土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『河童のクゥと夏休み』の感想。

「父ちゃん、おれ、人間の友達ができたよ。」
『河童のクゥと夏休み』より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 見苦しいぞ!!あまりにも露悪的で辟易としてしまった。。。虚構と現実の不協和音が甚だしい。なんでこんな作品が高い評価を受けるの???社会風刺にしても露骨過ぎて賢い感じがしないし、子ども向けの内容にしてはあまりに下品だし、心理描写にしても宛てつけがましくも薄っぺらくなってるし、その心理の裏付けとして背景にあるはずの具体的な事象が欠けているようにも思うし、何か作者の社会に対する不満やら理想を登場人物の言動を通して代弁させた感じ。かと言って、その理想も貧弱過ぎて悪質な社会状況に対する救いを提示することもできていない。。
 宮崎駿監督もアニメ作品を通して社会風刺やら純粋無垢な子どもの姿を積極的に描くけど、それに比べて稚拙極まりない。第一、子どもが見て社会風刺だって気付かれたら終わりでしょ。子ども向けの作品として失格だよwそもそも、風刺って気付かれにくいほど上質だと思うし。まだ『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のときは強かにこっそりと風刺を織り交ぜていたのに、なぜこんなにも質の低い作品に仕上がってしまったんだろうか…。
 まず、セリフが解りやすいというか、どんな意味を持たせようとしているのか意図が読み取りやすい。別に問題ではないんだけど、それだけ作者の意図っていうのが露骨に出てしまうから、解釈が限定されてしまうんだよね。。もう少し解釈に揺らぎの出るような表現方法を使えばいいのに、一言一言が恣意的で押し付けがましい。方法として子ども向けアニメの取るべきものじゃないと思う。というか、ドキュメンタリーだったらわかるんだけど、物語世界でやるべきではない。物語なのに説明文みたいな構造になっちゃってるんだよねw
 セリフもところどころで文脈の崩壊が見られ、特に菊池紗代子がイジメに対する解決を見つけたときの「私、どこにも居場所がないって思っていたけど、そう思い込んでいただけなんだ。私もクゥちゃんみたいに新しい場所に飛び込んでみる。」っていうのは浮いているようにしか思えなかった。後半部のクゥちゃん云々はいいとしても、居場所がないと思い込んでいたっていうのは具体的な描写がなくって完全に浮いている。取ってつけたような解決法だった。第一、「父ちゃん、おれ、人間の友達ができたよ。」っていうクゥのセリフだって意味がわからなかった。人間の友達を作ってはいけないという約束はなかったし、いくら父親を殺した相手が人間だからってその文脈でこんなセリフが出るとも思えないし、これも裏付けの薄い表現だった。
 と、世の中の評価に反して書いてみるw具体的な感想を書く気にもならないんだなwwかなりヒドかったかも。今回はここらへんで。。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/16(月) 04:32:11|
  2. 河童のクゥと夏休み
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