土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」への投稿。

またまたピッコロ様からお誘いを受けました。前回の9月終了アニメでは189名の方が参加していたようです。この企画は「前期から続いている2クール作品、10月より始まった1クール作品…これら今期終了作品(2009年12月終了)の評価を点数で表してみようじゃないか」という趣旨のようです。前回の企画は189名の方が参加されているということで、いったい集計にどれだけ時間がかかったんだと突っ込むと同時に畏怖の念さえ生まれますw今回もお誘いに甘えて参加いたします。

企画元URL:「ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人」より「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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(目次)
1、評価の観点と方法
2、個々の作品の評価と点数

 夏のあらし!~春夏冬中~
 けんぷファー
 にゃんこい!
 DARKER THAN BLACK -流星の双子-
 生徒会の一存
 聖剣の刀鍛冶

3、ベスト賞について
4、総評
5、前回企画の感想



 見ていたのは候補22作品中、たったの6作品…w計算してみると27.27%でした。ちょっと悲しくなるなぁ。。前回も37作品中10作品だったので、27.02%。これで評価をしようっていうんだから、ちょっと気が引けます(^_^;)今期2010年1月からのアニメは次期を見越して多めに見ておこうかと…、目標は50%と言いたいところだけど実際は35%くらいになりそうwだって、年度末だから総量が多くなってるんだもん。。まぁ、時流をつかむってことで、できるだけ見てみよう。。。
 今回は評価の観点などを先に示してから、簡単に点数を付けていきます。細かい感想などはすでに記事がありますので、そちらのリンクを貼りつつ、寸評だけ付け加えようかとも思います。



1、評価の観点と方法

評価の観点は全部で6つあり、それぞれ5点満点で集計するようです。従って、最高点は30点。その基準は以下の通りです。

★ストーリー・・・脚本、設定も含めて、破綻がないか。テーマ性を貫けていたか。そしてオチがしっかりしていたか等。
★キャラクター性・・・キャラクターの魅力。キャラクターと声優の声のイメージが合っているか等。
★画・・・キャラクターデザインに忠実か。作画の破綻、崩壊がないか。よく動いてるか等。
★演出・・・声優の演技。盛り上がりを作れているか。BGMや挿入歌が効果的に使われているか。カメラワークや構図の工夫。各話の引き等。
★音楽・・・OP・EDが作品の雰囲気に合っているか。BGMや挿入歌の評価等。
★総合的な評価・・・この作品を面白いと思ったか、また満足度。他人に薦められる作品か等。

5点:とても良い
4点:良い
3点:普通(及第点)
2点:惜しい。何かが足りないレベル
1点:悪い
0点:かなり悪い

 相変わらず、作画についてはわかりません。。ので、単なる印象で気軽に点数を付けてみますwwちなみに、上述の基準に加えて独自の評価基準を設けています。すなわち、「今まで見たことのあるアニメ」と比べた上での点数となっていますので、あしからず。決して今期だけのアニメを対象にして、相対的に判断しているわけではありません。まぁ、いわゆる絶対評価に近いのかな?(今までに見たことのあるアニメは「ひとことアニメ便覧」を参照のこと。)従って、今期だけでなく少し広い範囲の中での評価となりますので、点数は全体的に低めになってます。厳しく付けてますwたぶん、こんな点数を出してる人はいないんだろうなぁwそれでは、張り切って行ってみましょう☆



2、個々の作品の評価と点数

■夏のあらし!~春夏冬中~(⇒感想)=総得点:18点
ストーリー★★★
キャラクター性★★★
画★★★
演出★★★★
音楽★★
総合的な評価★★★

 演出はさすがだなぁと思った。水着回から入るというツカミのよさに加え、潤視点によってハジメとアラシの恋模様が客観的に描けていたっていうのも仕組みとして上手かった。シリアスな部分はしっかりと描き、一方ではエンターテイメント性も兼ね備えるという両刀遣いは、なかなか他の追随を許さないところ。特に#09「淋しい熱帯魚」のラストの余韻は良かった。でも、量子論的な時空間転移の解釈には納得のできない部分が残ったかなぁ。。伝統的なタイムパラドックスなんかを描くのであれば、むしろ量子論は持ち出さないほうがいいと思うんだけど。

