土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『デュラララ!!』#10「空前絶後」の感想。

「普通のことが嫌だった。人とは違う生き方がしてみたかった。たったそれだけのことが、こんなに大勢の人たちの運命に関わってくるなんて…。」
『デュラララ!!』#10「空前絶後」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 上手いことまとめてくるね~w物語がひとつにつながっていく感じって、妙な高揚感がありますよね。。マジ、パネぇっすよ。にしても、最後はミカドの人格変わりすぎでしょwwなんだか黒かったよ。。ずぅっと初回から引きずってきた、ミカドの「人とは違う生き方」っていうのが、ここにきて明るみに出たって感じ。要は、何か事件に「巻き込まれたかった」という、某7時代の蝶ネクタイをした頭脳が大人な少年が出てくるアニメの主人公が持っている稀有な能力が欲しかったということなんだろうか…。ミカドって、今までごくごく一般人として描かれてきたけど、だからこそ、主人公スキルみたいな非日常に憧れを持っていたという設定が生きるんだろうね。そして、実際に巻き込まれちゃうわけだwまさか、ダラーズに関わっていたとは…。

■ミカドがフィクサーになった瞬間

「今思っても不思議だけど、でも、何だかそれは、不思議じゃないような気もして…。とにかく、それは、僕の人生が変わってしまうようなことで、実は、何一つ変わっていないような…。とてもとても奇妙で、けれど、どこにでもある経験をした。この、池袋の街で。」
『デュラララ!!』#01「開口一番」より

 思えば、ミカドは初回のときから非日常空間としての池袋にワクワクしてたよね…wそれっていうのも、日常の生活に飽きていたというか、何か刺激的な体験に憧れていたというのか、彼は初めてネズミーランドに来たときの子どもみたいなはしゃぎっぷりで池袋を歩いていたように思う。

「普通のことが嫌いだった…。人とは違う生き方がしてみたかった…。そんな気持ちから、彼女を匿ってしまったのかも。」

 そんな非日常への憧れがあって、何か事件とか不思議な出来事に手を出したくなったんだろうね。。普通に考えたら、血迷ったとしか思えないでしょw明らかに何かヤバイ事件に絡んでそうなわけだから、日常的な普通の判断で言ったら絶対に手を出さないような場面だったと思う。そこんところ、ミカドは自分から何かの出来事を求めていたんだろうね。

「自分でも、そんなことが聞けるなんて、思ってもいなかった。でも、もうずっと以前から、こんなふうな瞬間が来るのを、待っていたような気がした。そのときの気持ちをなんて言えばいいのか、今もわからない。僕は胸の中でただ、やっぱり、やっぱりと繰り返していた。」

 そして、その瞬間が来たわけだwまさしく「やっぱり不思議な出来事はあったんだ!」っていう瞬間だったろうね(^_^;)セルティっていう首なしの存在が実際にいたわけだし、その首が張間セルティのものとわかって、さらに自分が事件の中心にいるって気付いたときだったんだと思う。そして、イザヤから矢霧製薬の話を聞いた途端に、今までの情報がすべて頭の中でつながって、マウスが火を噴き、事態の打開のために動き出していた。

「普通のことは嫌だった。人とは違う生き方をしてみたかった。だから、僕は…。」
「お願いです、少しの間、私に協力してください。駒は、私の手のうちにあります。」

 フィクサーのなった瞬間だよね。物事を動かそうと裏で糸を引くような立場にミカドが着いたって瞬間だった。あのパソコンのログイン画面はドタチンがダラーズにログインするときのものと一緒だったから、やっぱり彼もダラーズなんだろうね。そして、彼をイザヤはずっと前からマークしていた。ミカドは#03「跳梁跋扈」のときにイザヤがわざわざ会いに来るほどの人物なわけだから、ダラーズの中でもかなり重要なポジションにいる可能性が高い。今まで、ダラーズがなんなのか紀田に聞いたりしていたくせに、とんだタヌキだよねww
 フィクサーと言えば、『BLACK LAGOON』のロックもそうだった。いや、まだアニメ化されていないコミックの話でのことなんだけどね(^_^;)いろいろと駒をそろえて、自分の思うとおりに事を運ぼうとするような立場にいるってこと。あるいは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でもラストのほうでそんな感じの場面があった。タイム・ターナーを使って、なんとかシリウスを脱出させようとするハリーたちの立場も同じようなものだった。ああいう場面って、それまでのストーリーがすべてつながっていく感じがして、一種の爽快感というか高揚感があるんだよねぇ。。ドラマ『TRICK』で言うところの「するっとまるっとお見通し」って言う瞬間だよねw

■イザヤに投影される観察者

「正直、疑い半分だったんだが。…大当たりだ!」

 この疑いってのが#03「跳梁跋扈」につながるんだろうね。イザヤは何かの疑いを持っていたからこそ、ミカドに会いに来た。しかも、ダラーズのメンバーは他にもたくさんいる中で、なぜミカドに会いに来たのかっていうのが問題になる。ってことは、やっぱりミカドってダラーズの中心的な存在になるんだろうなぁって思う。いや、ダラーズに中心っていう概念はないんだろうから、発起人とか創始者とかってことなのかなぁ。。

