土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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2010年-夏-新作アニメの寸評(初回)

 ホラーやオカルトが多いのは夏だから?考えてみればアニメって季節感がないから、せいぜいホラーで納涼ってくらいしか風物詩的なものはないのかもしれない。確かに作中で季節が移ろうものも多いけれど、実際の季節とズレていることが多いからなぁ。季節に敏感な題材を取り上げるのはサザエさんくらいなんだろうか。
 さて、春アニメの総括もしないまま、まずは夏アニメの初回の感想です。開店休業にした理由っていうのも、実際に見ようと思うアニメがなかったこともあり…。そう言いながらも、結局は見ちゃうんだけどねwしばらくは新作アニメを見ることよりも、旧作の発掘に勤しもうと思っている次第であります。
 まずは夏アニメ初回の印象をざっくりと。進行中の2クール作品の経過観察も含めました。今シーズンの見どころは『屍鬼』と『あそびにいくヨ!』と『ストライクウィッチーズ』になるかな?そして、2クール目に入った『けいおん!!』と『会長はメイド様!』がいい感じ。それぞれ期待度を大中小の三段階で簡易に示してみましたので、ご参考にどうぞ。

《対象作品》
※期待度⇒大:☆、中:○、小:―
※月曜日開始の曜日順

○■学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
○■ぬらりひょんの孫
―■世紀末オカルト学院
☆■けいおん!!
―■RAINBOW-二舎六房の七人-
○■ストライクウィッチーズ2
―■オオカミさんと七人の仲間たち
○■HEROMAN
―■もやしもん 実写ドラマ版
☆■屍鬼
○■黒執事Ⅱ
○■会長はメイド様!
―■アマガミSS
―■伝説の勇者の伝説
―■祝福のカンパネラ
―■みつどもえ
―■生徒会役員共
☆■あそびにいくヨ!
―■裏切りは僕の名前を知っている
○■GIANT KILLING

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




■学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(期待度:中)

 動くなぁ。。さすがマッドハウスって感じ。絵も動くけど、カメラが動くんだよねw『生徒会役員共』でも異様にカメラが動き回るシーンがあるのと合わせて考えると、何か技術的に新しいものが導入されたんだろうかと思ってしまう。あんなに動くのをテレビシリーズでやって、負担にならないのかな?
 こうなってくると、モブの概念が変わってくるのかな?一方では、モブを灰色に塗ったり黒く塗ったり、「モブですよ~」ってのを記号的に表すものがあった。たとえば『デュラララ!!』ではモブは灰色になっていたし、『さよなら絶望先生』シリーズではモブは記号化されているし、『化物語』ではモブすら登場させなかった。それに対して、『けいおん!!』では唯の隣のモブが人気になっていて、全体的にモブキャラが可愛いという評判も立っていた。『迷い猫オーバーラン!』ではモブに他の作品のキャラクターを交じらせて遊んでいた部分もあった。モブキャラの扱いをめぐって、二つの方向性が出されているように感じる。モブキャラも作品の一部として丁寧に描いていくのか、あるいは、作品とは無縁の記号的な存在として省略気味に描くのか。
 内容はと言えば、まだ何とも言えない感じ。始まったばっかりだし…w人からの注目を浴びようと思ったら、手っ取り早いのはエログロだよねwパンチラしまくり、頭潰しまくり、センセーショナルな表現で埋め尽くされていた。とにかく初回はゾンビ化した学校の様子を中心に描いていたために、それほど感情の機微を取り上げるような部分はなかった。確かに惹きつけられる要素はあるんだけど、例によって貧弱な内面描写が行われてしまうような気配がしてならない。
 最後の最後で主人公を起点とした三角関係絡みのドラマがあったけれど、特に前置きがあったわけでもないから「へぇ~」くらいの印象しか持てなかった。そりゃぁ、自分の彼氏がゾンビ化しちゃったわけだから、彼女も大変だろうとは思う。けれど、そこで発狂する彼女の様子が描かれても、なんだか人ごとにしか見えない。ゾンビ化した友達を殺した主人公も、彼氏を殺された彼女も、内面描写が中途半端なだけに微妙だった。やっぱりシチュエーションだけが先行して、動機づけや前後の文脈が欠落している感じがする。