■けんぷファー(⇒感想)=総得点:10点
ストーリー★
キャラクター性★★
画★★
演出★★
音楽★★
総合的な評価★

 なぜ異性化アニメが出てきたのか、どうしてストーリーに文脈のなり作品が登場するようになったのか、そういった視点からの材料としてはいいかもしれない。作品としては微妙かなぁ…。アニメ量産化態勢もここまで来たかって感じ。細かい世界観の設定など説明することなく、ストーリーだってお約束の展開を並べただけで場面のつながりといった文脈すら与えられていなかった。ラノベと同様にキャラクターやシナリオの記号化が進んでいるみたい。シチュエーションだけ楽しければいいもんね?wいや、それも演出として狙ってやっているんだろうけど、評価はできないかな。。

■にゃんこい!(⇒感想)=総得点:15点
ストーリー★★
キャラクター性★★★
画★★
演出★★★
音楽★★★
総合的な評価★★

 キャラクターの縮小再生産・整理再統合に成功した作品。ギャグやパロディーも織り交ぜつつ、テンポよく展開が進んだことが好印象でした。だけど、途中から猫の存在理由が薄くなってきた…w猫の呪いっていう設定も無理があったのかな?どうやら2期があるんじゃないかとも思われるけど、どうなんだろw声優さんたちがアイキャッチで遊んでいたのが面白かったw

■DARKER THAN BLACK -流星の双子-(⇒感想)=総得点:11点
ストーリー★
キャラクター性★★
画★★★
演出★★
音楽★★
総合的な評価★

 期待していただけに…、期待していただけに…、期待していただけに…。部分的には秀でた表現も見られたけど、全体的には手垢の付いたあてつけがましい表現に満ち満ちていて堕した感じ。トリッキーな筋書きを用意するのはいいけれど、それに終始してしまったのも残念。しかも、回収されていない伏線は数知れず…。いや、回収されないのも物語が広がっていいけれど、せめて矛盾や蛇足は排除してほしかった。単なるDVDの販促だったのかな?wこれが対価というものか。。と、揶揄してみたりする。。DTBの良さってのは、登場人物の丁寧な内面描写や、端々に表れ出る奥ゆかしい物語の広がりにあるんじゃなかったの?アニメオリジナル作品よ、もっと頑張れ!!企画が通らないのはわかるけど、かと言って、どうしようもない作品を出したって仕方がないじゃないか。。

■生徒会の一存(⇒感想)=総得点:12点
ストーリー★
キャラクター性★★★
画★★
演出★★
音楽★★
総合的な評価★★

 初回の「涼宮ハルヒの…って書いておけば、みんな見てくれるよ。」は衝撃的だった。これがホンネであり真実ってやつだよねwでも、それを目標に作品が作られちゃうっていうのが悲しい。。この作品もキャラクターの再生産を行いつつ、ストーリーまでも記号化しながらパロディーで全体をまとめた感じ。毎回のラストに仕組まれたシリアス展開の文脈のなさは、昨今のシチュエーションだけを楽しむ「軽み」の象徴的な手法でもあった。

■聖剣の刀鍛冶(⇒感想)=総得点:9点
ストーリー★
キャラクター性★★
画★★
演出★
音楽★★
総合的な評価★

 これも何がしたいのかわからない作品だった。「女の子に刀を持たせれば、みんな見てくれるよ…。」って感じ?wファンタジーにも成り切れず、キャラクターアニメにも成り切れず、もちろん真面目な作品でもなく…。初回は作画もよくって惹かれた部分があったけど、後半まで維持されなかったというか、ぱっとした場面もなかった。この作品に取り柄ってあるの?とか言ってみるw



