土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『デュラララ!!』#14「物情騷然」の感想。

「俺はどこかの闇医者や学生みたいな変態とは違って、首なしとか首だけに欲情したりしない。」
「私はいい。次に新羅を貶めたらタダじゃおかない。」
「…愛し合ってるねぇ。」
『デュラララ!!』#14「物情騷然」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。



 大塚さんがぁ!!!!!!!バトーさんがぁ!!!!!!!!!何やってんすか…。恐ろしい声を聞いてしまったwしかも、セルティが目に見えてデレたwww前回からそうだけど、もはや新羅×セルティと誠二×美香はカップルとして確定させちゃって、ネタとして使いまわすんだね…。セルティに関しては首のこともあって、これから流動的な部分は残されているようだけど。。なんだかカップルとして成っちゃってるのが残念でもありながら、セルティのデレ具合を見ることが楽しみでもあるw煙出過ぎだしwwごちそうさまでしたって感じ。。。今回は演出が良かったというか、セリフ回しのテンポが良くって楽しかった。義父と新羅がエレベータ前で無言のまま待つ場面はシュールだったしw

■ラブラブ・セルティ

「セルティ!!君がそんなに素直に僕との関係を認めてくれるなんて…。あぁ、磯の鮑の片思いに過ぎなかった関係が、今や他人にも堂々と明かせる膠漆の交わりへと発展しているという事実に、僕は今、欣喜雀躍の想いに満ちて…!」

 いろいろと新羅が父親の森厳から影響を受けているのはわかるんだけど、この四字熟語とか浄瑠璃に出てくるような表現ってのはどこで触れるもんなんだろうね。。以前も「白川夜船」なんて表現も使っていたし、普段は使わない表現を新羅が獲得していることに疑問がないわけではない(^_^;)
 それにしても、ラブラブですねぇ。。煙がハート型になって、興奮すると煙の排出量が多くなるだなんて、わかりやすい設定だね…。だけど、デレて新羅に身体を寄せるときとか、指をツンツンしてモジモジしているときの仕草とか、ちょっとベタ過ぎてセルティらしくない感じもした。あんな指をツンツンする仕草は久しぶりに見た表現だったよw

「セルティにたぶらかされて、魂を奪われるなら本望さ。」

「新羅は今のままの私が好きだと言ってくれている。」

 お互いに好きなんですね…。もう何にも言わないよwセルティが単なる女の子になってしまっているのが引っかかるけど、これも後半で臨也が指摘しているように「首を取り戻したときのギャップ」を演出するための布石なんだろうか。実際に、首の話になればセルティ本人が「それは…、仕方がない。」と言って、首を取り戻すことを諦めていた。そして、すかさず新羅が「失くした記憶の代わりに、これから二人で、たくさんいい思い出を作っていこう。」だなんてフォローするもんだから、もう勝手にしろって感じだよねw
 ここまで印象的にラブラブ具合を演出しているからには、これからの展開で波乱を用意している感じがする。それは当然、あの首と関係することなんだろうし、臨也の言う「ギャップ」がどのように働くのかを見せるためにも、今の時点でラブラブ具合を強調する必要があるっていうところなんだと思う。

「思えば昔から解剖をすると嬉しそうに笑う変態的な子どもだった。」
「明らかにあんたの影響だろう!」
「あんたではなく、お義父様であろう!!」

「そんなことだから、私が首を盗んだときも気付きすら…、あ。」

「まぁだが大丈夫。セルティはドジっ娘だから気付かない。ドジっ娘セルティ、ドジっ娘セルティ!」

 ここらへんのセリフ回しは絶妙だったねwタイミングがよかったし、それぞれのキャラクターの「らしさ」がにじみ出るような感じがして面白かった。思えば今回の脚本は#06「東奔西走」と#10「空前絶後」も担当していた太田愛さんだったみたいで、どことなく共通点を感じる雰囲気のセリフ回しがあったと思う。とにかく、この三人の掛け合いは面白かった。