■ぬらりひょんの孫(期待度:中)

 つららが可愛い。リクオと手をつなぐカナの姿を見て、嫉妬したためか無言のまま立ち去る姿が良かった。ああいう表現はセリフに頼らず感情が乗っていて面白い。この表現があったからこそ、期待を持てる感じ。アニメの特性を生かしつつ、上手くキャラクターの「らしさ」が表現されていたように思う。リクオを守るために外出しようと身支度を整える様子も可愛かったし、一連のつららのキャラクターに関わる表現が良かった。
 途中で脉絡を失った違和感のあるカットがあったんだけど、そこはご愛敬って感じかなwつららがリクオを助けて、校舎を出たあとのカットが変だった。あれってミスだよね…?つららが急に話し出したように見えて、違和感がありまくりだった。
 全体的には少年誌のアニメ化ということもあって、ルーティンワーク的な雰囲気を持っているんだろうか。別にアニメとしての意欲的な部分が感じられたわけでもないし、単に原作をアニメにした感じ。原作も面白そうだから、内容的に薄っぺらになることはないでしょう。別段、アニメとして目に付くわけでもないし、かと言って、つまらないわけでもない。普通。。

■世紀末オカルト学院(期待度:小)

 アニメノチカラ枠…、そう聞くだけで不安が絶えないw例によって絵は言うまでもなく奇麗なんだけど、中身が薄っぺらにならないことを祈るばかり。シリーズ構成は『とある科学の超電磁砲』にも関わった水上清資さんってことで、中身もいい感じに仕上げてくれるだろうと期待したい。
 初回はオカルトちっくな展開を打破する主人公のマヤの姿が描かれ、最後に空から裸の男が降ってくる場面で終わった。まだまだ本筋にあたる内容が見えないから何とも言えないなぁ。。空から降るのは女の子と決まっている中で、男を降らせたことには一定の意義があるのかもしれないけど…w特にこれと言った内面描写があったわけでもなく、まずは世界観の提示とキャラクターの紹介で終わったような回だった。本当に何も言えないw単にアニメノチカラ枠だから不安があるだけで、初回を見る限りでは不安な要素は感じなかった。ってことは、上々の滑り出しっていうことなのかな?世界観や設定はいいとして、問題は何を描こうとしているのかっていうところなんだろうか。その点が見えなかったということから言えば、不安がないわけでもない。

■けいおん!!(期待度:大)

 なんなんだ、この安定感は…w抜群過ぎる!もはや単なる女子高生の日常を淡々と描いたに留まらず、それぞれのキャラクターのドラマが浮かび上がってきていて面白い。従来の『らき☆すた』や『みなみけ』といった作品群とは比べ物にならないほどの重量感がある。一方ではギャグ要素やテンポのいい展開は健在で、作画に関しても京アニクオリティとも言うべき出色した安定感を誇っていると思う。
 日記的というか私小説というか、とにかく描くべき主題などは存在しない。けれども、その淡々とした日常の描写の中に、確固としたキャラクターによる生々しくも押しつけがましくないリアリティーのある心情の吐露が交じり、見ていて楽しい。もうすぐ卒業を控えているという漠然とした空虚感を抱えつつ、明るく振る舞うメンバーの姿が何とも言えず妙な感じ。黄昏時を見ているようで、もうすぐ終わりを迎える際どいラインで描かれる青春がたまらない。ギャグとシリアスの配合も具合がよく、とにかく飽きさせない巧みな工夫があちこちに見られる。

■RAINBOW-二舎六房の七人-(期待度:小)

