土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『デュラララ!!』#15「愚者一得」の感想。

「もう瞬間を何から何まで刹那と言い換えて、かっこいい文章だと思うのはやめるんだ!」
「そういって、いろいろ斜めに見ていたいお年頃なんだね~、ユマっちは~w」
「世の中の常識的なオトナの意見を否定すれば、反抗期の中高生にウケるだろう、とか思うのもやめるんだ!!」
「思想とか社会を批判すれば、かっこよくなるとか、薄っぺらだよねぇ~w」
『デュラララ!!』#15「愚者一得」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 今回は贄川の視点から物語にスポットをあてつつ、最終的には前回の杏里が罪歌に襲われる場面につなげる展開に持っていきました。演出としてスゴイと思うwというか、これこそアニメ版『デュラララ!!』のお家芸って感じがする。見事にスパッと物語が結ばれた感じだよね。。相変わらずの背景ネタやラノベネタやセルティの可愛いネタといった要素も織り交ぜながら、今まで登場してきたキャラクターを出しつつ上手いこと罪歌の行動や性質を描き出したと思う。それにしても、セルティが饒舌だったなぁww

■罪歌やデュラハンが池袋にいること

 罪歌の性質というかありようは、まだまだ不明な点が多い。今回の贄川がそうであったように、刺されると罪歌に意識を支配されるということは確かなように思う。けれど、その行動原理はどこに由来するのかがわからない。贄川はもとから静雄に対して気にかけていたし、罪歌が強い人を求めるというメッセージも今回が初めてだったように思う。そもそも、贄川を刺した人物も誰なのか不明だし、なぜ杏里を狙うのかといった点もわからず、なかなか「罪歌」という存在の行動目的に一貫性を読み取ることができない。まぁ、これからの展開で明かされるだろうし、次回の予告を見ていると罪歌の正体みたいなものが出てきそうな気配だったかな。
 でも、あんな脇役かつ物語に一枚も噛むところがなさそうな贄川でさえ、罪歌に刺されることで一気に物語のステージに踊り出ることができるという仕組みはすごいと思う。普通に考えれば、あんなおっさんは杏里を刺す場面にしか出る幕が与えられず、名前すらクレジットされるのか危ういようなキャラクターだと思う。なのに、今回はそんな贄川に物語を与えて、罪歌に刺されて杏里たちに襲い掛かる場面まで描いた。このように、キャラクターの数だけ物語を用意しながら、ひとつの事件を結節点として物語を集約するという方法こそ、『バッカーノ!』や『デュラララ!!』の特徴だと思う。
 そうそう、『デュラララ!!』の第一巻をようやく読み終えたwなんだろ、もっとアニメ版は原作に依拠した部分が多いのかと思いきや、さっぱりだった。そりゃぁ、世界観やシナリオやセリフでは原作に忠実な部分も多いけれど、時間軸をいじくった演出の方法や、人物ごとの物語を交錯させながらストーリーを展開するような構成というのはアニメ版に独特のものだと思う。ぐっと心を掴まれたマゼンダちゃんの自殺話もアニメ版オリジナルだったし、原作ではあまりにも説明が多くって少し辟易としてしまう部分もあった。その点、アニメ版は原作を見事に昇華させたなぁと思う。
 話を戻して、罪歌とセルティが池袋にいることの意味を考える。こういった人外の存在が好き勝手に池袋を徘徊することこそ、いろんなキャラクターを物語に関わらせる上での便利なツールになっていると思う。セルティを目撃しただけでも物語の一員になることができるし、罪歌に刺されれば主役級になれるw池袋が怪しい虚構の空間として成立しているのも二人の存在が大きいわけだし、この二人を呼び水として様々な物語が展開される仕組みっていうのはなかなか優秀なのかもしれない。

■観察者としての贄川

 今までは物語の当事者の視点からシナリオが進められてきたけど、ここにきて客観的に改めて物語を見直す贄川の視点が与えられた。ちょっと、今回の話は最後の杏里が襲われる場面を除いて、オマケ的な話だったよねwそれぞれのキャラクターの「らしさ」があふれる演出だったし、サイモン・静雄・臨也・セルティといったキャラクターの日常が描かれていたと思う。ぶっちゃけ、今回の実質的な内容はほとんどなかったよね(^_^;)何も知らない部外者の贄川だからこそ見えてきた、それぞれのキャラクターの緊張状態にない普段の持ち味が見えたように感じた。



 前回の贄川の娘が転校したのも伏線だったし、今回も「将軍」という黄巾賊のリーダーに関する伏線が張られていた。この作品って全体のバランスが取れていて、緊密に物語の構成が組まれているよね。。まったく物語がたるむことなく、飽きずに見ることができると思う。それにしても、鍋ケーキって…w

テーマ:デュラララ!! - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/04/24(土) 00:01:00|
  2. デュラララ!!
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