土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『コードギアス 反逆のルルーシュ』#20「キュウシュウ 戦役」の感想。

「では聞こう!お前達は、誰かがブリタニアを倒してくれるのを待つつもりか?誰かが自分の代わりにやってくれる、待っていればいつかはチャンスが来る…。甘えるな!!自らが動かない限り、そんないつかは絶対に来ない!!」
『コードギアス 反逆のルルーシュ』#20「キュウシュウ 戦役」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 身に沁み入るゼロ様のお言葉です。やっぱり英雄なんだよなぁ。。どうして作中でゼロのことを英雄として積極的に描かないんだろう。せいぜいディートハルトがゼロを崇めるくらいで、あんまり英雄だ英雄だと騒がないんだよね。もうひとつ不思議なのは「革命」っていう言葉を使わないこと。話の流れとしては出てきても良さそうなんだけど、最後まで革命のカの字も出てこないと思う。言葉の臭いを嫌ったのかな?はてさて、今回の話で物語は大きな節目を迎えることに。スザクとユフィの幸せな展開が心を温めるけど、先を知っているだけに溜息しか出ないw

■正義に殉じるスザクからユフィのためのスザクへ

「ねぇ、どうして、騎士を辞めようと思ったの?」
「それは…、ユーフェミア皇女殿下は、こんな僕でも認めてくれたんです。だから、迷惑をかけると、あの人が自分自身を嫌ってしまいそうな…、そんな気がして。」

 ここでの「あの人が自分自身を嫌ってしまいそうな」っていうのは、ユーフェミアが「自分が騎士に任命したばかりにスザクが悩むようになった」と思うことかな?ユーフェミア自身がスザク任命の責任を感じてしまわないために、騎士を辞したということでしょうか。甘いな…w騎士だったら、主人にそう思わせないような働きを見せることで挽回すべきだろうが!!wwただの逃げにしか見えない。。実際、命令違反を犯したことを許せないと自己否定に陥っているだけで、それは逆説的に「命令」を代表とする正義や秩序といった社会のルールに依存していることを証明している。社会のルールに従っていることが自身の存在を保証する原点だと考えるんだろうし、逸脱した場合にはひどく自己否定に陥ることになる。これって、社会に自己存在の規定を依存しているようなもんだよね。。

「私を好きになりなさい!」
「はい!!…え?」
「その代わり、私があなたを大好きになります!」
「ユーフェミア様?」
「スザク、あなたの頑ななところも、優しいところも、悲しそうな瞳も、不器用なところも、猫に噛まれちゃうところも、全部!だから自分を嫌わないで!」
「そうか、かえって心配させちゃったんですね。あなたって人は、いつもいきなりです。出会ったときも、皇女だって名乗ったときも、学校を決めるときも、僕を騎士に選んだときも、いつだって…。」
「そうです、いきなりです!いきなり…気付いちゃったんですから。」
「でも、そのいきなりの度に、僕は扉を開けられた気がする…。ありがとう。」

 だけど、ユーフェミアとの契約によって社会の呪縛から解放されるって見ていいのかな?ユーフェミア自身がスザクの存在を保証するから、何ら社会との関わりにおいて自己否定を行うことなく自信を持てということだと思う。そして、それはユフィとスザク相互の関係だからこそ、互いに保証しあうような関係になるんだろうなぁ。いやぁ、今回の話は心温まるいいはなしでしたwここでスザクの正義っていうのは昇華されて、しがらみから開放されたスザクになるのかな?ユフィもニーナとの会話から思わぬヒントを得て、誰かに必要とされることが自信につながるんだと気付いたようです。

「最後まで一人よがりだったな、僕は。」

 ユフィがそこまで思っていたにも関わらず、自己否定によって逃げに走っていたことを「一人よがり」と言っているのかもしれない。ちょっと、この「一人よがり」って意味がわからないなぁ。。むしろ、彼は正義に殉じようとしていたわけだから、それは「一人」ではなかった。言うなればルルーシュたちこそ「一人よがり」に陥りやすい側なんだから、スザクがこのセリフを言うことの意味について今ひとつ理解に苦しむ。とにかく、あなたは残り少ないユフィとの時間を楽しんでくださいww

■ルルーシュたちの行動原理とユフィの同調

「スザク、私ね、わかったんです。理想の国家とか大義とか、そういう難しいことじゃなくて、ただ私は笑顔が見たいんだって。いま大好きな人と、かつて大好きだった人の笑顔が。」

 かたや、ルルーシュたちは社会や正義なんていうものよりも自分を考えの先に置く立場でして…。そんな自己を否定してくる社会に対して反抗を試みることが根源的な部分に流れる発想なんだと思う。ある意味では開き直り?w社会にコミットできないから、社会のほうが悪いんだ!っていう発想。これはスザクの発想と対をなすものだったし、だからこそ正義と悪だとかっていう概念もわかり易く提示できていたと思う。
 しかし、ここに来てユフィがルルーシュたちの行動原理と同じ結論に至ってしまったw「ただ私は笑顔が見たい」だなんていう個人的な動機を持つというのは、ルルーシュが「ただナナリーの安心する世界を作りたい」っていうのと同じ動機になっちゃうよ?そして、スザクも右に倣えでユフィのためにって考えることになると、結局はスザクとユフィはブリタニア内部にありながらゼロと同じ発想を持つ人間になってしまう。だからこその「行政特区日本」に話の展開が流れていくんだろうなぁって考えると、今回の話は大きく物語の流れを変えた節目に当たることになる。まぁ、残り五話なんだから、物語を佳境へと導くにはちょうどいい頃合なのかな?



 共同作戦を展開しているときのルルーシュは生き生きしてるなぁwやっぱりスザクのことが好きなんですね。そんな愉快な展開がある一方では、シャーリーがひっそりと憂鬱を抱えています。そう言えば、今回の25話までではシャーリーの憂鬱が解消されることはなかったよね?そして、次のシーズンで記憶を回復して衝撃の再登場みたいなwwホントに、憎い演出だ!!

テーマ:コードギアス 反逆のルルージュR2 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/10(火) 00:01:00|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ
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