「俺が女の子を殴る趣味がないからって…、なんて殊勝なんだろう。彼女にしたいけど、ゴメン、君、タイプじゃないからぁ。帰れ~!」

 なんだか前回から生き生きとしてるよねwもう楽しくって仕方ないって感じ。「人、ラブ!」とかって叫んでいた前回からのテンションを引き継いでいるみたいだった。
 ここまで来て思うのは、イザヤって観察者的なポジションにいるよなぁってこと。『バッカーノ』で言えば、あの悪魔と同じポジション。人間の生態に興味を持って観察するところとか、人間相互の作用が織り成すドラマを見るのが好きっていうのか、ある種、超越した場所から俯瞰して物語全体を眺めるような視点を持ったキャラクターだと思う。

「あるのはただ、人と人がつながり作用しあい影響し、拡散していく生のありようだけなのだ。物語に終わりなどあってはならないのだよ、キぃャぁロぉルぅ。」
『バッカーノ!』#16「物語に終わりがあってはならないことをキャロルは悟った」より

 そもそも、この「人と人がつながり作用しあい影響し、拡散していく生のありよう」ってのが、イザヤの言っていた生態の観察っていうのと重なるんだよね。。それに、これって成田さん自身のことを言っているように思えて仕方がない。。引用元のこのセリフだって、副社長がメタっぽく語っている場面だし、イザヤの俯瞰で物事を見ているような視点と言い、どことなく神視点での観察を行っているように見えるんだよねぇ。。しかも、小説の場合はその視点を持ち得るのは筆者ってことになる。そう考えると、どうしてもイザヤの背景に成田さんの存在を感じてしまうんだなw

■ネタの数々

「ほほぅ~。つまり、道の角でぶつかった美女がバイクに乗った悪党に追われていて、しかも記憶を失っており、俺が駆け付けた段階では疲れて眠っている。そんな、いろいろな意味でドリーマーな夢物語を俺に信じろと?」
「事実なんだから、仕方ないよぉ。」
「これで時間が朝の遅刻ギリギリタイムならベター、だったんだがなぁ…。あと、その女が転校生ならマーヴェラス!その上、どっかの王女で、実はお前の幼馴染ならパーフェクトだぁ!!あっ、今の、ベタとベター掛けてるの気付いた!?」
「それをわざわざ人に言うのが一番寒いと思う…。」

 今回もネタが多かったなぁww担当の脚本が誰なのかと思えば、あの伝説のカズターノ事件を描いた#06「東奔西走」を担当した太田さんでした。やっぱり…w園原がミカドをストーカーしていると勝手な妄想をしていたときのベタな感じとか、ミカドを指差す携帯踏まれ女の指を避けるミカドの動きとか、昼休みに屋上って言えばスモーキングだとか、紀田の話していた内容とか、すべてが演出と一体になってベタかつネタな展開になっていた。
 紀田の言っている「遅刻ギリギリタイム」っていうのは、よくあるパターンだよねw遅刻しそうで急いでいるときに、街の交差点とか曲がり角で女の子とぶつかるっていうパターン。そして、その女の子が実は転校生で、学校について教室に入ったら女の子が先生と一緒に連れ立って同じ教室に入って「あ、今朝の…!」とかおたがいに言うパターン。さらに、よくよく名前を聞いてみると、どこかで聞いた名前で、「あ、もしかして、隣に住んでいた○○ちゃん!?」とかってなって、じゃぁ座席も近くにってなるパターン。でも、王女って何?wそんなのあったっけ…。王女と幼馴染なのに普通の学校に通っているなんていう設定は筋が通るんだろうか…。わからん!っていうかさ、このベタなパターンっていうのも、ベタだっていうのは感覚的にわかるんだけど、具体的な作品名が思い出せない…w元ネタなんだろう。。気になるけど、これもまたシナプスがつながらないのだよ…。
 細かいけれども、園原の制服の描き方がねぇ…wいつから委員長って巨乳にメガネって決まったんだろう。。しかも、園原の場合は胸がでかすぎることを表現するために、わざわざボタンからはちきれんばかりに、ブレザーの下にあるワイシャツの白い色身を出してるでしょ。。ボタンは描かないのに、ああいうところは描くんだねw

「やっぱ、俺、この展開はビリビリヒロイン化の兆しだと思うんすよねぇ。」
「いやいやいや、むしろ、ヒロインは姫神で決まりっしょ!」

 それに、例の二人の会話もネタだったwこれはさすがに元ネタもわかったよ。。『とある魔術の禁書目録』ですな。わざわざ御琴のことを通り名の「ビリビリ」って言っているあたりがネタだよねwしかも、姫神をヒロインに推すとは、これまた…wやっぱりインなんとかさんはどうでもいいから、このままビリビリと黒子の掛け合いを中心に物語を進めて欲しいなぁww



 なんだかモノローグと普通のセリフを交互に組み合わせながら会話させていて、びっくりしたよ。。前回もそうだったけど、演出面でもかなり遊んでいるというか工夫しているというか、手を入れてるように感じる。そうそう、うちのエアコンも霧が峰でしたw気付いてびっくりだよwwセルティはいい感じで萌えキャラになってるねぇ。。あそこまで嘘が下手だなんて、ネタにしか思えないwあの動揺っぷりがいいよね。首がないのに不思議だぁ。。次回は疾風怒濤の如くに今までの話がつながっていくんだろうなぁ。。期待が高まります☆

テーマ:デュラララ!! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/12(金) 04:42:44|
  2. デュラララ!!
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