土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden』の感想。

「例の王様になるって申請、取り消すことってできないかなぁ。」
「え?あなたなら素敵な王様になれると思ったのですが…。ジュイスは少しばかり拍子抜けです。」
「いや、そんな大事?」
「取り消し自体は可能ですが…。ただし、現在まで進行してしまった事象はそのままとなりますが、よろしいですか?」
「そうなんだ。それは不味いなぁ。…ちょっと、考えさせて!」
「わかりました。ノブレス・オブリージュ。今後もあなたが素敵な王子様、いえ、救世主たらんことを。」

「どうして?」
「まぁ、ここまで来たら、一緒かなぁと思って。」
「かなぁ、って…。」

『東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden』より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 次の劇場版Ⅱを見ないと、なんとも言えないよwそれぐらい途中経過的な内容だった…。背景や作画はクオリティの高さを感じるし、神山さんらしい社会に対する分析や提言が盛り込まれていて面白かった。ただ、劇場版アニメーションとしては物足りなさを感じるのも確かで、そこは単館上映っていう性質故なのかなぁ。。どうもTVサイズの延長に見えてしまう。それにしても、『攻殻機動隊S.A.C.』のときから何が進歩したのかと考えてみると、あんまり特徴的なことをしていないように見える。考えてみれば、『東のエデン』が神山監督にとっては原作なしの長編の完全オリジナルの処女作になる。。そう思うと、やっぱり物足りないというか、ネタが不足しているように感じるんだよねぇ。だって、攻殻でやってることの焼き直しと思えるような内容があちこちに見られるんだもん。改めて作品にするならば、もう少し新しい見解なり知見を示して欲しいところ。次回の劇場版Ⅱに期待かな。。。

■出来合いの世の中に愛着のない若者たち

「滝沢くんがミサイルを迎撃する姿は革命のシンボルとされ、撃墜王を意味するAirKingのロゴとともに、圧倒的な支持を集めた。ミサイル事件以来、この国は大きな転機を迎えた。今度も、奇跡的に死傷者は出なかったものの、国内の情勢は不安定になり、株価は大暴落。迂闊な月曜日の再来を防げなかった内閣は総辞職となり、ネット上ではそれを江田総理の迷言になぞらえて、ギャフン解散と名付けて面白がった。事件は少なからず世界経済にも悪影響を及ぼしたが、それでもアメリカは直接的な干渉を避け、事態を傍観し続けた。諸外国からは、自殺を試みた国家と揶揄され、国際的地位は失墜した。ミサイルは墜ちなかったけれど、実際には、ミサイルが墜ちた以上のダメージを、この国は受けたのだ。それでも、高度経済成長もバブルも知らない若者にとって、自分たちが直面している問題が、世界中の話題になることは初めての経験だったから、不安はあったけれど、明日、この国がどうなるかもわからない気分すら新鮮だった。誰も直接口にはしなかったが、あの日以来、ぼんやりとした閉塞感が、ある種の期待感に変わったのだ。」