■より不自然になった張間美香整形の動機

「そう、父さんは君の首を盗むために罪歌を使ったんだ。首と身体をつなぐ魂を断ち切るために。」

 今回の話からセルティの首を奪ったのは森厳だったことが判明した。したがって、新羅が行ったことはセルティに首が戻らないように邪魔をしただけであって、自ら積極的に首を奪ったり隠したりしたことはなかったということだった。
 でも、そうなると少し不思議なことになる。森厳が首を奪ったことは新羅の意志とは関係のないところで行われたものとして、新羅は首のないセルティが好きだという動機のもとに、首がセルティに戻らなければいいのにという願望を持つことになる。そのため、首が戻らないように新羅が行動することは自然な動きだとは思う。
 だけど、なんで新羅は美香の顔をセルティに似るよう整形して、わざわざセルティの名前を与えたんだろうか…。こんな手のこんだデコイを作り上げて、なんのメリットがあったんだろうか。そもそも、セルティが偽者の顔を見て自分の顔であると判断するかどうかは不明だったと思われるし、セルティの感じる首の気配の話を考えれば偽者と看破される可能性は十分にあったはずだと思う。とすれば、美香にセルティを演じさせることの意味はセルティを偽者に食いつかせるというタイムロスを生むこともなく、むしろセルティの名前を教えた自分の存在をセルティ自身に誇示するくらいの意味合いしか出てこない。美香の存在は情報が漏れる糸口をセルティに与えることになってしまうだけに、あんまり効果的な作戦とは言えないように思う。
 まぁ、セルティ自身が実際には美香の首を自分のものと勘違いしている時点で不思議ではあるんだけど、そういった新羅の行動目的から言っても、美香に整形を施した動機がよくわからなくなった。首を取り戻せるという期待だけはセルティに持たせ続けたかったのか、自分の屈折した愛を理解してもらうための手の込んだ演出として意図的に美香にセルティを食いつかせたのか、どうなんだろうねぇ。首を隠したのが新羅ではないというのも、どこまで新羅がセルティに対する愛を本気にしているのか疑わしい部分でもある。自分で隠せよ!wいつから新羅はセルティのことを好きになったんだろうか…。ここらへん、新羅とセルティのラブラブで不思議な関係性を演出するために脈絡もなく作り上げられたシチュエーションに思えて、やっぱり『デュラララ!!』もラノベなんだなと思うw

■首と身体の二つに分離するセルティのアイデンティティ

「俺はどこかの闇医者や学生みたいな変態とは違って、首なしとか首だけに欲情したりしない。」
「私はいい。次に新羅を貶めたらタダじゃおかない。」
「…愛し合ってるねぇ。」

 臨也のこの嫌味なセリフが話の核心をついていると思う。結局、新羅も誠二も自分の愛情を押し付けるだけの、人形を愛でる人々だったということを作中で指摘したことになるんじゃないのかなぁ。。そして、やっぱり臨也はそういった二人とは違うんだよ。臨也は相手の行動原理や生態を観察することが好きであるという性格からも、決して相手の「らしさ」が存在しない関係性を求めてはいない。むしろ、自分の期待を裏切るような個性の強い相手を求めているようにも感じられ、それは「闇医者や学生みたいな変態」とはだいぶ違うと思う。新羅って闇医者っていうより「病み医者」だよねwそんなセルティと新羅との関係性を本人を目の前にして言ってしまうのが臨也らしい…wっていうかさ、お茶を飲めないであろうセルティに対してお茶を出すなんて、ブラックジョークも甚だしいよねww

「今は私もあいつのことが好きだから…。」
「あっはっはっはっは、こりゃぁ驚いたぁ!また、ずいぶんと人間らしくなったもんだ!!でも、気をつけなよ…。君が人間に近付くほど、首を取り戻したときのギャップは大きくなるかもしれないんだからさぁ。」

