土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『コードギアス 反逆のルルーシュ』#16「囚われのナナリー」の感想。

「人を救いたいって?救われたいのは自分の心だろぉ。それに殉じて死にたいんだよねぇ。だから、いつも自分を死に追い込む。お前の善意はただの自己満足なんだよ。罰が欲しいだけの甘えん坊め!」
『コードギアス 反逆のルルーシュ』#16「囚われのナナリー」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


------------------------------------------------------------

 スザク人間じゃねぇw地下にエレベーターで降りた後のマシンガンを壊すアクションは、どう考えても人間技じゃありません。それに、ルルーシュが「乱暴だな、スザクは…」なんて冷静に言っているあたり、さらにあり得ないww乱暴どころじゃないし…。ルルーシュがうっかりナナリーが縛られている写真を落としてしまったり、たまたまナナリーは「ギアス」というキーワードを聞いてもゲームのことだと勘違いしたり、いろいろと不可思議な展開はありますが、それはご愛嬌。それにしても、このアニメって本当に日曜日の夕方に放送されていたんだろうか…。いまだに信じられないw

■スザクの正義を否定したマオ

 衝撃のスザクの過去って感じでしょうかw今まで正義を貫く熱血漢っていうイメージで描かれ、黒の騎士団を率いるルルーシュの虚を突くような存在でしたけど、ここに来て転落ですwwまさに絶対的な正義の否定が今回になってようやく行われた感じで気持ちよかった。マオの存在意義ってスザクの過去をバラすことにあったのかな?そう考えたくなるほど、マオって微妙なキャラクターでした。確かにギアス能力者として成功したルルーシュに対して、失敗例を示す意味合いもあっただろうけど、それ以上にスザクの過去を暴露する役割が強かったんじゃないのかな?そうじゃないと、いつまでたってもスザクの正義を扱き下ろすことができないし、だからこそ人の心を読むっていう能力を設定されたように思う。
 スザクは自分の父親を殺してしまったために、自己を正当化するための正義が必要だったとも考えられる。彼は父親を殺すことで戦争を止めたとして自分の行為を正当化しなければ、自己の存在を肯定することができなかった。そして、人の死をことさら避けようとするのも、戦争という大量殺人を止めるためには父親という一人の人間を殺すことも必要な行為であると判断するのでしょう。そこに成り立つ価値観こそ、誰もが共有している正義だと信じているんだと思います。スザクは「戦争をしてはいけない」や「人を殺してはいけない」という正義のもとに自分を律することで、自己の精神的な保身を図っていたとも言うことができます。そういった価値観を否定してしまっては、自分は単なる殺人者にしかならず、父親を殺したことも何ら大義を持たない非道な殺人にしかならなくなる。自身の過去の過ちを肯定するために「正義」を掲げていたと見ることができるんじゃないのかな?そして、その贖罪のためか他人の命を守ろうと捨て身になることも厭わないことは、自らの信じる正義のもとで死ぬことにより、自己の考える正義を否定されることなく全うして生を終えようとする行為なんでしょうか。そんな状況を「自己満足だ」と一蹴するマオのセリフは快活極まりないw今まで鼻についていたスザクの青臭いところを気持ちよく蹴り飛ばしてくれた感じですww
 言ってしまえば、ルルーシュは自分の信じる正義を他者にも共有してもらって、新たな秩序や世界を構築しようと試みています。その反面、スザクは他者が共有している正義を自身も体現することによって、自身の存在の保証を社会から得ようとしているとも考えられる。何かスザクは立派なことを言っているように聞こえるけど、結局は既存社会に依存しているだけの「甘えん坊」ということになります。けど、ルルーシュはそんな社会を否定することによって、あるいは「更新」しようとする行為によって、自らの考える世界の構築に奔走する。一見すれば、ルルーシュは独善的だし傲慢でもあるけど、その考えが他者から認められるような状況がもしも確立されるのであれば、それは非常に強い個性とともに自己存在の確証を内発的に得ることができるでしょう。ルルーシュは自立した存在として、強いヒーロー像を示すキャラクターになることができます。スザクは無理ですよねw彼は社会の忠実な犬でしかない…。既存社会やルルーシュの与える理念がなければ動けないところを見ると、彼は何かに依存しなければ自己を律することのできない存在だと言えます。彼の言う「正義」とは、結局は中身のない社会に依存した存在を象徴するだけの空虚な言葉にしか聞こえません。

■ルルーシュのキャラクター

 日曜の夕方とは思えない死体の描写ですよねw血は出ていないけど、腐りかけている状態の死体をあそこまで大量に描いているアニメって少ないと思う。しかも、ナナリーが死臭に気付いてルルーシュに質問すると、「ゴミ捨て場の近くなんだ、なぁ、スザク?」だなんて言う始末。死体をゴミとしてナナリーに言うところは、呆気に取られちゃったwだって、彼らはまだ小学生くらいでしょ?あのルルーシュの冷徹な感じが幼いころからのものだって考えると、どうも笑っちゃいますw
 でも、鏡を使って自分にギアスをかけたときのルルーシュはルルーシュっぽくなかった。だって、素直なんだもんwいくら自分にギアスをかけているとは言え、ここまで絶望したり素直に謝ることなんでないでしょ。。この場面と死体の場面を比べると、ルルーシュっていうキャラクターの位置付けが揺らいでるような気がしてしょうがなかった。本来的なルルーシュならば、いくらマオに追い詰められたところで謝るよりも罵倒するほうが性格的にあり得るんじゃないのかな?絶望して謝るルルーシュよりも、マオを殺しておかなかったことやゲームに負けたことを悔やんで歯軋りしているルルーシュを見たかった。そのほうが心情としても複雑でいいんじゃない?単に謝るルルーシュって何だか空しいw



 コーネリアとユフィがじゃれ合っている場面は微笑ましいんですけど、この先の展開を考えると何か感慨深いものがあります。コーネリアもルルーシュやナナリーのことを思って日本の平定を考えているというのは皮肉なものですね。。っていうか、マオって15頭身くらいあるんじゃない?wルルーシュなんかも10頭身くらいあるけど、マオは背が高いだけに違和感がありまくりwもう登場しないから別にいいんですけどww

テーマ:コードギアス 反逆のルルージュR2 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/10/21(水) 02:17:52|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lizardofsuturn.blog40.fc2.com/tb.php/139-7eecbd94
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。