 いかにも説明乙って感じだよねwなんだけど、ちょっと言っていることが薄っぺらに感じるのも否めない。そもそも、ミサイルの迎撃って革命だったの?確かに、あのミサイル事件によって「ぼんやりとした閉塞感が、ある種の期待感に変わった」らしいから、それはそれで革命だったのかもしれない。でも、今回のゲームが「この国の空気を変える」ことを目的にしているってことは、もうそれでアガリになったんじゃないの?とか思ったりするw
 ただ、やっぱり薄っぺらなんじゃないのかなぁ。ミサイル事件で株価が暴落っていうのはまだしも、それで世界経済にまで影響があるっていうのも大げさな感じがするし、国際的地位の失墜っていうのはいくらなんでも…(^_^;)革命のシンボルとして滝沢のシルエットがロゴになったのも、何か『攻殻機動隊S.A.C.』の「笑い男」に続けって感じ。この「AirKing」も商品化されるのかな?wなんにしても、説明セリフばかりが先行してしまって、具体的な事例が物語の中で描かれていないだけに、ちょっと浮いちゃっているように感じる。
 でも、「自分たちが直面している問題が、世界中の話題になることは初めての経験だった」とか「明日、この国がどうなるかもわからない気分すら新鮮だった」っていうのは切り口として斬新だと思う。
 多くのアニメは「セカイケイ」とか呼ばれる主人公の行動如何で世界が右往左往する作品だったり、主人公にとって都合のいいシナリオしか用意されないような作品だったりする中で、そもそも世界と自分達の関係が希薄であるっていう設定を前提に据えているところが目新しいように思える。よく他のアニメで教訓めいた内容として示されるのが、「自分の行動によって世界は変わる・変えられる」っていうものだった。周囲の人間の行動や自分への接し方が悪いんじゃなくて、自分が何かを行動することによって他者から認められるようになるんだっていう発想がよく用いられていたと思う。代表格としては『新世紀エヴァンゲリオン』のTV版最終回における碇シンジなんかが典型的な例になるんじゃないのかなぁ。。『交響詩篇エウレカセブン』での繰り返し唱えられる合言葉も「ねだるな、勝ち取れ。さすれば、与えられん。」だった。何かしら自分から主体的に世界との関わりを持つことによって、それで自分自身のありようも好ましい状況へと持っていくことができるという認識があったものと思う。だから、必然的にそれまでの主人公っていうのは序盤は「なよなよ」としていて後半になって「自分がやらなきゃ」とか言い始める類のキャラクターが多かった印象がある。
 一方、今回の『東のエデン』では「世界」につながっていない若者っていうのが出てきた。その代表が引きこもりのニートだし、たとえ社会人として会社で働くようになったところで上司の言いなりでしかない。結局、世の中の中心でのうのうと自分たちの好きなように苦労したり幸せだったりして暮らしているのは「アガリを決め込んだおっさん」たちであって、若者たちは蚊帳の外ってのがこの作品の基本的な「世界」の捉え方だったと思う。若者は常に世界の外側にいて、既存の社会の下支えを強要されるっていう感じだった。だからこその閉塞感であって、世界がどうなろうと自分たちで作った社会や世界じゃないから愛着もなくって関係ないんだよねwってことで、世界が不安定になるとワクワクするし、何か世界の危機ってことになって自分たちが主役になって世界を作っていけるような場面になると期待感が出てくるっていうことなんだと思う。つまり、自分たちで世の中を好きにできるっていうことに期待を持つわけで、すでに組み上げられて完成したかのような社会をまるごと受け継ぐのは真っ平だっていうのを、若者の主張として描いているんじゃないのかなぁ。。

■新たな英雄像としての滝沢朗

「咲、信じてくれてありがとう。俺はずっと、君と旅した場所にいます。」

 このセリフから劇場版Ⅰは始まるんだよね。最初は何がなんだかわからなかったwけど、このセリフはTV放映分の最終回で伏線のあったセリフなんだね。。もし劇場で見ていたら意味のわからないまま忘れていたと思うw

「ジュイス、今回はテロリストを演じるだけじゃ、この事態をかばいきれないんだ。だから、残りの金で、俺をこの国の王様にしてくんない?」
「王様…、ですか?」
「あぁ。この国には頭のいい連中がいっぱいいんのに、損な役回りやるやつがいないんだ。できれば、俺だって、あんましやりたくはないけどさ、一人だけ信じてくれた子がいたから…。」
「受理されました。ノブレス・オブリージュ。今度会うときは、素敵な王子様であらんことを…。」
「そんときも、このままの俺でいたいよね。それとさ、ジュイス…。」
『東のエデン』#11「さらに続く東」より

 ここで出てくる「一人だけ信じてくれた子」っていうのが咲なんだろうね。ってことで、このセリフを受けての今回だったんだと思う。思い返してみると、ここで言う「損な役回りやるやつ」っていうのが「王様」のことなんだろうね。もう少し話が進まないと滝沢のやろうとしていること(意識してやろうとしているわけじゃないと思うけど…w)が見えてこないけど、直列つなぎだとパワーを発揮するニートたちを取り仕切るってことも考え合わせると、どうも彼の言う王様っていうのは個々の能力を見極めて仕事を分配するようなオペレーションちっくな公務員の事務屋なんじゃないだろうかと思えてくるwまぁ、先を見ないとわからないねw

「彼は仕方なく王子になった。少なくとも、私たちの希望する明日は、誰かが王子という名の生贄になることでしかやってこないと気付いていたから。だから、彼は不本意ながら王子であろうとした。この王様のいない世界で。とはいえ、彼はいったいどうやって王子になったのだろうか。その秘密を、私はまだ知らない。」
『東のエデン』#01「王子様を拾ったよ」

