土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

『電脳コイル』#04「大黒市 黒客クラブ」

「当ててあげようか。あなた、前の学校で何かトラブルを起こしたんじゃない?イジメ?」
「な…、なに言ってるの?」
「図星のようね。イジメてたか、イジメられてたか…。それがバレないように、演技してたんでしょ?この町では心機一転、上手いことデビューしようって?他は騙せても、私の目はごまかせないわ。大丈夫、あなたの秘密は誰にも言わないわ。」
『電脳コイル』#04「大黒市 黒客クラブ」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。





 電脳コイルの中でも数少ないアクション回ですw相変わらず本編を進めるというよりも、電脳コイルの世界観を具体的な話を展開しながら説明している感じです。でも、その説明が説明っぽい匂いをさせないまま展開されるからスゴい!ミチコさんやらイマーゴやら後半の伏線を張りつつも、まだまだメガネ機能に慣れない視聴者を思ってか設定をわかりやすく提示することに努めているようです。ちょっとしたセリフなんかにキャラクターの「らしさ」が出てくるところも脚本演出の素晴らしいところだけど、それに伴って作画もよく描けていて文句なし。子どもたちの遊び心がよくよく表れていて、楽しい回って感じ。

■小学校高学年の男女

「あの、なんか、昨日は驚いたけど…、私、あなたと仲良くしたいと思ってるの。同時に引っ越してくるなんて、偶然とは思えないし。お友達になりましょ?」
「私はあんたたちみたいに、気安く群れる生き物が好きじゃないの。」
「私だって、私だって気安く群れてなんかいないわ。誰だって、嫌われるのは怖いわ。でも、それで他の人にキツくあたっても、友達はできないわ。」
「私が?キツくあたりたがっているのは、あの男子でしょ?」
「でも…。」
「当ててあげようか。あなた、前の学校で何かトラブルを起こしたんじゃない?イジメ?」
「な…、なに言ってるの?」
「図星のようね。イジメてたか、イジメられてたか…。それがバレないように、演技してたんでしょ?この町では心機一転、上手いことデビューしようって?他は騙せても、私の目はごまかせないわ。大丈夫、あなたの秘密は誰にも言わないわ。」

 電脳コイルの底流にあるのはイジメ問題なんだろうなぁ。。それほど積極的に描かれているようには思えないので、むしろ企画を通すための方便だったようにも思えるけどwイサコにハッキングを仕掛けたり、机をひっくり返したり、給食のシチューをこぼしたり、電脳イジメから原始的ないたずらまで多岐に亘ってダイチたちはちょっかいを出す。そうかと思えば、イサコがヤサコの過去について言い当てたりと、まぁ今回の話にはイジメってのが割りと表面だって出てきていた。

「いつもこれだ。何もしてなくても、あっちから手を出してくる。」

 イサコ自身も過去にイジメられてた経験があるみたいだった。そんな経験があったからヤサコのことを言い当てることができたのかな?にしても、女の子って大人びて描かれている一方、男の子は子どもっぽく幼稚に描かれてるよねwまぁ、実際の小学校高学年ってこんな感じだとは思う。フミエやヤサコがイサコと火花を散らしているところに、ダイチが何の気もなしに割り込んでくるっていうところが、男女の成熟の度合いの違いがよく出ていた。ここらへんの設定も、よく観察されていてリアルな感じでもある。「ホント、世知辛いやつよね、ダイチって。」なんてイジメを傍観しているセリフが出てきているのも面白かった。思春期手前の男女の温度差みたいなものが滑稽かつリアルに捉えられているように思う。女の子にちょっかいを出す男の子っていう構図は、いつの時代にも共通することなんだろうねw

■キャラクターの「らしさ」演出

「ハイじゃねぇ、ヘイだ!」

「五番、食うな、死ぬぞ。」

 細かいところでキャラクターの性格を滲み出してくる感じが上手い。ほんのちょっとした仕草だとか、たったの一言だけでキャラクターの性格が伝わってくるっていう気遣いがある。その気遣いの積み重ねがこの作品の世界観の安定をもたらしているんだろうね。。しかも、そういった設定を説明口調でやるのではなくって、具体的なセリフのやり取りや仕草であらわしてくるから憎らしいwしっかりとキャラクターの設定が行われていて、それを表現するための手段としてセリフや仕草が考えられているっていう細やかな気配りが作品世界の奥行きを作り出しているように思う。



 イサコってクールぶっている割りにはダイチたちとの戦いを楽しんでいたよねw戦力を現地調達するとは、やはり一枚上手な技術をイサコは持っていた。そういえば、「追跡くん」の梱包に「人に向けて使ってはいけません」って書いてあったけど、あれって人に向けて使う以外に用途があるの?w直進くんならまだしも、追跡っていうぐらいだから人に向けて使う以外に用途はないでしょww

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/02/03(水) 00:01:00|
  2. 電脳コイル
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lizardofsuturn.blog40.fc2.com/tb.php/220-b4376071
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。