土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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2010年-春-新作アニメの寸評(初回)

 さて、だいたいの新作アニメが出揃ったところで、まずは初回を見た上での寸評を簡単にまとめます。まだ『さらい屋五葉』と『四畳半神話大系』は始まってないんだけどね(^_^;)とりあえず、この二つは開始が遅いので後回し。それにしても、新作をこんなに見るのって初めてかもしれない…。当然、初回の様子によって切るアニメもあるから、最後まで見ることになるのは全部じゃないんだけどねw
 今期も軽い感じの作品が目立つかなぁ。。だいたい作画に関しては技術の進歩とともにキレイな感じで仕上がるんだけど、シナリオ面では小粒なものばかり。いい加減、アニメ作品の飽和状態に由来する縮小再生産の体制から脱却しなきゃいけない段階なんだろうけど、オリジナルアニメへの回帰がない中で原作頼みでいても仕方ない気がする…。そろそろラノベ的な作風とは絶縁宣言をしたほうがいいよ。。
 今のところ見たアニメは以下の通りです。前期から引き続き『デュラララ!!』は見ているし、『ゼーガペイン』は再放送なので入れていません。デュラララは順調だけど、ゼーガはどうなるんだろうw楽しくなるまで最初の七話くらいは我慢しなきゃいけなかった気がするww今をときめく花澤香菜さんがまだ棒読みの棒子と呼ばれていたころの作品なだけに、懐かしくなっちゃったんだなぁと思う。。まぁ、なんだ…。ゼーガペインみたいに、数年後になってから再放送されるような作品が今期から出るのか、、、出ないだろうねw

■閃光のナイトレイド
■けいおん!!
■迷い猫オーバーラン!
■会長はメイド様!
■B型H系
■HEROMAN
■Angel Beats!
■いちばんうしろの大魔王
■薄桜鬼
■Working!
■荒川アンダー ザ ブリッジ
■最強武将伝 三國演義
■裏切りは僕の名前を知っている
■GIANT KILLING




■閃光のナイトレイド

 おそらく『CANNAN』と同じような末路を迎えることになる気がするw作画も凝っていて動きもいいし、物語の設定も割りとよさげな感じ。なんだけど、ラノベ的にシチュエーション重視の軽量化された文脈に則るためか、世界観の重厚さに比べてストーリーが軽くなっちゃうように思う。物語が浮いてるんだよ。。基本的には異能力者が歴史の裏舞台で暗躍するような話みたいだけど、そんな設定を用いて何を伝えようとしているのかはまだ読み取れない。何か警察モノっぽく社会の悪に立ち向かうみたいな感じでもないし、異能力者が一般社会とどのように共存していくのかという葛藤を描くわけでもなさそうだし、あの登場人物の数から言って人間関係から生まれるドラマを扱うようにも思えない。先が見えないので、しばらくはちょっと様子見って感じかなぁ。。新しいアニメ的な要素を提示して一歩前に踏み出すのか、ダダ滑りになるのか…。あまり期待せず、適当に見る感じ。
 アニメノチカラの枠で『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』に引き続いての第二作になるわけだけど、これも滑った感があるね。。A-1Picturesも映像はキレイに仕上げているんだけど、どうにもストーリーの面で当たりハズレが多い。『かんなぎ』のころが懐かしい。あれはいい作品だった。

■けいおん!!

 あのOPはなんなんだwくるくるまわってるよ。。すげー!!第一に作画がよかったし、シナリオに関してもテンポよく彼女たちの日常がいい感じで描かれていて好印象だった。ギターやピアノを演奏するときの手はカメラを避けて作画作業の効率化を図っていたようだけど、全体的にはよく動くしキレイだったと思う。相変わらず五人のイモ可愛さが前面に押し出されていて和んだし、微妙にセンチメンタルな内容も含まれていてバランスが良かった。京アニも安定してるよねwモブを一人一人しっかりと描いているところも世界観の深まりに影響しているし、いわゆる「日常」をギャグっぽく可愛らしく萌え要素をちりばめながら丁寧に描いていると思う。あの校歌って、またCDで発売するのかな…w

■迷い猫オーバーラン!