 でも、初回のセリフの中でも王子を「生贄」って表現しているんだよね。。やっぱり「王様=損な役回り」っていう捉え方は、あながち間違いでもないと思う。それにしても、TV放映の段階では滝沢をどうやって英雄として仕立てるのかがまったく見えなかったwそもそも王子だとか生贄だとかっていう言葉は出てきても、結局は滝沢はTV版ではほとんど何もやらなかったに等しい状態だったからね。。だけど、ようやく最終回になってミサイルの迎撃をやり、救世主になったみたい。

「ただし、あのとき屋上に集まった人たちの携帯カメラの中にだけは、確かに彼は存在していた。ミサイルからこの国を救った救世主として…。」

 まぁ、こう言ってるんだから、そうなんでしょ?wTV版最終回で「王様申請」を行ったことによって、やっとこさ本題への道筋が示されたってとこだと思う。それまでのTV放映分は単なる世界観の提示か枕って感じだよね。。とりあえず、滝沢をこの物語の主人公として大活躍させられるような前フリが終わったってとこかなwホントに劇場版Ⅱですべてを持っていく予定なんだねww
 そんな滝沢は劇場版であっても相変わらずのかっこよさで…w咲のカバンをタクシーの運転手から取り返す場面の機転のきかせようは素晴らしかったwだから、基本的な滝沢のスペックは記憶を失っても変わってないんだろうね。。ゴールデンリングの話と言い、どうも滝沢の過去が劇場版Ⅱで大切な要素になるようにも思える。
 でも、いくつか疑問がある。まず、そもそもなぜ滝沢は二度目の記憶消去を行ったのか、その動機なり理由がわかっていない。滝沢のことを救世主として崇めているようだけど、彼は今のところ「革命」とか呼べるほどの大胆な行動を起こしたこともない。そんな中で、どうやって彼を主人公として立派に英雄に仕立てていくのかが見えてこないwすべては劇場版Ⅱで明らかになるんだろうけど…。。「王様=損な役回り」ってことを考えると、各々が「自分のために」と利己的な行動パターンで動く中で、誰かがバラバラなその行動のベクトルをよりよい方向へと収斂させるような役割が必要だってことになるんだろうか。要は個人の思考によって利益なり恵沢を受けられるように動いている社会のありようを、もう一度、より大きな組織体のもとに利益なり恩恵を生産・分配できるような装置として滝沢自身が機能しようとしているってことなんだろうか。。そうなると、だいぶ地味で誠実で自己犠牲の精神や奉仕の精神を持っているような英雄像になるのかなぁ。。わからん!!wまずは劇場版Ⅱだ…。とにかく、今までの熱血だったりなよなよしているような主人公・英雄とは違った路線であることは間違いないと思う。

■各セレソンの描くシナリオ

 どうやら、物語はセレソン同士で日本をどうやって変えていくのかという競争にシフトしていくようです。今回の劇場版Ⅰだと№1物部と№2辻が滝沢の敵役として策略をめぐらせているようで、この二人の描くシナリオに対してどのようにアプローチして日本を変えようとするのかが劇場版Ⅱで滝沢に求められる展開のみたい。

「戦後65年、意志決定を他国に任せてきた、一億総他人任せ国家から、必ず脱却してみせますよ。」

 まず№1物部大樹は「スクラップ アンド ビルド」の二つ名の通り、ミサイルによって日本の既存社会を破壊した後に新たな制度設計のもとに社会を再生させることを考えているみたい。移動する各セレソンのジュイス本体をミサイルで爆破しながら、アガリへと着実に進んでいる様子です。ふと思ったんだけど、この№1物部大樹が背後にいた№10結城亮の「迂闊な月曜日」事件って『劇場版 機動警察パトレイバー2』でのミサイル事件と同じなんじゃない?最初に気付けばよかった。。明らかにモチーフにしてるでしょ。。ミサイルが首都の間近に迫るまで、自分たちの生活が常に危険に陥る可能性があるという危機感を持たないでいるっていうところがそっくり。それこそ「迂闊」なんだよねwこの「迂闊な月曜日」は、まるで劇パト2の事件を焼きなおしたようなものだったと思う。

