土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『亡念のザムド』全26話の感想。

「私はただの女なんだ…」
『亡念のザムド』#23「誕生ヒルケン皇帝」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 久しぶりに二度三度と重ねて見たいアニメに出会えました。イシューの大ファンです。イシュー語録作ろうかと画策していますw
 ボンズと言えばエウレカセブンの印象が強いので、最初は冗長にならないかと少し不安に思いながら見ていました。ただ、エウレカはもともと50話やる予定ではなかったので冗長になるのも仕方のないことなのですが、それにしても最終回の落とし所は少し納得がいかなかったように思います。また、「ヴォダラク」という架空の宗教団体をアニメに持ち込みながら、それを生かした形であまり踏み込んだことはしなかった。あるいは、できなかった。基本的な路線は十分に期待のできるものだったのですが、最終回にあたって積み上げてきた路線を十分に踏まえることなく落としてしまった点が残念に思えました。その点、ザムドは最後まで一貫した姿勢で物語を終えることができたと思います。
 一番気に入った話と言えば、#13~#14のフルイチでしょうか。簡単に言えば、ザムドという化け物やヒトガタと呼ばれる兵器になると、強い力を手に入れる一方、妬みや嫉みによって石化する特徴を備えることになるザムド。フルイチはアキユキやハルに対して嫉妬や憎悪を以てあたります。そこで渦巻く黒々としたフルイチの心情の表出が非常によかった。#13の最後のカットでのフルイチの表情は最高だったと思います。
 また、「名付け」の考え方が取り入れられている点にも好感をもてました。アキユキが自我を失った際に、ハルから名前を呼ばれることによって自己の存在を取り戻すことができる場面があります。名前によって現象が縛られる、という考え方は他の作品においても多く取り入れられています。たとえば、『千と千尋の神隠し』では千尋が湯婆婆と契約する際に名前を預け、夢枕獏『陰陽師』でも「呪」というかたちで名前による縛りが登場し、『ゲド戦記』においても「真の名」という形で登場します。いわゆる「言霊信仰」と呼ばれるものもこの一例なのでしょうが、アニメを構成するひとつの要素としてある程度文化的に普遍性のある質の高いものを取り入れたものだと感じました。
 そして何より、イシューが大好きです。声は『千と千尋の神隠し』のリン役だった玉井夕海さんで、いい演技だったと思います。なんだか哀愁が漂いながらも強い女として突っ張ろうとする、ライギョが惚れるのも無理ないなと…wユンボとのケンカも好きでした。

 やっぱり更新しないとカウンターは回らないようですねw明日は『東のエデン』の#03です☆
  1. 2009/04/23(木) 02:03:34|
  2. 亡念のザムド
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