 声優陣にレールガンのキャストが揃っていて驚いたwっていうか、あのメイド二人ってそのまま御琴と黒子じゃないか!wwそれも含めてネタとして狙ってるのかな。。『生徒会の一存』とか『にゃんこい!』とかでも見られたように、従来の作品が作ってきたツンデレやロリやメイドや巨乳やネコといった様々な要素を整理して再生産している感じの作品。メタっぽくギャルゲーとかのネタを平然と出してくるあたりも、そこらへんの作品群と共通する。ただ、どこに向かって進む作品なのかが見えないだけに不安でもある。心理描写もあてつけがましいものが多かったし、ギャグ要素も微妙なとこだし、いろんな要素のバランス感覚がいまひとつでパッとしない。ちょっと具合が悪かった。

■会長はメイド様!

 ギャグを織り交ぜた恋愛モノなんだろうと思う。っていうか、取り柄が見つからないwもと男子校の中で女性の会長が奮闘するっていう表向きの設定と、家が貧乏でメイド喫茶で会長がバイトしているという裏向きの設定と、そこがどう絡むのか見えてこない。恋愛に関しても相手役の王子様キャラが印象薄いし、主要キャラが二話になっても二人だけっていうところも発展性を感じさせない。

■B型H系

 来るところに来てしまったのか…。声優さんも仕事とは言え大変だね。。仕事を選べないのかな…w初エッチをどのように迎えるかで悩む美少女変態女子高生を主人公に選んで、冴えない一般的男子とラブコメをやる感じ。ここまで赤裸々にNG的な表現を堂々とやるってのは感心するよwでも、それだけなんだよね。

■HEROMAN

 今さら何も言わないさw詳しい感想は単独の項目を立てたので、こちらをご覧あれ。新しいヒーロー像とは言うけれど、実際はずばりアメコミの昔ながらの人助けをする勧善懲悪なヒーローだった。今のところ…。無批判に侵略者を悪として退治することには今までのロボットアニメの文脈からして内容的に後退した感があるし、人物の行動に関する動機や設定の背景があまり描かれないだけにご都合的な展開にも感じられる。主人公のジョーイきゅんは女の子みたいな男の娘で、弱弱しく自分に自信を持てない引っ込み思案なキャラクターとして初期設定されている。このジョーイがどれだけ後半になって成長するのかといった点が見所になるんだろうか。。

■Angel Beats!

 Key作品は初見です。ゆりのキャラクターがハルヒに見えて仕方ない…。「死んでたまるか戦線」についても単なるゲーム感覚の延長みたいで浅薄。てっきり、演出面では『バカとテストと召喚獣』の後継作品かと思った部分もあったwいかにもラノベ風でキャラクターの動機付けや世界観の設定は省略される部分も多く、なぜそんな言動へとつながるのかという文脈もあまり連環を感じない。まだ物語の世界がどんなものなのか全体像が見えてこないが、これから「死」についてどのように扱うのかが見所なんだろうか。何度殺しても死なないっていう設定をどんな感じで生かすのかってところと、死後の世界なんだか現世なんだかよくわからない世界観をどう意味づけるのか、そこがポイントなのかなぁ。。あんまりオリジナリティー感じないし、文芸面においてもそれほど特筆すべきような内容も見られない。OPでのピアノを弾く女の子の指の動きはすごかったw映像は安定してるよね。

■いちばんうしろの大魔王

 今期の大穴じゃね?w普通に面白かった。テンポよし、ギャグよし、エロよし、ストーリーよし、すべてにおいてバランス感覚が良かった。世界観は『ハリー・ポッター』みたいな部分が随所に見られたし、コロネは明らかにドラえもんだったwそんな設定もパロディーとして組み込みながら、魔王になりたくない魔王の話がラブコメ的に展開されていて良かったと思う。ベタなハーレム型だけど、基本に忠実な感じで安定している。OPEDもどことなく昔ながらの懐かしさを感じさせるものだったし、見ていてホッとできる作品。とは言いながら、しっかりとキャラクターの属性は流行のものを取り入れているし、特に昔ながらっていう作風に固執しているわけでもないように見える。今期の中ではオアシス的に安心させてくれる作品だと思う。