「おう、ノブオリ。面白いこと始めるけど、聞きたい?」
「ぜひ聞きたいわ。」
「タカ派の首相の息子がミサイルテロの犯人。これで世間は大騒ぎなわけでしょ?ただ、それだけじゃこの国は救えないわけ。この国を救うには、一億総被害者にさせて、諸外国に対し国家ぐるみで文句言える立場にしてやればいいわけよ。わかる、ジュイス。」
「えぇ。わかるわ、2G。」
「今ってさ、被害者最強っしょ。内股にコーヒーこぼせば賠償金掠め取れる時代なんだから。被害者切符を手に、流行のラストトレインに乗ろうって話。ニートの座り込み、無駄にしちゃもったいないよ?楽して滅びようぜ。」
「素晴らしいわ、2G。私、ゾクゾクしちゃう。」
「だろ?総理の息子がAirKingTシャツを着て帰国。日本が軍国主義に走るんじゃないかって、ぜってぇアジアは顔を真っ赤にして怒り出すぜ。あとは、飯沼朗が帰国早々、日本人以外に弾かれれば、それで決まり。」
「イエス、2G。いつまでもカッティング・エッジな救世主たらんことを。ところで、どうやって彼にTシャツを?」

 そして、滝沢のことを飯沼首相の私生児としてプロデュースしているのが№2辻仁太郎こと2G。辻だから2Gなんだよね?wずいぶんフランクリーなジュイスにもびっくりするけど、二つ名のカッティング・エッジの通り、ずいぶんと過激な感じ。№1物部大樹は日本国内の問題として破壊と再生を考えているみたいだけど、№2辻仁太郎の考えていることはちょっと卑怯というか姑息な手段だよねwミサイル事件の犯人とされる滝沢を次期首相とすることで日本の軍国化を諸外国にイメージさせ、そんな滝沢をアジア諸外国のスナイパーが暗殺したとなれば日本は被害者切符を手に入れることができるっていうシナリオみたい。だけど、詰めが甘いというか、無理だよねw第一、日本の首相って世襲制じゃないしwwそこをジュイスの力でなんとかしたところで、それは滝沢の後押しにしかならないでしょ。しかも、そう簡単に被害者切符なんて手に入らないと思う。そんな滝沢が暗殺されただけで、一億総被害者にはならないでしょwまぁプロデューサーやフィクサーを気取っているんだろうけど、彼の計画には才能を感じないよね。。策士策に溺れるって感じ。
 この二人の計画ってどれもマイナスな方法だよね。。一番難しいのは内側に入って内部再生を促すことなんだろうか。破壊するのは簡単だろうけど、問題はそこからになるだろうし。。やっぱり滝沢と物部の対立軸っていうのが最終的な見せ場になるんだろうね。№11白鳥・ダイアナ・黒羽という守護天使がいなくなった今、滝沢はどんな行動に出るんだろうか。。
 っていうかさ、神山さんって「一億総○○」って好きだよねw攻殻でもこのフレーズ使ってたと思う。それに、この二人の計画って合田一人が如何にも考えそうなことなんだよねw特に№2辻仁太郎の考えてることはそのまんまw神山さんらしいなぁ。。九課がいたら、きっと滝沢暗殺を阻止するために行動を起こすだろうね。。なんてったって、公正な組織なんだから…w

■ニート的精神なるもの

「そがぁなドーナッツ並べて、お前ら何がしたいんなら。起業と同時にニート的精神もなくしてしもうたら、あっちゅう間に世間のぼんくららと変わらんようになってしまうど?」

「大杉さん、邪念を払ってください。所詮、われわれとは無縁のできごとです!」
「春日よぉ、邪念中でもんどりうつことこそ、ニートなるもんの、青春のデフォルト!生暖かく見守ってやるんも、後輩の務めじゃぁ。」

「何もカップラーメンなんか食べなくたって…。」
「お前ら、油断しとったらすぐにニート精神忘れてしまうけぇのぉ。」
「よく言う。お前は実家から仕送りをもらっていたから、二年も引きこもっていられたんだろう。」
「それが本来のニートいうもんじゃろうがぁ。」

