土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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「文化庁メディア芸術祭2009」受賞作品発表の感想。

早くも年が暮れようとする中、恒例の「文化庁メディア芸術祭2009」の受賞作品が発表されました☆このころになると年末だなぁと実感が湧いてきますwまだ審査員による贈賞理由や講評が発表されないので速報段階ではありますが、とりあえず受賞作品の名前だけ見て簡単に所感をまとめておきます。ってかさ、ぶっちゃけて今年は「該当なし」で良かったと思うww

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 第一印象、チェコアニメと『東京マグニチュード8.0』が同列に並んでいることに違和感ありまくりですwwこれって同じ土俵で評価するには無理があるように思うなぁ。チェコアニメに失礼だ!とは言わないけれど、、同じジャンルで括っていい作品なのかどうかっていう段階から議論があっていいと思う。そもそも、アニメーションとしてコマ送りによって動画に仕立てるという手法で共通はするけれども、かと言ってセルやデジタル処理を取り入れているものと同列かと言えば違うようにも思う。そんなこと言い始めたらもっともっとジャンルを細分化しなきゃいけなくなっちゃうんだけどねwまぁ、そんな中でもチェコアニメのようなものは一つのジャンルとして独立していいとは思う。っていうか、マグニチュードが入賞することからして驚きでした。。あんなの対象外でしょ?wアクの少ない作品が選ばれる傾向を過去の受賞作品から感じるけど、マグニチュードはアクもなければ実もない。本当に「該当なし」の制度はないんだろうか…w

■「該当なし」のないメディア芸術祭

 基本的に2009年の日本国内における長編のTV放映・劇場版・OVAのアニメ作品は不作だったと思います。成り切れない作品が多かった。気が行き届いていないというか、もう一歩踏み込んだ作品があればよかった。。それぞれ何か見るべきところがあるだろうから入賞や推薦を受けるんだろうけど、満票を得るほどの完成度を誇るには至らないようなものばかりというのが印象です。だからこそ、「該当なし」を選択するっていう方法もあったと思う。ただ、歴代の受賞の経緯を見ていると「該当なし」っていうのは見当たらない…wきっと制度としてないんだろうなぁ。。
 どうも「該当なし」っていう制度がないことが「文化庁メディア芸術祭」の「穴」というか「ミソ」というか「欠点」というか「狙い」というか…、大きな特徴を表しているように思う。本来なら厳然たる基準が絶対評価のようにあって、その理想の基準に達する作品がなければ「該当なし」で発表するべきだと思う。それは歴代の受賞作と比較を行い、「文化庁メディア芸術祭」における「受賞作品」というひとつのステータスを与えることに意義付けなり権威付けを行うことで、その作品の質なり内容を保証して顕彰することを目的にした場合の話。もしも、この「該当なし」制度がない場合には、要は満足するような作品がなくても賞の枠に無理やりにでも作品を宛がわなきゃいけない場合には、どうしても相対評価になってしまう。ってことは、その年ごとに評価基準はズレズレになって、「受賞作」っていうのが純然たるステータスとして機能しないってことになっちゃいます。第一、審査員も基本的には固定してないからよっぽど基準は安定しない。
 畢竟、この「文化庁メディア芸術祭」の受賞作っていうのはマスコミのような大衆向けの広告塔にはなりさえすれども、作品そのものを評価したような賞として受け止めるには問題があるっていうことになります。そもそも文化芸術の分野に限っては相対評価なんてナンセンスだしwwこの賞の結果はかる~く受け止めたほうがいいんじゃないのかなwまぁ、受賞してきた作品(長編のみ)を見ても、多くは大衆向けの作品が並んでいるし、入賞するような作品っていうのは「良い子」のためのものであって、映像表現として斬新なものを取り入れていたり、内容的に旧習を脱するような画期的な作品であったり、そんな作風が好まれるように感じます。あるいは、制作の背景や組織体系や作業のシステムなんかも選考の範囲になるのかな?
 辛く言えば、無難な作品ばかりが受賞作品に並ぶような結果っていうのは賞として意味ないんじゃない?作品の質を保証されるわけじゃないし、単に宣伝の機会が与えられるだけって感じ。そんな宣伝の手段に利用されちゃうようなものって微妙だよねwこれが民間主催のものだったら納得だけど、国がやってるんだから残念。。せっかく国が主導してやるんだから、ここまで大衆に擦り寄ったものにしなくていいのに。。あ、メディア芸術っていうジャンルそのものが大衆的なものだからなのか!!wそれまた残念。。。

