土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『デュラララ!!』#13「急転直下」の感想。

「こうやって、彼女は自分の身を、心を守り続けてきた。何も起きない、何も変わらない、それが彼女の日常。」
『デュラララ!!』#13「急転直下」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 OPEDも変わって心機一転って感じ。新しいキャラクター登場もあり、今回はめちゃくちゃ情報量が多かったw次のクールは杏里×切り裂き魔と正臣×黄巾賊かな。。っていうか、セルティが可愛すぎて仕方がない今日この頃、杏里のキャラクターが微妙につかみにくくて困ってます。まぁ、今回は杏里回だったし、これからも杏里の内面描写にシフトしていくような予感。次回からの展開を見ないと何とも言えないなぁ。相変わらずネタは随所に散りばめられているし、テンポも良くっていい感じ。そうそう、原作の小説を読み始めたのですが、アニメ版の演出ってスゴイね。。よく整理したなって感じでびっくりした。見事に昇華されているようで、、いやぁ、勉強させて頂きます。

■自立と依存のどちらへと進ませるのか

「街では日々、何かが生まれ、消えていく。それでも何も起きない、何も変わらない。それが…、彼女の日常。」

「半年前、ちょっとした騒ぎが起こった。街でも学校でも、しばらくはその話題で持ちきりだった。しかし、彼女には関係ない。興味もない。何も起きない、何も変わらない。それが彼女の日常。」

「こうやって、彼女は自分の身を、心を守り続けてきた。何も起きない、何も変わらない、それが彼女の日常。」

 このセリフばっかり三度も繰り返されていた。これって、実際はたくさんの出来事が起こっているにも関わらず、杏里が外界との接触をシャットアウトしてしまっているから、認識の段階では何も起きていないと思い込もうとしているってことなのかなぁ。。要は、見て見ぬフリってこと。たとえダラーズの集会があったというエキセントリックな出来事があっても、目の前でイジメっこたちが切り裂き魔にやられてても、それは杏里にとって関係のないことと思っている。だからこそ、「こうやって、彼女は自分の身を、心を守り続けてきた。」っていうセリフにつながるんだと思う。他者と関わると面倒なこともあるし自分で立ち上がって戦わなければならない。だけど、他者との関係性をないものと思い込んでしまえば、何も起こらないことになるから楽だし自分は何もしなくてもいい。そんな消極的な接し方を好んでいたっていうことなんだろうと思う。

「男子と仲良くなるのは、初めての経験だった。いや、正確には、誰とも仲が良かったことなどなかったのかもしれない。かつて彼女は、張間美香という少女の引き立て役でしかなかった。でも、それでよかった。そこが彼女の居場所だった。しかし、その場所を失った今、彼女は自分の立ち位置を見つけられずにいた。」

 畢竟、誰とも仲良くなることなんてないよねwだって、他者との関係性を否定し続けてきたんだもん。なんだけど、張間美香っていう存在がいなくなったことによって、誰かに頼って他者との関係をやり過ごすということができなくなった。そこで、帝人や正臣っていう存在が出てきているんだね。

「二人の少年が、自分に好意を抱いていることには気付いていた…。しかし、たぶん今どちらかに告白されても、何も答えられない。彼女は今でも、張間美香のことが好きだった。同じくらい二人のことも…。彼女はまだ、友愛と恋愛の違いがわかっていない。彼女にとって張間美香は、竜ヶ峰帝人は、紀田正臣は、」

 とは言え、このまま二人のどちらかに依存するような関係性になってしまったら、それは美香の代理を見つけただけで何も変わらないことになる。むしろ、彼女はそれを望むのかもしれない。そこんところが、彼女が変わるのかどうかの瀬戸際だろうね。イジメっこたちに「ギョウチュウ」と言われていたように、自分で何か他者との関係性を築くことなく美香や帝人たちに依存して他者をやり過ごすような生き方を貫くのか、もしくは依存の関係を否定して、帝人や正臣にも頼ることなく新たに外界に目を向けるような生き方へと進んでいくのか。どっちの方向へと進ませるのかが、今後の展開で重要な視点になってくると思う。

■非日常に引きずり込まれた警察

「いつも思ってた。俺たちはお前みたいなのが出てくる漫画や映画の中で、いつだって噛ませ犬だ。超能力者の主人公様が現れたときには、いつだって血だまりの中に倒れていて、相手の強さを演出していた。それはいいんだ。それだけ俺たちが強い存在と思われてるってことだからなぁ。演出として仕様がないことだ。だけど、一言は言いたいと思ってたんだよ。本当に怪物とか悪のサイキッカーとか人造人間とか忍者が現れたら…。一言だけ、一言だけなんだよ。俺が言いたいのは。高機を舐めるなよ、化け物。」

 まさかの声優がひろしw『バッカーノ!』のラッド・ルッソも藤原さんだったよね。ちょっとだけの登場だったけど、それだけで異様な存在感だったwセルティも怖がるわけだ…。
 とは言え、このセリフって成田さんっぽいセリフだった。#02「一虚一実」での臨也のマゼンダさんを追い詰めるときのセリフもそうだし、#11「疾風怒濤」のときの帝人の「ありふれたもの」のセリフも似たような感じのものだった。ちょっとメタ視点が入っていて、物語や虚構の世界について客観的な立場から言うようなもの。これは『バッカーノ!』の副社長のセリフにも共通するものだった。なんだろうね、成田さんなりに物語や小説や映画といったものを分析して、何がベタな表現なのかっていうのを理解して、それを肯定した上に成田さんなりのプラスアルファを付け加える感じ。