 う~ん、いまひとつニート的精神っていうものを捉えきれない。。どういう意味で使ってるんだろうか…。要は利害とか社会的な体面とかで動かずに、これと決めたら物事の本質へ向かってとことん突き進める精神のこと?基本的には社会不適格者なんだろうけど、そんな状況を生んだのも生きていくだけの費用なら親が出せるようになった社会状況が背景にあるんだろうか。。TV放映時もそうだったんだけど、神山監督のニート理解がどんなものなのか微妙にわからない。。

「年上ですし、僕を春日くんと言うのは構いません。でも、遅刻はする、夜勤はやだ、給料は上げて欲しい、彼らは社会人としての自覚が足りませんよ!」
「そうだな。ここをただの楽園だと思っているのかもしれん。よし、彼らを大学にリコールするか。」

 あの、これ聞いたら大学の先生たちの中には怒る人もずいぶんいると思います。。大学は職業訓練所でもないし、教養を身に付けるための場所でもないのだよ。あそこは研究機関だ…wまぁ、教養学部的になってきているけどね。。。
 ともあれ、ニート的精神を語る側の春日くんが社会人を批難するんだよね。。どんだけニートを高く買ってるんだか(^_^;)おそらくは、彼らのような利己的にしか仕事をやらない人間っていうのも、世の中の閉塞感の根源たる一因として考えているんだろうなぁ。。その点では、むしろ彼らのように割り切っている人間っていうのは社会適格者なんだよw立派な社会人なんだよ。。とは言っても、ニート的精神っていうのが何なのか、微妙につかめない。。

■ジュイスの正体

 ジュイスを見ているとタチコマを思い出す…。あの個性の発達と言い、コミカルさを感じさせる応対と言い、情報処理能力の高さと言い、声が玉川さんであることと言い…w№1物部大樹には有能な秘書官っぽいジュイス、№2辻仁太郎にはフランクリーなジュイス、№6直元大志にはツンツンなジュイス、№9滝沢朗には褒めて人を育てるようなジュイス、№11には謙遜するジュイス、それぞれいろんな表情を見せるジュイスが出てきた。これって、セレソンの個性に対応して成長したものなのかな?そもそも、セレソンの命令に対してどのような手段を選んで実行に移すのかっていうのは、ジュイスの主体的な判断や行動力に関わってくることになる。ということは、ジュイスって勝手に命令の意味合いを解釈して判断しているってことだよね。。ここまで出来る人工知能ってすごいよねwいや、生命体なのか…ww

■咲をストーキングする映画マン

 №6直元大志って登場させる意味あったの?wあの録画していた映像が劇場版Ⅱで何かの道具として機能するとか?あれってさ、単なるギャグじゃんw映画のネタと言い、ただの神山監督の趣味じゃないのかなぁ。。にしても、シャワーを浴びながら爆死させようとするとは…w意味不明だ。。

■作画や背景

 いやぁ、キレイだった。。最初に咲がタクシーに乗っていて、後ろを振り返るときの遠近感が良かったなぁ。。ビルなんかの背景もパースがいい感じで、見ているだけで楽しくなるような絵だった。モブもそれぞれが動いていて豪華な感じだったし、プロジェクターの映像が板津の背中に映っているところはスゴいなぁと思った。
 でも、「臭くね?」とか「ツーツー」とかを文字で表現しちゃってる部分はどうなんだろ…。絵での表現を避けているのか、なんだか違和感があったなぁ。匂いを絵で表現するのは難しいんだろうけど、それを文字で書いちゃうのはギャグとかコメディーならわかるけど、シリアス要素の強いこの作品でやると微妙な空気感になる。そもそも、この作品にあのキャラデザっていうのが有り得ないwシリアスならシリアスにしてほしいし、ギャグならもっとギャグにしてほしい。なんか中途半端なんだよね。。



 結局、12人もセレソンは必要だったのかなぁ。。まだ全員が出てきたわけじゃないし、12人も活用しきれないように思う。っていうか、本筋としては№1物部大樹とのやり取りがあればいいんだから、他の人ってあまりものって感じだよねw話の筋もずっと推理めいたものばっかりで、あんまり人物の内面を捉えるような表現もない。攻殻の本筋じゃないところで描かれたメンバーの内面のごとく、もう少しスポットをキャラクターの内面に照らしてくれると嬉しいな。。ま、何はともあれ、劇場版Ⅱを見ないと始まらない感じだねw

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/27(土) 00:01:00|
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