3、ベスト賞について

■ベストキャラクター賞:該当なし

 目に付くキャラクターはいないかったかなぁ。。『夏のあらし!~春夏冬中~』からハジメやアラシを、とも思ったんだけど、それほどでもないし…。他の作品にしても、キャラクターの縮小再生産だから別にオリジナリティーないんだよね。。そう考えてみると、『CANNAN』のリャン・チー様って偉大だったんですねw

■ベストOP・ED賞:該当なし

 こっちも目に付くものはなかった。

■ベスト声優賞・男性:該当なし

 こっちも目に付くものはなかった。ヒド…ww

■ベスト声優賞・女性:白石涼子(『夏のあらし!~春夏冬中~』より、嵐山小夜子役)

 アラシ役ということで。ハジメに対する思いを繊細に表現していたところが良かった。ただ、セリフが切なかったというだけなのかもしれない気もするw基本的にはルーティーンな感じの仕事だったよね。。本当はこれも「該当なし」にしようかと思ったけど、さすがに…w

4、総評

 基本的に量産型アニメが多かったなぁ。今までのアニメ作品の中でも、成功している部分を取り集めてパッチワークにした感じ。焼き直しとも言う?オリジナリティーがないんだよね。。「こうすればウケるんでしょ?」っていう狙いが見え見えで、表現者としての主体性が感じられなかった。
 確かに、従来の売り上げの高い作品を模倣するようなものを作ろうとすれば、それだけ企画も通りやすいんだと思う。というか、そうでもしないと企画が通らないんじゃないのかな?だって、オリジナルで何らビジネス的に根拠を持てない作品を出そうってのは勇気のいる話だもんね。結果、既存の作品を解体して、それを継ぎ接ぎしたような作品が横行するような現状になっているんだと思う。シチュエーションだけ変えてあげれば、それだけで騙されて新鮮味を感じちゃうもんね?wキャラクターだって面の皮は変わっていても、中身は一緒じゃないか…。オリジナリティーが感じられない。
 中でも、『夏のあらし!~春夏冬中~』は前に進もうという気魄が感じられたけど、如何せん、どちらかと言えばエンターテイメント性へと注力しているような作品に仕上がった。『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』もオリジナルアニメとして期待をしていたけれど、蓋を開けてみれば模倣された演出や筋書きのオンパレードだった。『生徒会の一存』や『にゃんこい!』のように割り切った作品ならまだしも、こういった前線に立つような作品でさえ病的に模倣を繰り返すっていうのはショックが大きい。
 また、上に挙げなかった作品がそうでなかったかと言えば、むしろ逆なんだろうか。。っていうか、『そらのおとしもの』も『ミラクル☆トレイン』も『真・恋姫†無双』も『乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪』などなども、いわゆる「割り切った作品」の側なんだろうから、もとより期待はしていないわけで…。いや、そのうちから『アスラクライン』と『空中ブランコ』と『獣の奏者エリン』は除外してねwこの三作品はこれからじっくりと視聴してみます。どうやら『空中ブランコ』は評価が高かったようけれど、初回あたりを見た限りでは気に入らなかった。いかにも直木賞って感じの雰囲気だったし、演出も微妙な感じがしちゃって。。『青い文学』にしても、前期の『東京マグニチュード8.0』にしても、何かテーマとして斬新なアプローチをかけているだけのような気がする。別にアニメでやる必要がないっていうか、アニメでやったからこそ新鮮味があるっていうだけというか…。
 どうも最近はビッグなタイトルが出てこないんだよねぇ。。小粒の模造品が量産されている感じ。たとえば、2008年は『RD潜脳調査室』とか『カイバ』とか『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』とか『とらドラ!』とか『亡念のザムド』とか『イヴの時間』とか、何かと前線に立つような目に付く作品が多くあった。あえて『マクロスF』は除くけどw2007年はそれこそ『電脳コイル』に『天元突破グレンラガン』っていうビッグタイトルが並んだし、『神霊狩』や『バッカーノ!』や『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』っていうのもあった。なのに、2009年産にはいまだビッグなものを見出せない。『けいおん!』は確かに京アニ後継作として出たけど、それも量産型部分の多い作品だったし、『東のエデン』も未完ながら小粒に終わりそうな予感大だった。なんら目に入ってこないwっていうか、アニメオリジナル作品の元気がない!!『バスカッシュ!』も「ハズレ」に終わったしね。。四つ星以上を付けられる作品が出てこなかったのが残念でなりません。