 新羅とのラブラブな関係を描いたのも、この「ギャップ」という設定を上手く生かすための布石なんだろうね。というか、いまだにセルティが首を諦めた理由が不鮮明なだけに、どうしてセルティが首のことを忘れて新羅との関係を大事にしているのか理解できない部分が残る。ここもラノベらしい、シチュエーション先行の考え方から来るものなのか…。首を取り戻すことで思い出そうとしていた自分の過去=アイデンティティに関して、新羅が「首なしセルティ」という名のもとに新たなアイデンティティを与えてくれたから、首は不必要になったということなんだろうけど…。だから「生まれ変わった」という表現をセルティ自身も言っていたし、それほど首に自分のアイデンティティを依存する必要もなくなったのかもしれない。だとしたら、首という存在は新セルティのアイデンティティを消してしまう=自殺へと追い込むための道具になってしまう可能性もあり、それはそれで微妙な展開になる気がするんだけど…。なんだか設定に溺れている気もする。っていうかさ、臨也の部屋に首が隠されているんだから、部屋に行った段階で気付けよ!w

「首より先に身体を研究すべきとの結論が出た。」

 森厳ってタヌキオヤジだよね…。この結論が出ていたからこそ、首を隠したのが自分だっていう情報を出したんでしょ?セルティの関心を自分にひきつけるには有効な方法だろうし、身体を監視するにはもってこいの方法なのかもしれない。っていうか、ネブラの手先だったんですね…。セルティという存在がどんなものなのか研究することが目的のようで、その点ではヴァルキリー=デュラハンという神話的見地から行われる臨也の実験に興味津々みたい。セルティを中心に抗争を起こすっていうのだって、おそらくはダラーズと黄巾賊の対立を指すものだろうし、そういった対立軸を裏で糸を引きながらフィクサーとして振舞っているのが臨也であることも、首の奪取から今の状況に至るまでの絵を描いていたのが臨也であるっていうことを匂わせるような展開になったと思う。やっぱり、臨也っていうのは好奇心が行動原理の大部分を占めているんだね。。まぁ、ヴァルキリーとデュラハンの解釈がどこまで当を得たものなのかはわからないけど、これもラノベ感覚なものでないことを期待したところです。

■そして、切り裂き魔の話へ…

「切り裂き魔…。この血なまぐさい事件の元凶が、一人の少女の運命と、私自身の過去に分かちがたく結びついているとは、そのときの私はまだ少しも知らないでいた。」

「愛は混乱を生む。同じ夜、妖刀罪歌も一人の少女を愛そうとしていた。この現実の中に、自分の居場所を見つけられない少女、園原杏里…。」

 まぁ、この作品の一貫したテーマというと「愛」になるんだろうか…。それも、単なる愛じゃなくって、偏愛とか偏愛とか偏愛なんだと思う。これから罪歌の話が本格的に展開されるんだろうけど、今度の愛はどんな感じなんだろうねwついに巨乳メガネ美少女である杏里が舞台上に踊り出てくるようで、今後の話がどうなるのか楽しみな感じ。

「イザヤから、罪歌っていう妖刀の話を聞いたんだ。罪歌には、心を持っていて人間を乗っ取るという伝承があるらしい。」

 ってことは、杏里が罪歌に乗っ取られるってことなのかなぁ。。まぁ、詳しいことは次回ってとこ。



 相変わらず静ちゃんは必ずと言っていいほど話に絡ませるんだね…w今回の「バカ野郎…。バカって言うほうがバカっつうけど、俺はバカでいいから言わせてもらう!」っていう言い方は面白かった。はぁ、木曜日は見なきゃいけないアニメが多くって大変だよ…。来週からは『四畳半神話大系』も加わってくるし、てんてこ舞いです。。

【言及リンク】
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テーマ:デュラララ!! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/04/17(土) 00:01:00|
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