土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』#05「ナイトオブラウンズ」の感想。

「ちょっと待って。私にもパイロットのことは秘密なの?」
「いいだろ?秘め事ぐらい持ちたいときもある。」
「それはゼロとして?ルルーシュとして!?」
「君との関係もオープンにはしていないだろう?」
「ちょっと、変な言い方やめてよ!!」
『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』#05「ナイトオブラウンズ」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 久しぶりのギアスです。一ヶ月ぶりかな?それにしても、なんていうことだ…。再三再四見ているけれども、このアニメのテンポの良さに驚いたw素晴らしい演出と脚本に何度も驚かされるよ。今回は登場人物たちの恋愛模様を軸にして、スザクの復学を交えながら、上手いことドタバタ感たっぷりにまとめた感じだった。楽しくって仕方ないねw

■一途で純情な乙女たち

「ちょっと待って。私にもパイロットのことは秘密なの?」
「いいだろ?秘め事ぐらい持ちたいときもある。」
「それはゼロとして?ルルーシュとして!?」
「君との関係もオープンにはしていないだろう?」
「ちょっと、変な言い方やめてよ!!」

 でたよ、カレンいじりw前回の#03「囚われの学園」でもC.C.にからかわれてたよね。。純情な乙女心をもてあそぶ魔女っ気たっぷりのC.C.と、鈍感ながら平気で酷いことを言うルルーシュと、面白い三角関係が描かれていた。カレンのいじらしい乙女心が微笑ましいよねwここらへんが最終話あたりでのルルーシュとカレンのキスにつながるのかと思うと、見事にカレンの心情の揺れ動きが浮き上がっていたように思う。このやり取りのあと、ロロのことを教えてもらえずに、「ルルーシュ、私は今まで通り、ゼロの親衛隊隊長でいいのかしら?」と、少し皮肉っぽく拗ねるカレンも可愛かった。思えば、カレンはルルーシュの正体のことをどう処理したんだろうか。今はルルーシュとして付き合っているのか、ゼロとして割り切って傍にいるのか…。そこらへんの葛藤があってもいい感じだけど、R2になってからというもの、ちょっと関わりのある会話があっただけで、平然とゼロの正体をルルーシュを受け入れてやり取りをしている。あんまり細かいことに拘っていると、いくら尺があっても足りなくなるかなねぇ。。すんなりルルーシュの相手をしているカレンには疑問がないわけでもないけれど、そこはご愛嬌ってところなんだろうか。

「告白しちゃえばいいのに。」
「なっ、何を告白しろと…。」

 そんなカレンが卜部の最期を藤堂に伝えているのを遠目に見ながら、千葉が朝比奈にからかわれていたwなんだか恋愛関係が連鎖してるよねw別にカレンは藤堂のことをどうとも思ってないんだろうけど、それでも二人で会話していることを見逃せずにいる千葉っていうのがいじらしい。思えば、ギアスに出てくる女性っていうのは純情な感じのキャラクターが多い。特に恋愛に関わるとなると、そういう傾向があるんじゃないのかなぁ?カレンや千葉もそうだけど、ヴィレッタだって「任務でなければ教師役など…。」とか言いながらも扇のことを忘れられないでいる場面が描かれるし、シャーリーともなれば記憶が改変されようとルルーシュの正体がゼロだろうと関係なく一途に思いを持ち続けるし、ミレイ会長もなんだかんだでロイド伯爵のことをまんざらでもない感じだし、ユーフェミアは言うまでもなく純粋で初心な感じのままスザクのことを思っていたし、あの魔女っ子C.C.だってルルーシュのことを唯一無二の信頼できるパートナーとして考えているし、どの恋愛関係を取っても純情で一途でいじらしい。そんな人間関係が簡潔に具体的な行動や仕草を伴って描かれていて、単なるルルーシュの覇道を描くに留まらない作品の豊かさの一部になっている。
 特に、今回に関して言えば、そんなカレンとシャーリーとC.C.とルルーシュが同じ画面に収まった場面が面白かった。C.C.と二人でV.V.の存在について話していたルルーシュだったけど、シャーリーが来たことを受けて、C.C.を隠すために笑顔でトマトコンテナの中に突き落としたのも爆笑ポイントだった。加えて、そこにC.C.を回収するために気ぐるみでカレンが登場するのも粋な演出だったwこれで四角関係成立な場面になる。別にお互いがお互いの気持ちを知っているわけでもなく、唯一C.C.が気付いているくらいなので、そこがまた面白いところ。それぞれルルーシュとの一対一の関係を他の場面で描いているからこそ、偶然にもそういった面々が同じ画面に収まってルルーシュを中心にやり取りをしているのが滑稽味を帯びて見えてくるw
 そして、そんなすでにドタバタ感のある場面に、アーサーが加わってスザクやミレイ会長が参戦し、新たに登場したジノの乱入もあり、それまでに展開してきたあっちこっちのストーリーをすべて「ピザ製作」という一本の糸でつなぎ合わせてドタバタと回収したところは見事と言うほかなかった。この同じストーリーに収斂されていく様は見ていて気持ちいいw

■意趣返しに腹を決めたスザク

「スザク、お前は俺の初めての友達だった。」
「でも、戦争が僕達を引き裂いた。」
「第二次太平洋戦争。ブリタニアによる日本制圧。」
「敗戦国日本は、ブリタニアの殖民エリアとなった。」
「故郷に見捨てられた俺。」
「故郷を捨てさせられた僕。」
「再会したときは、敵と味方。」
「僕は日本人でありながら、ブリタニアの軍人。」
「俺はゼロ。互いに正体を隠し、」
「僕達は戦った。」
「だが、それは真実の記憶。」
「皇帝陛下が書き換えた記憶は三つ。」
「ナナリーのこと。」
「ゼロに関する記憶。」
「そして、俺はブリタニアの王子だったということ。」
「つまり、今の俺たち(僕達)は…。」
「ひさしぶりだなぁ。スザク。」
「懐かしいよ、ルルーシュ。」

