土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』#06「太平洋奇襲作戦」の感想。

「目も足も不自由な私なら、みんなの同情を引けると?違います。私は自ら望んだのです。」
「あなたが望んだ?」
「世界はもっと平和に優しく変えていけると思うんです。だから、私はユフィ姉さまの意志を継ぎ、もう一度、行政特区日本を!」
『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』#06「太平洋奇襲作戦」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 今回はアバンからドラマチック全開な感じだねwルルーシュとスザクの緊張関係がダイレクトに伝わってくる屈指の名シーンだと思う。スザクに背を向けてルルーシュが立ちながら、スザクの冷たい視線とルルーシュのショックを隠しきれない表情がたまらなかった。でも、なぜロロはルルーシュがナナリーと会話することを助けたんだろうか…。ロロはルルーシュの本当の妹であるナナリーを憎んでいたし、後には殺そうとまですることになる。それなのに、この場面ではルルーシュとナナリーのことを考えて会話をさせてあげるっていうのは…、少し都合が良すぎるね。。。

■ナナリーの自立

「間違っているのはブリタニアだ。皇帝は強さこそ絶対の価値と考えている。君もそれに賛同するのか?」
「それは…。」
「ナナリー総督、君は利用されているだけなんだよ。」
「目も足も不自由な私なら、みんなの同情を引けると?違います。私は自ら望んだのです。」
「あなたが望んだ?」
「世界はもっと平和に優しく変えていけると思うんです。だから、私はユフィ姉さまの意志を継ぎ、もう一度、行政特区日本を!」
「復活させると…!」
「ゼロ、あなたもそこに、参加してもらえませんか?やり直せるはずです、人は…!」

 ナナリーが自分の意志を強く訴えるなんて初めてなんじゃないのかな?ルルーシュからしてみれば、今までは自分の言うことを素直に聞いてくれる存在だったし、その言うことだってナナリーのことを深く考えた上でのものだったからナナリーに苦痛を与えるようなものでもなかった。しかし、今回ばかりは「あなたは間違っていると思うのです。」
とあるようにナナリーに否定されちゃうんだよねw正体を明かした上で、ナナリーのことを考えての判断なんだと説明することのできないルルーシュのショックな顔が目に焼きついたよww
 ここで大事なのは「私は自ら望んだのです。」と、自分の意志で決めたことを強調しているところにあると思う。ルルーシュは自分の考えるナナリーのあり方こそナナリーにとって一番であると信じていた中で、ナナリー本人から違うと否定されたことが大きい。そうなると、今までもこれからも、自分の考えるナナリーとの優しい世界は間違っているのかもしれないという疑心暗鬼が生じてしてまうんだよね。

「スザクさんは嘘をついているのかしら。でも、お兄様だって。お二人の間に、何が…。」

 そもそも、ナナリーからしてみれば、ルルーシュやユフィのことを考えての責任感から来る行動なんだろうと思う。それまではルルーシュに頼りきりでいるしかなかったけど、シャルルに連れ去られたことによって自分にも世界を変えるチャンスがやってきた。たとえ利用されているのだとしても、この機会に自らの行動によって世界を変えることのできるチャンスを掴むことができる。それを生かして、自分から進んで何かをしようと決意したんだと思う。ナナリーのことを考えて今まで行動してきたルルーシュの気持ちを考えると、皮肉な展開だよね…。
 ナナリーがユフィの提唱していた特区構想を受け継ぐという構図も巧妙だと思う。ルルーシュが今までの中で唯一身を委ねようとしていたのがユフィだった。それがギアスの暴発によって悲惨な結末を迎えてしまっただけで、本来ならばルルーシュは特区構想に乗っていた。それをナナリーの口から再び出されたわけだから、ルルーシュとしてもすぐさま否定することはできないのかもしれない。ナナリーなりにユフィの思いを遂げるための復讐として、ルルーシュと一緒に暮らすことのできる優しい世界を目指して、自ら行動を起こした話だった。

