土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』#07「風花に人形は唄う…」の感想。

「三鷹文書に記されていた刻限まで遠くはない。急がねばならぬようだな、月の出ぬうちに…。」
『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』#07「風花に人形は唄う…」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 荒巻課長、何してるんですか…wにゃんこいの少佐と言い、有名な役をやって声に匂いが付いちゃった場合は少し考え物です。。見ている側としては、その匂いを消すのは不可能に近いからね…。ただ、その人の声っていうだけで、ある程度のキャラ付けとかが脳内で行われてしまうわけだから、表現する側の人間は気を付けながらキャスティングしないといけないんだろうと思う。新人とか無名の声優を敢えて使う場合っていうのは、そういう配慮もあってのことなんだろうなぁ。それにしても、DTBの内容はごった煮状態ですwいろんな技術というか方法を盛り込んでしまっているために、作品として統一感のないオリジナリティーの乏しいものになってしまっている。というか、今回の話は必要だったのかな?新たな伏線も多少は張っていたけど、ジュライ絡みの文脈はカットでよかったと思う。

■ちゃんぽん

 たとえば荒巻課長の声で、しかもあのシルエットのキャラクターを使ったことが恣意的過ぎるwせめて髪型くらい変えればいいのに、あれじゃぁ完全に意識しているものと思われても仕方がない。というか、もしもあんな表現をして視聴者が荒巻課長を想起することを予見できなかったら、そもそもプロ失格だろうしね。その場合には、自分の行った表現方法がどんな効果を持つのかっていうことを理解できていないだから致命的。ただ、おそらく解っていて使っているんだろうけど。
 どうも典故表現と思しきものなんだけど、なりきれていない中途半端な表現が目立つ。典型的なのがジュライが銀と同様に笑おうとして指で頬をくいっと上げていた場面。あれを見れば、必ず視聴者は銀のことを思い出すわけだけど、文脈的には却って前回シーズンで獲得したものを汚すような使い方だった。単に従来の作品との関連性を持たせて視聴者の興味を惹き付けるっていう効果はあるんだろうけど、表現性としてはレベルの低いものと言わざるを得ない。今回の荒巻課長も同様の手によるものと考えていいと思う。前回シーズンの表現性と比べて格段に劣ることを考えると、どうしても同一人物が作っているようには思えないw
 他にもOPの水着シーン、蘇芳の僕っこ、オカマキャラ、変質者的な位置付けを黒に与えるカメラワーク、そして今回の変装なんかも視聴者の興味を惹くっていうだけの要素でしかない。今回の話で「三鷹文書」だの「月」だのと新たな要素を展開していたけど、これってエヴァが成功した方法の模倣だと思う。要は小難しいタームを出すことによって、視聴者が勝手に物語の深遠を考えてくれちゃうっていうこと。実際にアニメの中で詳しい説明なんかされないし、あんまり本筋にそれほど関係しているわけではないから、視聴者が勝手に考えるしかない状況を敢えて作り出すっていう方法。孫子からの引用や「イザナギ・イザナミ」なんかのガジェットも同様だと思う。考えすぎだとは思うけど、エヴァに宛がえば三鷹文書が死海文書でイザナキ・イザナミがアダムとイブっていう構図になって、あれ?なんか似てない??wこれも意図的にやってることなんだろうかwwこれってライトノベルなんかでも見られる、いわゆる「意味ありげ」な表現方法なんだけど、まぁ、こんな方法に頼っているのも前回シーズンとの落差を感じるところ。いったいぜんたい、どうしたことなんだ…!
 加えて、笑えないコミカルな演出っていうのも気色悪い。ゴルゴにしか見えない3号機関のリーダーが荒巻課長と話しているときに、お茶を飲むときの動きが微妙だった。なぜシリアスな場面にあんなコミカルな動きをつけるのか理解できない。ここらへんも、ぬる~い感じを漂わせる原因のひとつでしょ。結局、何がやりたいのかわからないし、脚本や演出のいろんな方法をちゃんぽんにして、あれもこれも鍋に放り込んでいる感じがする。ただ視聴者のウケを狙っているにしては賢くないし、センスがないと思うwよっぽど割り切って『美少女変身契約者スオウ』とかでギャグっぽくやったほうがいい。黒の契約者の世界観でやるようなことじゃないと思うんだ、やっぱり「羊頭狗肉」の責めを免れることはできないんだろうなぁ。

■破綻する合理性

 もう細かいことは言いません。今回も合理性とやらに破綻が見られました。蘇芳が無駄に印象に残る情報屋をガラスで傷付けていましたけど、あれって合理性じゃなくって残虐性や無感情性でしょ?合理的に考えれば殺してしまうか、あるいは動けないように傷付けることが大事なんだから、あんなに無駄にガラスを投げることはないと思う。そもそも、人殺しを躊躇うような蘇芳が無心にガラスを投げる姿勢を見せたことには、何か矛盾を感じなくもない。それとも、契約者としての度合いが高まってきたっていうこと?そもそも「合理性」っていう設定が揺らぎのあるものだから、その上にどんな表現を積み重ねようとも砂上の楼閣にしかならない。
 蘇芳はドールにも心が残っているって言うけれど、それも前回のシーズンで黒と銀の関係でやったこと。敢えて繰り返す必要はないと思う。むしろ、前回よりも表現性が劣るだけに、何も訴えかけるところが見られない。。

■今後の展開?

「イザナギの父親がすでにこの地にいるという情報の真偽は?」

 荒巻課長はこんなこと言ってました。ここで大事なのは「すでに」っていうこと。ということは、荒巻課長は予測していたっていうことでしょうか。死んでいると思っていたならば、「すでに」なんていう言葉は使いません。何かここにもつながりを感じます。それに「月の出ぬうちに…」なんて言っていたけど、月と言えばツクヨミ。なんだろう。。考えたって意味ないか…w
 ゴキブリ少女ターニャが来日したし、ようやく紫苑が動き出しそうです。二人の母親っていう伏線もどう展開させることやら。佳境に入りつつあるんだろうけど、ぜんぜん期待が高まらないwっていうか、ロシアみたいな寒い地域にゴキブリって生息できないんじゃなかったけ?



 1クールで終わりのようだけど、ここまで風呂敷を広げちゃったら伏線も回収できないでしょw反応を見ながら次のクールへバトンタッチって感じなのかな?今回の路線で行くんだったら期待することはないんだけどね…。。。どうして前回シーズンとこれほどまで路線を違えてしまったんだろうか、残念無念また来週~☆

テーマ:DARKER THAN BLACK 流星の双子 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/11/20(金) 04:42:03|
  2. DARKER THAN BLACK-流星の双子-
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