカ以来ですから、ずいぶん長い感じです。桑島さんのやる役って何か人間の奥深さみたいなものを感じさせるものが多くって、その演技力と多種多様な声の使い分けも含めてスゴイ声優さんだなぁといつも思って見ています。今回の紫苑の声の音域はカイバに近いのかな?あるいは、声質はヤサコとか祥瓊に似ているかもしれない。ここまで低い声での役ってあったのかなぁ。。口調にも何か影を感じさせる余韻がありましたし、あんまり登場しなかったのに存在感抜群でしたwこれからも登場頻度は少ないのかな??

■黒はなぜ博士を殺したのか

 なんか、黒、割り切ってない??いわゆる、「修羅の道に入った」というやつなんでしょうか。。ラストの目はやばかった。以前だったら殺人に躊躇が見られましたけど、もはや是非もなく博士を瞬殺していましたwなんだか覚悟と悲惨さを感じるなぁ。博士が組織の人間だったから躊躇もなかったのかな?当然、黒は組織から追われる身でしょうから逃げる立場なんだろうけど、今回は流星核を求めているようです。前回出てきたっけ?忘れちゃったw流星の欠片については今回も蘇芳がペンダントとして身につけることになっていましたけど、核?欠片じゃなくって。。。妹ともアンバーとも「さようなら」をしたはずの黒なのに、いまさら何を流星核に求めるんでしょうか。今の東京はどうなってるのかな?いろいろと背景が気になるところです。でも、しばらくは語られないんだろうなぁ。
 話の構成としても一期は二話ずつの短編集的な要素がありましたけど、今回はどうだろ?前回は黒の視点を中心にして事件を追いかけることで、その中で契約者の特質に由来する感情の揺れみたいなものを描き出していました。とりあえず、今度の初回は「前編」っていうクレジットがなかったからサブタイトルも次は変わるんだろうけど、蘇芳を中心に据えて筋を通して時系列的に進めていくのかな?だいぶ一期とは毛色が変わることになりますね。
 黒の描写についても紫苑と同様にあんまりなかったんですけど、印象としては劇場版でのテンカワ・アキトを思い起こしました。なんだか執念で行動しているような、復讐や覚悟の気持ちを抱えて過去に向けて生きている感じがします。まぁ、単なる想像ですから、これから描かれる内容とは違うんだろうけど。。そんな方向性もありかな?



 っていうか、紫苑も蘇芳も二年で育ちすぎだしwそれに、ターニャにしても蘇芳にしても薄着すぎるでしょww東京での事件って「東京エクスプロージョン」って名付けられていたんですね。やっぱり爆発していたんだ。。今回は音楽が菅野さんじゃないんですねぇ。。それは少し残念。一期のBGM好きだったんだけどなぁ。とにかく、紫苑の能力は何なのか、ママとは誰なのか、あの空飛ぶデロリアンもどきはなんだったのか、いろいろと伏線を張り巡らせながらの展開でした。今期の見所は黒の心理的な変化でしょうか?東京エクスプロージョンでひとつの決断を下し、それから何を思って生きてきたのか。そこらへんの描写がどのような展開の流れの中で表現されるのか、期待です。

テーマ:DARKER THAN BLACK 流星の双子 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/10/09(金) 04:48:27|
  2. DARKER THAN BLACK-流星の双子-
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

こんばんは、TB等でお世話になっております。
「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」の管理人のピッコロでございます。
記事とは関係のないコメントで大変失礼いたします。


今回、「今期終了アニメの評価をしてみないかい?6」という企画を立ち上げましたので少し宣伝させてください。


この企画は、前期終了アニメ(6月終了)をブロガーの皆様に点数で評価して頂き、その平均点を算出するという企画でございます。
最終回まで視聴された作品のうち幾つでも構いません、もしこの企画に賛同して頂けるのであれば是非参加してくださいませ。

詳しい投票方法等については以下の記事に書いておりますのでご覧ください↓

http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51318388.html


宣伝大変失礼いたしました。今後も色々とお世話になると思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
  1. 2009/10/09(金) 23:23:23 |
  2. URL |
  3. ピッコロ #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

お誘いありがとうございます。
いつもTBを頂いているにもかかわらず、お返しを忘れることもあり失礼していました。できる限りお返ししようとは思っております。

企画に参加致します。おおよその趣旨はブログを読んで理解しました。基本的に評価をすることには慎重になりたいところですが、多くの方が参加されていることから視聴者全体の受け止めについての傾向を知る上では面白い企画だと思います。

ただ、安易に点数化することには問題もあると思いますし、それを平均化してしまっては個々の作品に対する具体的な評価とは結びつきが薄くなるようにも思います。記事を作成する折に少しばかり問題点を指摘した上で、できるだけ具体的な言及を交えて点数を出したいと思います。

ちなみに、該当する作品が37作品ありましたが、見たのはそのうち10作品だけとなります。全体も見ずに評価をすることには無理もあるように思いますが、「全体の傾向を見る」という名目のもとに僭越ながら点数を出したいと思います。

お声を掛けて頂いたことをありがたく思います。多くの方が参加されているようで集計も大変だとは思いますが、何卒よろしくお願いします。記事は近日中にアップしてTBで送信する予定ですので、もうしばらくお時間をください。

《見た作品》
涼宮ハルヒの憂鬱二期
シャングリ・ラ
咲-Saki-
宙のまにまに
青い花
バスカッシュ!
化物語
ハヤテのごとく!!
CANAAN
懺・さよなら絶望先生
  1. 2009/10/11(日) 15:56:07 |
  2. URL |
  3. 土星蜥蜴 #-
  4. [ 編集 ]

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