■薄桜鬼

 桑島さん万歳!!可愛すぎてたまりません。それだけのために見ると言っても過言ではないw中身は新撰組の話で逆ハーレム型なだけに、東池袋にストライクなキャラクターがわんさか出てくる感じ。まだ先が見えないからなんとも言えないかな。桑島さんの演じるキャラクターは数あれど、純粋なヒロイン役って意外と珍しいかもしれない。『彩雲国物語』の紅秀麗や『ガン×ソード』のウェンディとかがあるけど、こんなにしおしおしてる女の子らしいキャラクターじゃないもんね。。どんなキャラクターに仕上がっていくのか楽しみです。

■Working!

 バイトを舞台にするのもいいかもしれない。学園ものが量産される中、少しだけ足を外に踏み出した感じなのかなぁ。基本はギャグアニメだし、まぁテンポよく進んでたと思う。まぁ、これだけギャグめいたアニメが大量にある中では、さすがに出色するほどではない感じ。普通。

■荒川アンダー ザ ブリッジ

 やっぱりシャフトはこんな感じの作品がいいよw最近は『夏のあらし!』に『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』みたいにシリアスがかった作風を扱って少し冒険していた感じだけど、久しぶりにシャフトの小気味いい演出のもとにギャグアニメが展開されていたと思う。にしても、シャフトに坂本真綾さんが声優で参加するとは…。ちょっと意外だった(^_^;)

■最強武将伝 三國演義

 なんだろう、これを見ていると、やっぱり日本のデフォルメされたアニメって特徴的なんだなって思う。キャラクターの動きがいいのはいいんだけど、どことなくアニメでこんな表現やってもしょうがないだろうと思う部分もあるんだよね。王允が涙を流す場面なんかは、特にアニメでやるようなもんじゃないだろうって感じ。視聴者が映像を見てキャラクターの心理を読解していくっていうよりも、作品の中できっちりと表現をやりきっているように見える。日本のアニメってキャラクターのデザインだけじゃなくって、物語の仕組みや文芸的な表現そのものも含めてデフォルメされる部分が多いと思う。第一、マンガの文化ってコマとコマの間を想像しながら読むものだから、アニメも同じように映像の切り替わりの時点でいろいろと文脈を脳内補完するんだよね。そういった作用をこの作品はあんまり利用していない。作画が人形劇っぽい動きするように、アニメというよりは劇のほうが感覚としては近いんじゃないのかなぁ。。
 ただ、脚本はずいぶんと強引な展開を用意していたと思う。なんていうか、感動的だったり印象的だったり有名だったりするやりたい場面をピックアップして、それをなんとかつなぎ合わせたような感じだった。三国志を知らない人が見たら、ストーリーを追いかけることができるんだろうか。まぁ、そんな場面の選択の志向もそうだし、細かい小道具の設定も含めて、考證が割りとしっかりしている感じがする…かな。書物じゃなくって竹簡を出したときはびっくりしたwけどさ、関羽が持ってきた『春秋』まで竹簡でやるってのはどうなのよ。。竹簡ってかさばるわけだから、『春秋』はあんなコンパクトにまとめられるものじゃないと思う。なんだか、どこまで考證がしっかりしてるんだかって感じw

■裏切りは僕の名前を知っている

 ちょっと不味い。脚本・演出に致命的な不具合が生じていると思う。終始、間が悪い。キャラクターのセリフが脈絡も感じさせないまま、意味ありげな内容を真面目に言うから、何がなんだかわからない。勝手に作中で盛り上がっているんだけど、まったく付いていけなかった。作品として成立していないと思えるぐらい、なかなか微妙。

■GIANT KILLING

 なんだか面白そうなストーリーだね。根性とか友情とかを描いた、単なるスポーツ青春アニメってわけじゃなく、サッカー界の裏側を含めた人間ドラマを描くような作品になるのかなぁ。。初回の印象はかなり良かった。スタジオディーンもこんな作画やるんだねw久しぶりにストーリーで押してくるアニメに出会えた感じがして、ちょっと期待も高まってます。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/04/10(土) 20:00:00|
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