土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『BLACK LAGOON』#04「Die Ruckkehr des Adlers」の感想。

「おぃ、機材チェックは全部済んだのかよ!いつまでもボヤいてっと、ボンベなしで海の中、叩き込むぞ!!」
「う~ん、だいたいのところは。」
「浮力ベストは?ゲージの動作確認は?溺れやがったら、ナチの野郎どもと一緒の棺桶に置いてくっからな!」
「そんなに喧々言うなよ。大丈夫だってば。
「死なれっと、あたいが迷惑なんだよっ!!口ごたえすんな、ばぁーか!!」
『BLACK LAGOON』#04「Die Ruckkehr des Adlers」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 物語の序盤も終え、サルベージ編に突入です。今回はそんなに動きはなかったかな?サルベージ編の前提になるような設定を散らせた感じだから、これと言ってコメントするようなこともなかったような…。ただ、サルベージ編とは言っても、実際のところはレヴィの生い立ちをロックと対照させながら提示して、キャラ付けをはっきりさせようという部分にあるんだと思う。ってことで、簡単にそこらへんを…。

■レヴィのキャラ付けへの導入

 前回まではラグーン商会の面々を紹介しながら、その稼業がどんなものなのか実戦を交えながら示した感じでした。そして、今回からはレヴィに焦点を当てながら物語を進めていくってところかな。#04で話題の提示と前提となる設定の展開⇒#05でレヴィの価値観をロックと対照させながら提示⇒#06ではレヴィが「ブゥ、ブゥ、ブゥ」と卑屈になりながら殺しまくる場面⇒#07でロックとケンカした後にタバコキスwこんな流れかな?
 狙いはレヴィの生い立ちを語らせることで、ロックに象徴されるような一般的な日本人からは想像し難い世界と生き方を対象化させることにあるんだと思う。#03のときからロック側の生き方を「暢気」とレヴィは称していたし、ここに来てロックとの生き方の違いを明確に打ち出す必要があったのかも。。これが後には、レヴィが自らの生い立ちをロックと比べた上で、負い目に思うような展開も見せるから、布石としては重要な話ではある。だけど、ちょっと冗長な感じはするよねw
 まぁ、レヴィの過去についての考察を今やってしまうと、次回のネタがなくなっちゃうので譲るとして、なぜレヴィの過去話が必要なのかっていうことを考えてみましょう。ひとつはロックと対象させるためっていうのがあるし、それは日本人がレヴィ側の生き方に疎いこともあるんだと思う。いや、現実の話は別として、レヴィっていうのは日常を生きる日本人側の人間が想像して生み出したような「あっち」の人間だから、実際は異なるんだと思う。ただし、大事なのは日本での日常を対象化させるために、レヴィのようなキャラクターが必要だったっていうこと。レヴィを宛がうことによって、逆にこちら側を対象化させるような客観的な視座を得ることができるからね。。だから、虚構とは言え、レヴィのような「あっち」の世界で生きてきた人間の具体的な過去の話が必要になったと思われる。そして、そんな彼女の生い立ちがロックとの出会いを通じて負い目となり、だんだんと彼女が影を抱えるようになっていく。そんなロックとの二項対立的な位置にレヴィを配し、互いに対象化させつつ物語を進めようってことなんだろうね。確かに、二人が同じ出来事を共有しながらも、互いに違った見解を持ちながら話が進むっていうのは面白い設定でもある。
 そういえば、『CANNAN』に出てきたカナンってレヴィとかなり重なるんですよねwでも、なぜかカナンの過去設定は軽いように感じてしまうwwカナンって何も影を感じさせないっていうか、設定にも矛盾や気の行き届いていない部分があって未成熟な感じが強かったからかな。。レヴィはと言えば、あまり多くは語られないけど、語られない部分で彼女の様々な物語があるんだろうなぁっていうキャラクターの奥行きが感じられます。。ロックが好きなんだけれども、自分の生い立ちのことを考えながら近づくことができないでいるっていう歯がゆい展開もなかなかいい感じ。きっと、ちょっとしたセリフとか行動の中に、そういった設定がにじみ出てくるんだろうなぁ。。



 ネオナチの人々のミリタリーちっくな設定っていうのは原作者の趣味なのかな?凝ってるけど、逆にギャグになってる。レヴィの過去話が暗いだけに、ネタとして仕込んだってことなんだろうか。。いやぁ、それにしても、コミックの最新刊まで見ていると、レヴィのツンデレっぷりがはっきりと読み取れてニヤニヤしてしまう…ww短いけど、今回はこんなところです。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/01/06(水) 00:01:00|
  2. BLACK LAGOON
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