「非日常に引きずりこまれた人間は、パニックを起こす。その隙に悠々と脱出する。それが、セルティ・ストゥルルソンのやり方だった。」

 あの機動隊の人々って、なんだろね。今までのアウトローで虚構な世界には警察の介入もなかったのに、急に警察が出てきたからびっくりした。警察って現実世界を象徴するような存在なんだろうから、それが虚構の世界に入ってきてしまうと世界観を破壊してしまうから出さないものとばかり思っていた。だって、警察が出てきてしまうと、超法規的に成り立っている世界に法律の遵守っていう観念が入ってしまって自由が利かなくなる。別に何か取り締まりをやることが世界観の破壊になるっていうよりも、警察っていういかにも現実社会のルールを徹底するような存在が出てくるだけで、虚構のシステムが成り立たなくなる恐れがあるっていう意味で破壊につながると思ってた。
 だけど、今回の白バイは、あれも虚構の住人なんだもんね。あんな機動隊ないでしょwセルティの能力を見て恐れを抱かないっていう時点で、すでに虚構の世界の住人だよね。あんなセルティ相手に何十台も白バイやパトカーを繰り出すっていうだけでも常識的じゃないし、第一、セルティをどんな容疑で引っ張るのかもわからない。無免許運転?w法律の適応範囲って人間だけだよね…wもう白バイからして池袋という虚構の世界の住人と同化してしまっている。そんな中、新羅の父親を襲っていたギャングだけはセルティに対して「正しい反応」を示していた。むしろ、彼らのほうが現実の住人に近いんだろうね。

「ここっこっこわかった。怖かったぞ、新羅。最近の警察は化け物だ!十台近い白バイやパトカーが、まるでひとつの生き物みたいに私のことを追い詰めてきて…。怖かった。本当に怖かった。慢心してた。これからは慎ましく生きていくので、許してください。ごめんなさい。ごめんなさい…。」

 可愛い…、可愛過ぎる。宇宙人を怖がっていたセルティも可愛かったけど、警察を怖がるセルティも可愛い。無邪気な感じがいいねぇ。まったくデュラハンっていう感じがしないよw勝手に新羅とラブラブしてくださいって感じ。誠二と美香もそうなんだけど、この二つのカップルの成り行きって、もう出来上がって完結させちゃった感じだよね。もうこの安定した関係性を崩すことはないんだろうか。。微妙に関係性にも疑問が残っていた前回からすれば進展を望むところだけど、まぁ、ラブラブしてネタっぽくやっても構わないんだろうか。

■正臣の憂鬱

「だから言ってるだろ、俺はもう関係ねぇ。ここは俺の居場所じゃねぇんだ。戻る気はねぇんだよ、こっち側にはな。」

 う~ん、正臣って黄巾賊の関係者だったんだね。しかも、リーダー格?正臣のああいう表情って、今までで言えば臨也と対峙したときや、病院に絡んだときだったと思う。正臣に関しては今回は触れる程度だったけど、どうやらこれからの展開で取り扱うみたい。帝人と杏里の関係を気遣いながら、こっちのほうも抱え込むとは、正臣も大変だねぇw

■相変わらずのネタ

「俺たちの愛は、何もかも偽者だ。」
「でも、本物よりも強いんです。」
「俺は、お前の首の傷を愛する。その傷を通して、本物の愛へとつながるんだ。」
「私は誠二さんを愛しています。誠二さんのすべてを、全力で愛します。」

 あれって…、入ってるよねwウソです。。ごめんなさい。もはや二人の関係性ってネタとして使いまわされる程度にしか利用価値がなくなったんだろうか…w単なるギャグだよね。。勝手にやってくださいって感じ。これからの展開の中でも、至る場面の背景として二人の抱きつきシーンってのは挿入されるんだろうねw

「はぁ~、何度見ても羨ましい!」

「キレイな女の子がいたら見る!そして声をかける!!それがDNAに刻まれた、我らチーム男子の宿命だろ!?」

 正臣もネタに乗っかってるしねwいつのまにか杏里って下の名前で呼んでるあたり、正臣らしい。彼の言うとおり、杏里は杏里で胸がデカくって、やっぱりエロ可愛い感じ。もはやネタとしか思えないデカさは巨乳率の低いアニメとしては異様だね。。
 他にも、最初のテレビに出ていたコメンテーターがテリー伊藤みたいな雰囲気を持ったキャラクターだったし、X-FILEのBGMと思しき曲がテレビから流れてるし、広告には『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』と『地獄少女』と思われるものが見られるし、『乃木坂春香の秘密』なんて具体的な作品名がセリフに出てくるし…。前々回のアイザックとミリヤの登場からして、あっちこっちで遊んでるよね。



 帝人ってチャット相手が臨也だって知ってる上でチャット続けてるんだね…。声も本人たちのものになったし、ネタの解禁って感じ。チャット上でもセルティが可愛く警察が怖いとか言ってるからたまらないよねw波江も臨也の秘書として潜伏してるみたいだし、これからどう話に関わってくるのか楽しみ。いやぁ、楽しみだ。

【言及リンク】
http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51530452.html

テーマ:デュラララ!! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/04/09(金) 04:32:17|
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