土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『コードギアス 反逆のルルーシュ』#18「枢木スザクに命じる」の感想。

「簡単なことだろ?枢木スザクにギアスを使えばいい。」
「ダメだ。」
「なぜだ?意地か?それとも、友情?プライドか?」
「全部だ。」
「たとえ、殺すことになっても…、か?」
『コードギアス 反逆のルルーシュ』#18「枢木スザクに命じる」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 ようやく18話です。ここまで来るとコメントすることがなくなってくる…wっていうか、同じようなコメントを前にやったんじゃないかと思って不安になります。実際に正義の話とか善悪のこととかは何回かに亘って書いてるしね(^_^;)いちおう、違った角度から見てるつもりなんだけど。そもそも、作品自体が同じ内容を繰り返して違う視点から取り上げていることが多いから、どうしてもそうなっちゃうんだよね。。扱っている問題が大きくて複雑なだけに、何回も違う角度から取り上げることで解り易さは格段に向上するんだろうから、それがヒットしたひとつの理由なのかもしれない。

■ゼロの話術

 今回はスザクを引き入れようと必死に説得していましたwゼロはなんでスザクに拘るんだろうか?友達だから??wとにかく、ゼロの話術ってスゴイなぁと思わせられます。。
 まず、相手の論理を絶対的に否定するところからがゼロ話術のスタートになるのかな?決めゼリフである「違うなぁ、間違っているぞ!!」っていうのが、それ。そして、相手の過去やトラウマといった精神的に大きな部分を占めている内容を出しながら、相手の罪悪感や心残りといった隙間に入り込み、すかさず贖罪の道を提示することによって気持ちをぐらつかせる。こんなトコでしょうか?相手に関する情報を緻密に調べる必要性があるのが面倒だとは思いますが、確かにいい方法なのかもしれない。相手の弱点を突いてドン底に落としてから、そこに救いの手を差し伸べるみたいな?あたかも自分が救いのヒーローであるかのように相手に錯覚させるんでしょうか。しかも、一番のスゴイところは相手自身の主体的な選択によって結論を出させているところ。決して押し付けではないから、後腐れもないんでしょうね。藤堂を引き入れるときに使った方法と同じ論法でした。
(スザクの場合)
父殺しという掟破り(=スザクの罪)によって民衆の意志に関係なく降伏することになった(=スザクの責任)⇒民衆の望むように戦って「日本」を取り戻すことで贖罪
(藤堂の場合)
「厳島の奇跡」によって民衆に「勝てる」という夢を見させた(=藤堂の責任)⇒いまだに「日本」を捨てきれない民衆がいる(=藤堂の罪)⇒民衆の望むように戦って「日本」を取り戻すことで贖罪
 こんなところでしょうか。罪を否定できないところがミソですよね。スザクは正義に殉じることを願っていますから、「犯罪者」として罵られることは一番の苦痛を伴うことなのかもしれません。日本人は謙虚なんでしょうか?開き直らないところが「恥」とか「潔さ」っていう精神性につながるのかな??

■ルルーシュとスザクの関係

「軍人は命令に従わなければならないんだ。」
「ふんっ、その方が楽だからな!人に従っているほうが!!お前自身はどうなんだ!」
「違う!これは俺が決めた俺のルール…!」

 ゼロはブリタニアの破壊をスザクの贖罪の方法であると提示しますが、スザク自身はブリタニアの示す秩序や正義に殉じて死ぬことを贖罪だと考えるようです。多くの人が正しいと考えている秩序に従って行動すれば自分は正義でいられるわけだから、その状態で死ぬことができれば過去の屈辱や罪悪感を晴らして思考を停止することができる。なんとも、自分勝手なように思うけど…。だから死に急ぐんだろうかwルールを破って父を殺したことを考えれば、ルールを破ること自体にトラウマを感じているのかもしれない。
 だけど、ルルーシュはブリタニアの秩序が大嫌いだから、親友であるスザクがその秩序のもとで個人の意志に関係なく従順に行動することが許せなかったのかな?だから、「お前自身」の気持ちを聞くわけで、ブリタニアの正義からスザクを切り離したかったのかもしれない。それはスザクにギアスをかけたくなかったルルーシュの行動にも表れていると思います。ギアスは人の人格を捻じ曲げてルルーシュの意志に屈するように強制することになるから、それはブリタニアの秩序がスザクを従わせることと同じことになってしまう。親友のスザクなら尚更だったんだろうなぁ。
 ルルーシュのいいところは、相手の人格を最大限に尊重しながらギアスを使うところなんでしょう。だからこそ、孤独な王様にはならなかった。ルルーシュの考える世界には「他者」という自分に屈しない存在を欲していたということです。本来なら「俺の奴隷になれ」とか言えば問題ないのに、わざわざ細々とした命令を出すところが、そんな姿勢を反映しています。親友ならよっぽど人格を残したかったに違いない。スザクとは長い付き合いなんでしょうから、少なからずルルーシュの人格をスザクによって保障されている部分があると思う。スザクの人格を踏みにじることはルルーシュの人格を揺るがすことにもつながりかねないんでしょう。だから、ギアスをスザクに使いたくなかった。ルルーシュはブリタニアの破壊にしてもギアスの使用にしても、「個」を尊重するところに一貫した性格を見出すことができると思います。体制側からすれば「個」の尊重は「公共」に反するから嫌なんだろうけどねwいかにも反逆者らしい性格だww



 決して登場するキャラクターの数は少なくないのに、解り易い。それも様々な対立軸によって整理されているからなんでしょうか。しかも、無駄なキャラクターがいないっていうのもスゴイ。効率的に適切にストーリー上の役割をそれぞれのキャラクターにバランス良く割り当てているから、無駄なくキャラクターの使いまわしができるんでしょうね。。。それにしても、C.C.って登場する度に寝っころがってる気がするwルルーシュと話すときは、なんであの体勢なんだろうww正面切って話されても困るけど。

テーマ:コードギアス 反逆のルルージュR2 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/10/31(土) 22:43:58|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ
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