5、前回企画の感想

 前回企画とは「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?6」の集計結果のことです。その感想をちょこっと。。ちなみに、前回企画にも「「今期終了アニメ(9月終了作品)の評価をしてみないかい?6」への投稿。」として評価を寄せていますので、そちらもどうぞ。
 平均点が軒並み3.5以上っていうのがスゴイねw自分の付けていた点数の平均は2.0くらいだったよwwまぁ、それは各々の基準が違うんだろうから考えても仕方ないんだけど(^_^;)
 にしても、『青い花』と『宙のまにまに』がトップを飾るっていうのは時代を象徴している感じだなぁ。。こんな状況があるから、オリジナルアニメ作品の企画が通らないんだ!とは言いすぎかな?wだけど、要はスナック感覚で見られる量産型のアニメが好きだっていう傾向を感じます。別に栄養価が高いわけでもバランスの取れた食品でもないのに、ただ刺激的な味だったり中毒的な要素を持っているからといって食べてしまう。手をかけて料理されたわけでもない。そんな作品へと視聴者は動いているのかな?
 特にストーリー部門でこの二つがトップに来るのは納得ができない。なんで…?wそんなに胸を打つような表現があったかなぁ。。ただ常套的なセリフを並べ立てて、お約束的な展開を淡々とやっただけなんだと思うけど。。作家性があるわけでもなし。『宙のまにまに』なんてのは恥も外聞もなくDVDの販促戦略を出していたじゃないか!wそれが悪いわけじゃないけれど、制作側が作品を出す目的の第一が商売に傾いている以上は、作品としての質を追い求めて作られたわけではないと思う。斬新さや表現性に特徴がないっていうのは確かだしね。。そういった作品に対して、作品としての高い評価を与えるっていうのは、どうなんだろうなぁ。。ちょっと首を傾げてしまう。
 何より一番のショックは『バスカッシュ!』が一切触れられなかったことかなぁ。。確かに評価が低くなるのはいいけれど、取り上げられないっていうのは不味い。だって、数少ないアニメオリジナルの二期作品だよ?温かく見守ってあげようじゃないかwこういった作品が埋もれてしまうのは、自然だろうけど悲しいことではある。
 ちょっと、前回の集計結果を見ていて泣きそうになりましたw上位に上がっていた作品の中で、これから何年にも亘って繰り返し見られる作品ってどれだけあるんだろうか。。そんなボヤきを吐きつつ、今回も企画に参加してみますwどうか、以上のような視点もあるんだよっていうことを知ってもらえますように。ささやかな反抗の気持ちを込めて。



以上、「今期終了アニメ(12月終了作品)の評価をしてみないかい?7」企画への投稿でした☆



追伸 ピッコロ様へ
長々となり申し訳ありません。点数やベスト賞については目立つように■印で付けましたので、ひとつ目印にしてください。結果の集計が大変かとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。アニメの視聴動向として興味深く拝見しております。この度は本当にありがとうございました。末筆ながら感謝を申し上げます。どうぞご自愛くださいませ。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/01/14(木) 00:01:00|
  2. アニメ四季報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

コメント

こんばんは、ピッコロでございます、いつもお世話になっております。

お忙しい中、今回は当ブログの企画に参加して頂きありがとうございます。集計に加えさせていただきました。

なお、今回の企画の中間集計結果の発表については、本日夜11時から放送ののネットラジオで行う予定でございます、よろしければ聞いてくださいませ。

それでは、どうか今後とも末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
  1. 2010/01/27(水) 19:46:27 |
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  3. ピッコロ #-
  4. [ 編集 ]

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