■サマーウォーズと東京マグニチュード8.0

 そんな中、長編部門で受賞したのは2つありました。実は両方ともまだ見てないんだな(^_^;)サマーウォーズはDVDガ出たらみようと思っています。なんとなぁくデジタル技術を駆使して、『電脳コイル』や『攻殻機動隊』の内容を新たに焼き直した作品なんだろうなぁと察しがついたので、先送りにしてました。作風は『時をかける少女』を見ていたから想像つくし。敢えて映画館で見ることもないなぁと思っちゃってたのがあだとなったか…。。入賞はわかるけど、まさか大賞になるとはwwこんなことなら見ておいて、ここで批判をびゃ~っと書き連ねたかったww
 そしてマグニチュード。。これは最初の3話くらいまでは見ていました。そして、切った。。だって、表現があまりに稚拙で粗雑だったし、はじめに流れるテロップが気に食わなかった。この作品の定義する「リアリティ」っていうのがまったく理解できなかった。細かい感想はそれぞれ#01#02をご覧ください。そんなこともあり、とにかく優秀賞と聞いて驚いたのなんのw癪だから最後まで見てやる!!wwそして批判を垂れ流してやる。。。サマーウォーズが入選するっていうのは、確かに見るべきところがあるっていうのも理解できる。トレーラーや特報を見た限りではデジタルな映像表現も冴えていたし、内容は良い子でも見られる優等生的なものだと想像がつく。でも、マグニチュードに何の取り柄があったの??稚拙さが少しでも感じられる段階で入選はありえないと思う。そんな作品を入れたってことが不満だなぁ。。意味がわからないなぁ。。。これは贈賞理由を目を凝らしてじっくり見なければならないねww

■審査委員会推薦作品

 大賞・優秀賞・奨励賞に優等生的なアクのない作品が並びやすい感がある一方、審査委員会推薦作品ってのは割と広く選んでいる感じがします。なので、こっちのほうが見るべき作品が多いような気がするなぁw今回の推薦作品は割と納得…、とは言え、小ぶりな感じは否めないけど。まぁ、全体的に短編の勢いのすさまじさに圧倒されます。長編の勢いがなくなった。。もうちょっと元気を出して作品を作らないとね☆w

■入選しないヱヴァ

 なぜか名前の見えない『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。いったい何が?いや、別に内容は感想に書いた通り、映像的に面白くても中身はエヴァらしくない一見さん向きのものだったから落選しても納得の結果ではある。それとも応募していないとか?けど、これほどヒットを記録して知名度もある作品が推薦作品にすら入らないってのは不思議なんだな。それこそ、このメディア芸術祭が大衆向けのものとしての性格を垣間見れる分、よっぽど入ってしかるべきとは思う。なのに、マグニチュードのような作品は入る。。。ちょっと勘繰っちゃうよね。ヱヴァって大手の広告会社が絡んでいないみたいで、、だから劇場公開の前に宣伝もあまりなくって、、、もしかして選考に際して広告会社が一枚噛んでるんじゃ…。。なんてねw単なる妄想ですwwそれにしても、ヱヴァが入らないのは違和感がある。思えば序も入っていなかったのか…。何か背景があるのかな?



 とにかく、この「文化庁メディア芸術祭」はアニメを知るきっかけとしては有用ですので、相変わらずアンテナの一部として機能させています。まずは一刻も早くマグニチュードを見なければww

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/12/09(水) 00:51:48|
  2. アニメ四季報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

コメント

うーん

エヴァが入ったら違和感ありまくりですよーw
  1. 2009/12/20(日) 18:27:47 |
  2. URL |
  3. のい #9enIUaYc
  4. [ 編集 ]

確かに…w

あの作品群にヱヴァが並んでいたら…、絵柄を想像すると変ですよねw
どうもメディア芸術祭アニメ長編部門の方向性や入選作品の傾向が理解できないので困ります(^_^;)テキトーなのかな?っていうか、なぜ東京マグn(ry
  1. 2009/12/21(月) 01:41:18 |
  2. URL |
  3. 土星蜥蜴 #-
  4. [ 編集 ]

私も東京マグニチュードは優秀賞足り得ないと思います。
ただ単に題材によって選ばれてしまった気がします。

ヱヴァ破に関しては、広告代理店云々は関係ないと思います。
単に応募してないだけなんじゃないでしょうか。審査委員に幾原さんと樋口さんがいますし、1997年にエヴァは1度優秀賞に選ばれています。
それか新劇場版シリーズが完結するまで評価を保留しているか。
  1. 2009/12/30(水) 02:33:22 |
  2. URL |
  3. あか #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

実際に東京マグニチュードを通して見ましたが、やはり優秀賞は過分な評価だと思いました。演出・作画などなどにおいて、どうしてもボロが目に付いてしまう…。「題材によって選ばれた」という指摘通りなのかもしれません。確かに、首都圏大地震に取材してドキュメンタリーちっくに描くという方向性そのものは斬新でもありました。

ヱヴァ破云々はメディア芸術祭に対する単なる皮肉ですw審査委員の幾原さんと樋口さんがヱヴァ関係者だとは気付きませんでした。教えて頂き、ありがとうございます!ただ、幾原さんがヱヴァとどのように関わっているのかは調べることができていません…、スタッフには名前が見えませんので、庵野さんとの交友関係ということでしょうか?教えてくださると助かります。
  1. 2009/12/30(水) 22:32:50 |
  2. URL |
  3. 土星蜥蜴 #-
  4. [ 編集 ]

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