 こういう形式のセリフ回しって、ギアスでは多用されてるよね。本来ならばっていうか、普通は一人のナレーションで済ませてしまうような内容のセリフを、何人かのキャラクターに共有させてしゃべらせる方法がよく使われている。今回はR2になってからスザクが本格的に登場する初めての場面ということもあって、上手いこと一期の内容の回想と合わせて使った感じ。短いながらルルーシュとスザクの対立軸が鮮明に浮かび上がってくる上に、日本とブリタニアの関係もわかりやすく伝わってくるような整理されたセリフだった。これで、二人の関係においてお互いに腹の中では裏の意味を抱えていることになる。スザクがルルーシュに自然と近付いたことから、スザクに今までの記憶があることを悟ったルルーシュっていうのも、いかにもルルーシュらしい洞察力を描いた場面だった。

「ナイトオブワンの特権に、好きなエリアをひとつもらえるというのがある。僕はこのエリアを、日本をもらうつもりだ。僕は大切な友達と、かけがえのない女性を失った。これ以上、誰も失わないためにも、力を手に入れる。だから、もう日本人にゼロは必要ないんだ。」

 スザクの悲願だよね。「ゼロではなく、俺こそがヒーローだ!」みたいなセリフだったwこの中で「大切な友達を失った」っていうのが重いよね。ルルーシュは目の前にいるのに、彼に対してこのセリフを言うっていうのが絶妙な構図だと思う。つまり、ルルーシュと撃ち合った時点でスザクは親友としての関係を断ち切っており、もはや目の前のルルーシュはかつてのルルーシュと異なる存在として考えているってことになるのかな。日本が不安定だったからこそルルーシュはゼロとして立ち上がった背景もあり、そんな状況を作らないためにも日本をもらうという行為はスザクの意趣返しとして成立する。すべての元凶をルルーシュ=ゼロという人ではなく、統治の方法や戦争状況にあったと考えていることが透けて見えて、スザクのキャラクターが際立つセリフになっていた。

「あの、聞こえていますか、お兄様?ナナリーです!」

 そんなスザクが悪い目をしてたよねぇwルルーシュの記憶が本当に戻っていないのかどうか試すために、わざわざ今のルルーシュには記憶にないはずのナナリーと電話で会話させようとするだなんて…。残酷な方法だwスザクってこんなにしたたかだったっけ?w記憶が戻っていないフリをしなければならないルルーシュにとって、命よりも大事なナナリーからの電話を無碍にスルーすることは相当な屈辱のはず。冒頭でルルーシュとスザクの関係を対立軸に上手いこと載せて、さっそくその構図を活用した感じだね。まさしく絶妙としか言いようのない場面だった。しかも、これを最後の最後の引きで使うところがいやらしいwあまりに衝撃的過ぎて、来週が待ち遠しくなるよww

■的確なルルーシュの話術

「すべてはブリタニアに勝つためだ…。それだけだ。」

 今回のアバンは長かったなぁ。。要は、かつて黒の騎士団を見捨てて逃げたゼロが、どのようにして黒の騎士団に復帰するのかということだった。何の言い訳も謝罪もなく、たった一言「ブリタニアに勝つため」とだけ言ったのは、さすがな話術だった。どこかの国の総理にも見習って欲しいねw戦略的な正当性を藤堂がフォローしたことや、駒扱いにされた扇がゼロ支持を訴えたことで一気に状況は変わり、あの玉城がゼロコールを起こしたことによって復帰は難なく終わった。ゼロ自身の能力に裏打ちされていたこともあるけれど、その話術は巧み過ぎるw

「俺たち、兄弟だろ?」

 そんな話術はロロとの関係性においても如何なく発揮される。ロロが精神的に安定した関係性に飢えているという分析から、自分たちが擬似的な兄弟とは言え仲良くやろうと持ちかけるあたりは狡猾過ぎるw他にも「お前のために…。」とか、包丁を持っているロロに「ロロ、それじゃぁ危ないって。」と優しくアドバイスするところとか、ロロをときめかせるようなセリフが随所に見受けられたwそのためか、ロロも「実は、僕のギアスには弱点があって…。」とか言って、とうとう完全に陥落した模様だったよ。もはや爆笑するしかない。そして、ロロを手駒にできたルルーシュは、ヴィレッタと扇の関係という弱みを握った上でヴィレッタまで落とすことになる。さすがです、ゼロ。

■憂いを帯びるミレイ会長

「でも、こういうモラトリアムもありかなぁ。」

 なんだかミレイ会長がやけに憂いを帯びている。ロイド伯爵の名前を口走ったスザクとのやり取りもそうだったけど、お祭り騒ぎを見ながら言ったこのセリフも意味深だった。なんだか引っかかるので、メモ程度に。



 やっとアーニャが登場したw実は重要かつ複雑な設定を持つアーニャだけど、扱いは単なる脇役なんだよね。。もう少し取り上げて欲しかったw『機動戦士ガンダム00』でピンク髪と言えばフェルトだったけど、彼女は立派に恋愛要因として地位を築いていたよ。アーニャにも頑張って欲しかったw脇役ピンクの法則ってあるのかな?それにしても、誰か原画マンの中にカレンの尻フェチな人がいたんだろうか?カレンのお尻を仰ぎ見るような構図って何度か使われるよね…。妙に気合の入ったパースで驚くwヴィレッタ先生の水着姿とは比べ物にならないほどの気合の入れ方だww

テーマ:コードギアス 反逆のルルージュR2 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/06/02(水) 00:01:00|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ R2
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