土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『機動戦艦ナデシコ』#04「水色宇宙に『ときめき』」の感想。

「嫌な男どもだといいねぇ。新しいのはさぁ。」
「ん?そうか?」
「嫌なヤツのほうがいいよぉ。戦って死ぬかもしれないようなヤツはさぁ。」
『機動戦艦ナデシコ』#04「水色宇宙に『ときめき』」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 キャラクターも増えて賑やかになり、後半ではドンパチがあり、人が死んで憂鬱になってみたり、メグミとアキトのキスがあったり、盛りだくさんの話でした。最初に掲げたのはホウメイさんのセリフ。ナデシコって、ところどころにこういった奥ゆかしいセリフを差し込んでくるような…。ラーメン屋のおっちゃんもそんなキャラなんだよねw味のある脇役って感じかな?これもナデシコのいいところ。

■人が死ぬアニメ

 ヤマダさん、ご苦労様。ってことで、ヤマダ・ジロウさんが死んじゃいました。本当にあっけないよねwまぁ、後半になったら白鳥九十九として復活するんだけどね…。加えて、サツキミドリ2号の人々も死んじゃいました。次々と人が死んでいくのに、クルーは気にかけないで、アキトとメグミだけが憂鬱になっているような感じ。
 コロニーの絵柄としても、人々がどんどん死ぬっていうのも、『機動戦士ガンダム』からの影響であることは間違いないんだろうねぇ。。ガンダムは人と人の戦いを描いたものであって、その中で人が死ぬことも描いていた。そもそも、ロボットアニメって敵方は明らかな絶対悪であって、倒すことが至上命題のように主人公に与えられる場合があると思う。けど、そこらへんをガンダムでは敵にも言い分があって、そこに生まれる意見の違いから戦いが起こるっていう寸法の筋書きを用意していたんだよね。ここに現実味があるっていうか、ガンダムの画期的なところがあったんじゃないのかなぁ。。そして、それをナデシコが取り入れた感じ。
 だけど、ナデシコは短絡してガンダムの要素を直球で取り入れたりはしなかった。この死ぬ人々っていうのを恋愛要素と絡めたんだよねwアキトとメグミが仲良しになるきっかけとしてヤマダ・ジロウの死とコロニーの爆破を演出したっていう形になると思う。ここらへんは、どちらかと言えば『超時空要塞マクロス』的な感じだったと思う。パイロットとブリッジクルーの恋愛っていう構図は、やっぱりマクロスに由来するんだろうなぁ。。

■絵に描いたようなキャラの差別化

 リョーコとヒカルとイズミのパイロット三人娘が登場しました。それぞれ、髪の毛の色を始めとして、巨乳・メガネ・俺っこなどなど典型的なキャラクターの差別化を見て取れます。これって、おそらく『うる星やつら』からの流れなのかなぁ。。まぁ、前にも書いたように、ナデシコ関連の本では企画段階で「宇宙戦艦ヤマトを舞台に、うる星やつらのキャラクターが暴れまわって、ガンダムも乗り回し、ときにはマジンガーも出てくる」とナデシコのコンセプトを考えていたようだから、あながち『うる星やつら』を想定して受け止めるのは間違ってないとは思うんだけど…。そう考えると、今回の話っていうのは、ナデシコのコンセプトを体現したかのような話だったって感じ。

■キャラクターに付きまとう違和感

 でも、最終回まで見ている身としては、どうしてもキャラクターに違和感を覚えてしまうw前回や前々回からも言っているけど、ルリに最大の違和感あり。今回も語調とかセリフの言い回しに「ルリらしからぬ」と思ってしまうようなものがあったんだよねぇ。。まぁ、それをキャラクターの一貫性のなさと受け止めるか、あるいは、作品内でキャラクターが成長したからこそ前半と後半とで違和感があると考えるのか、、どっちだろ。
 今回出てきたリョーコもキャラクターに違和感があるんだよねw後半ではあそこまで偉そうじゃない気がするし、あんなにクールじゃないでしょww衝撃的だったのが、説明セリフを長々としゃべるイズミw彼女に長いセリフがあったんだと、今さらながら驚いたwwルリも含めて、どうしても前後半でのキャラ設定に揺らぎを感じてしまうのは確か。
 まぁ、ルリについて言えば、後半の流れからして彼女は無感情で人付き合いにも消極的だったという設定が前提になっていると考えられるから、前半でもそう描かれるべきってことになる。なのに、どうしたことか前半のルリって、やさぐれているっていうか、皮肉家っていうか、とても無感情とは思えない。セリフも多めで積極的に皮肉を言うようなところからすれば、人付き合いに消極的とも思えない。こう考えると、キャラの成長によって前後半で違いが出ているとは思えない。やっぱりミスなんだろうか…。リョーコはナデシコでの生活を通して性格なり人との接し方が変化したっていうのは頷けるけど、イズミのセリフが多いっていうのは成長も何もないからねぇ。。

