土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』#08「ニア ダーク」の感想。

「この人には、二つの顔がある。弱いものを思いやり憂う顔。そして、冷酷に配下を処刑し、アキラくんと死闘を演じた顔。どちらがこの人の本当の顔なんだろう…。」
『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』#08「ニア ダーク」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 ちょっとミナ姫が可愛すぎる…w「いつも見ているもの。あやつは見ていて飽きぬから…。」っていうセリフが抜群に響いた。。なんだろうね、あの語調といい抑揚の付け方といい、不思議な声を出す人だなぁ。本編はと言えば、テロメアとの戦いも新たな段階を迎えたようで、ナナミ会長を持ち出しての展開みたいです。まさか三枝があっちの人だったなんて…。

■ミナの本質はどこにあるのか

「この人には、二つの顔がある。弱いものを思いやり憂う顔。そして、冷酷に配下を処刑し、アキラくんと死闘を演じた顔。どちらがこの人の本当の顔なんだろう…。」

三枝はこんな認識でいるみたいです。というか、そういう立ち位置を取らせたかったのだろうか。。だけど、この二つの顔って両立するものじゃないの?そもそも、冷徹に政治的な判断を下す動機付けだってバンドを設立することによってヴァンパイアの止まり木を作りたいという願いから来るものだし、根本的な部分でそういった思いやりがあることは確かだと思う。そして、それを成就させるためには冷酷にならなければならない部分が出てくるっていうのも道理だと思うんだけどなぁ。。思いやりがあるから冷酷さも出てくるわけであって、それはどっちが本当なのかっていう話じゃないと思う。
 むしろ、他の意味でミナが二重人格に思えて仕方がない。アキラに対する甘えみたいな恋心っていうのは、どちらかと言えば幼稚な部類に入ると思う。冷酷さから考えれば、アキラとの関係っていうのは絵空事になってしまう。アキラには自分の側にいて欲しいと思いながら、アキラには知らないでいて欲しい部分もある。アキラが政治的な部分に口を出せば、それは国家百年の計も知らないガキの戯言として罵倒するけど、一方ではアキラと仲良くなりたいと思っている。これって無理でしょ?ただ単にアキラには無知なまま自分の側にいて欲しいと思うなら、いっそのこと囲んでしまえばいい。なんだか幼稚で夢みたいな恋愛を描いているようで、その点では微妙に稚拙な感じがする。

「おまえの文章は未熟なりの輝きと優しさに満ちておる。これはの、お前の本質じゃ。学んで得られる資質じゃない。」

「わらわは嘘をついた、アキラからもらったなどと…。どうか許して欲しい。羨ましかったのじゃ。主従宿命、そんな形からの結びつきではなく、アキラとともにいるそなたが…。」

 だけど、政治的な判断を下す場面や三枝との人間関係においては老練なまでの落ち着いた対応をするんだよね。。そりゃぁ、何百年を生きていればこういうセリフも出てくるんだろうけどさ、ずいぶんと三枝に比べて大人な感じがする。それに、三枝についた嘘のことだって、妙に言葉に裏があるようで怖いんだよねw
 ここらへんのギャップが二重人格のように思えてしまう。アキラとの関係においては純粋な恋愛を描こうとミナもあどけない様子でいるんだけど、物語の本筋に当たるテロメアとの戦いやバンドの設立に関する場面になると急に老練な姿を見せるようになる。恋愛と政治の場面とで、都合よくミナの人格が入れ替わっているようにも見えるんだなww
 ま、そういったことを全部ひっくるめて、ミナの手の上で踊らされている気がするwミナはすべてお見通しな上で、すべて自分の思い通りになるように言動を計算しているように思えてしまうww三枝と友達になったことだって、アキラを囮にしたことだって、アキラとの死闘を演じたことだって、首相の孫を誘拐したことだって、すべてが計算の上で成り立っている言動のように思えてしまう。。そんな想像をさせてしまうほど、ミナっていうのはどことなくエキゾチックな感じを漂わせている。とは言え、やっぱり多重人格に思えちゃうなぁww

■お里が知れる部分

 ミナ姫が「お里が知れる」だなんて言ってるけど、これって自虐ネタだったの?wいちおうミナ姫の言葉遣いは古めかしいような雰囲気を出そうと「わらわ」とか「じゃ」とか言ってるけど、別にこれが高貴な身分の人の言葉遣いかと言えば必ずしもそうではないと思う。ただ単に記号的に高貴っぽい雰囲気を出しているだけであって、お里も何もないんだよね。。まぁ、確かに「お初の御目文字」については、なんだか言い切っていないような感じがして気持ち悪かったけど(^_^;)

「やっぱり、姫様の側にいるのはやめよう。いっそ、生徒会を辞めてしまってもいい。アキラくんと姫様が一緒にいるのを見るのは辛いもの…。」

 このセリフは不要でしょw映像表現の部分で語っていたことだし、あえてセリフにして念押しする必要もなかったように思う。わざわざ説明させるっていうのも、なんだか蛇足に思えてしまう。。結局はシャフトのアニメって映像表現よりもセリフ重視なんだなって感じもしちゃうよねwいや、あんな止め絵の転換によって生み出される映像文法の素晴らしいセンスを真似することはできないんだけどさw実際に、シャフトのアニメって音声だけ聞いてても別にそれほど問題はないんだよね。。映像は映像でまったく追加的な情報を出すだけで、映像単独で何かしら重要な表現をやるっていうことがないように感じる。ただ、『刀語』なんかと比べてしまうと、やっぱりシャフト×新房さんのやってることはスゴイなぁと思うんだよね。。あのテンポ感とか場面の見せ方っていうのは不思議と心地いいものがあると思う。これもアニメの量産化を考えたり、ひとつの表現方法として見たり、それはそれで見方はあると思う。なんだけどねぇ、王道って感じじゃないよね(^_^;)



 ミナ姫の言っていた「上書き」ってなんだったんだろう…。これによって主従関係が変わるらしいけど、どういう儀式が必要になるのかな?っていうか、もうテロメアだの政治だのは必要ないから、ミナ姫だけにしゃべらせておいて欲しいw

テーマ:ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/04(木) 17:00:00|
  2. ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド
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