■ルルーシュの葛藤

「新しい総督がナナリー、戦えるのか?妹と…。」
「戦う?ナナリーと。それは何の冗談だ。」
「では、放っておくのか?」
「論外だな。このままでは、昔のようにナナリーがまた政治の道具に…。」
「歩けず、目も不自由な少女。駒として使い捨てるつもりかな?」
「そうさせないために俺は行動を起こした!そのための黒の騎士団だ!!ナナリーのためのゼロなんだ。」
「それがお前の生きる理由であることは知っている。しかし…。」
「俺はナナリーが幸せに過ごせる世界を作る。そのためにもブリタニアを破壊する!!」

 なんかC.C.はルルーシュのことをからかっているように見えるwこういうふうに精神的に甚振ることが好きだよね…。今までのカレンいじりもそうだし、ルルーシュの不器用なところをいじるのもそうだし、ずいぶん余裕かまして遊んでいるように見えるwでも、言っていることは核心をついたものだから、からかい半分の本気半分っていう感じ。
 ここで「ナナリーのためのゼロ」と言っておきながら、後でナナリー本人に「間違っている」って言われちゃうんだもんねwしかも、ルルーシュは内心で足と目が不自由なナナリーのことを弱い存在だと決め付けていたのかもしれない。それが、そんなふうに思っていたナナリーが、自分から進んで世界を変えるために積極的に行動しようとしているわけだから、ルルーシュの中ではナナリーへの見方を大きく変えなければならないほどの衝撃があったんだと思う。

「藤堂、陸戦兵器での奇襲とは、お前らしからぬ戦だな。」

 それでナナリーを助けることを至上命題として行動した結果が陸戦兵器での空中戦だよwそんなことしてるから、ギルフォードに鋭い突っ込みを入れられるし…。藤堂も反対しなかったのかな?とにかく、こんな無茶な作戦を決行してまでナナリーを助けたかったというルルーシュの思いが伝わってくる。ナナリーを傷つけないようにと念押しする姿もあって、ルルーシュがどれだけナナリー救出を第一に考えているのかが表現されていた。そして、ナナリーに否定されるっとw

「どうすればいい?ゼロの正体を明かすわけには…。しかし、強引に連れて行くのはナナリーの意志を捻じ曲げることに…。」

 ルルーシュとしてはナナリーの意志を尊重したいんだろうね。ナナリーが自分から進んで決めたことだし、ナナリーを第一に考えているルルーシュにとってはナナリーの意志が第一になる。すると、そんなナナリーに否定された自分の今まではなんだったのかという虚無感が出てくるんだろうと思う。そして、混乱して、戸惑って、そんなことをしているうちにスザクが現れてナナリーを連れ去ってしまった。

「違う!そいつは俺を皇帝に売り払った…!!」

 もはや負け犬の遠吠えにしか聞こえないwとは言いすぎだけど、ナナリーに否定された今となっては、スザクのことを否定するにも自身を持てなくなっている感じがする。本当は自分こそ正しいことを行ってナナリーのために行動しているんだと胸を張って言いたいんだろうけど、ナナリーに否定されたことを受けて、正体を明かせない後ろ暗さも相俟って、ルルーシュの中に迷いが生まれてしまった。この落胆が次回のルルーシュの暗さにつながるんだろうね。いい感じにルルーシュの内面がえぐられていて面白いw



 神楽耶が「夫が待っておりますので…。」って言ってたけど、その直後に映されたルルーシュは全然待ってないしw思わず笑ってしまった。それにしても、やっぱりロボットアニメの醍醐味は空中での合体だよね!紅蓮可翔式へと合体する場面はシビれまくった。コクピット内のカレンの構図も相変わらず気合入ってる感じだったなぁw

テーマ:コードギアス 反逆のルルージュR2 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/06/09(水) 00:01:00|
  2. コードギアス 反逆のルルーシュ R2
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