「あいつのためにも、みんなで頑張ろうとか、そういう気持ちないのかよぉ。俺だけ一人でもがいて、一人で苦しんで、一人でどうしようもなくて、もう、訳わかんないよ。」

 一方、アキトについては積極的に前後半における成長の程度を示そうとするような文脈が感じられる。人の死に対して、勝手に一人で悩んでるんだけど、これって完全に子どもの発想でしょ?それで、メグミに頭を撫でられて、「俺、頑張る!」とか言って元気になるwいかにも、短絡的。。劇場版のアキトからしてみれば、まったく考えられないキャラだよねwでも、この点は完全に成長を描いたことによるビフォーアフターだって感じ。
 う~ん、どうなんだろね。。アキトやリョーコは成長変化によるビフォーアフターの不一致と見ていいだろうけど、ルリとイズミは違うんだろうなぁ。。どこまで意識的に設定への配慮が行われたのかってところかな。。今後も関心を払いつつ見ていきますか。

■細やかな設定への配慮

 SFちっくな考證は立派だと思う。サツキミドリ2号の爆破状況ってのは、なかなか良かったんじゃない?まず光情報として爆破映像が来て、それから音情報である通信の断絶があって、最後に衝撃波がナデシコに到達するっていう順序だった。通信にタイムラグが生じていないところからして、おそらく高速通信によって光と音の時差ってのはそれほど多くないんだと思う。そこで、衝撃波が遅れて到達するっていう気配りが良かった。宇宙をガンタンクが航行?している時代から比べれば、その配慮は行き届いている感じがするwそれに、艦内警戒態勢になったら、艦内各所に配置された拳銃を各員が所持するっていう仕組みも考えられているように思う。
 だけど、こういった設定への配慮においても、違和感のある部分がないわけではない。なぜリョーコを艦長自らが迎えに出たの?あれって組織的にはありえないんじゃないのかなぁ。。当然、リョーコは識別コードを忘れているんだから、一応は不審者扱いになるんでしょ?そんな相手を目の前に艦長が無防備な状態で前に出るっていうのは組織的に危険すぎると思うんだけど…。まずはゴート・ホーリーなんかが出て行って、身元が確認できたらっていう順序じゃないの?ここはリョーコとの掛け合いを印象付けるために演出上の理由から艦長を前に出したってことなんだろうか。。

■他の作品との関連

 ゲキ・ガンガーに出てくるマッサカ将軍ってマッカーサーのことだよね?これって『ゲートキーパーズ』にも出てきたような。。記憶が曖昧だなぁ。。いや、ゲートキーパーズのアニメ版ではなくって、ノベライズのほうに出てきたような気がうする…。。ネットで調べても引っかからないってのが不安だw
 あと、アキトが木星蜥蜴を倒した後に、整備班から拍手喝采されてる中、「やんややんや」って言われてるんだよね。これって『学園戦記ムリョウ』でも守機瞬が言ってたんだよね。これは確か!w珍しい表現だから覚えてた。これって佐藤竜雄さんの手によるセリフなのかな?
 デビルエステバリスの発想もロボットアニメの典型なんだろうなぁ。。ヤマダ・ジロウさんが白鳥九十九として復活するような展開とか、味方のロボットと同じ機体と戦う展開とか、よくありそうな話だよねw

★今日のマキ・イズミ★
①「お願いだから、シメないで…。サバじゃないんだからさぁww」
②「目的ポイントの位置、確認!」「豚のカクニ…w」



 早くも予告で「バカばっか」がギャグにwウリバタケ班長もノリノリです。。アオイくんは「いい仕事してますね。」の一言しかセリフがなかったのがウケたwいつもこんな感じだよね(^_^;)あ、今回から「今日のマキ・イズミ」を付録として書いておきます。何度も見ていると、これがツボってくるんだよね…。。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/01/13(水) 00:01:00|
  2. 機動戦艦ナデシコ
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