 もう詰んでいる感じ。もう少し石原や佐々木といった悪役が生まれた社会的背景なり心理学的なアプローチがあってもよさそうなものの、単に彼ら悪に対峙する不条理な環境でたくましく生き抜こうとする少年たちの姿が描かれるだけになってしまっていて惜しい。少年たちのような存在が生まれてしまった背景も省略気味だった。なぜ彼らのような存在が生まれ、石原たちが悪意に染まっているのかといった前提は取り扱われていない。そのため、いくら少年たちの内面が描かれたところで、前提が成立していないから空振り気味になっているように感じる。別に社会的な要素を追加する必要はないけれども、それだったら、こんな設定を用いずとも青春群像を描くことはできるはずだった。そのため、あまり世界観や設定に対して説得力を持たないという欠点が挙げられる。
 加えて、人間ドラマに関しても2クール目に入って変わり映えがしない。結局は自分たちに不条理を押し付けてくる存在に立ち向かう姿が描かれるだけで、それは「青春してます」「美談です」という紋切り型の記号的な表現としてしか受け止められなくなってきている。きっと、これから先も変わらないんだろうなぁ。。と思ってしまうw彼らの雑草魂とでも言うべきたくましい生き方が美談として語られるけど、だから?っていう感じ。そこから先の展開が欲しいところ。

■ストライクウィッチーズ2(期待度:中)

 彼女たちが帰って来たw相変わらず宮藤が戦いに参加する動機付けが「守りたいものがあるから」という短絡的なもので笑ってしまった…。しかも省略気味だったし。それって第1期でも同じ動機付けを行ったじゃんw前回シーズンの内容を思い出させつつ、やっていることは前回シーズンの初回と何も変わっていなかったように思う。トラクター絡みでハプニングが起こるし…。別に今回の話はいらなかったんじゃないの?と思ってしまう。
 とは言え、このシリーズのいいところは後半になってからだったから、しばらくは我慢して見る感じになるのかな。他のキャラクターが出てきて、適度なSF要素を踏まえつつ、賑やかな物語が展開されることに期待を寄せたいところ。気楽に見ていく感じだけど、それほど最近のアニメに見られるシチュエーション重視の文脈軽視な病に陥っていないところが良かった。パンツだけを履いて戦場に赴くという滑稽な絵柄とは相反する形で、宮藤がシリアスに思い悩む姿が描かれるっていうのが面白かった。今回もその調子で作ってくれればいいけど…、え、ゴンゾって解散したんだね…。

■オオカミさんと七人の仲間たち(期待度:小)

 え、『とらドラ!』の大河と『とある科学の超電磁砲』の小萌先生と白井黒子って…wこういうのは盗作って言われないんだね、不思議です。まぁ、どれもJ.C.STAFFだからいいのか…。別にオマージュやらパロディーでやるのはいいんだけど、この場合のキャラクターの似方っていうのはオリジナリティーや新たな解釈が含まれないだけに盗作の部類に入っていいようにも思う。同じ制作会社だから権利者の問題が発生しないっていうだけなのかもしれないけれど、ひとつの作品として見たときにはさすがに問題があるでしょ。そりゃぁ、アニメを見まくっている人間からすれば、あのキャラクターがこの作品にもっていうことで興味をそそることにはなるんだろうけど。
 中身はラブコメになるのかな?相変わらずのツンデレ女に頼りない男のコンビが出てきて、お決まりの展開を並べ立てているような感じがする。キャラクターが他の作品に出てきているものを一部流用しているのと同様に、全体的に中身の面でもオリジナリティーを感じない。いわゆるオタク向けの定番ネタ。

■HEROMAN(期待度:中)

 宇宙人との戦闘が終わって第二場に移ってから、だいぶ面白い展開になってきた。というのも、明らかな勧善懲悪モノから離れて、人間の持つ悪意といった完全に悪とは言えない部分から発生する悪意を扱い始めたからだろうか。急に方向転換したような感じがする。最初は明快な勧善懲悪モノって言ってたのにね…w
 相変わらず何が新しいヒーローなのかという問いかけに答えるだけの内容は見出せないけれど、あるいは男の娘がヒーローになっているというのが新しいのかもしれないw日常では弱いもの呼ばわりされている主人公が力を得てヒーローになるっていうパターンは従来の作品でもあったように思い、その点では別に新しさは感じられなかった。ヒーローに憧れた少年がヒーローになる過程を描くと言うのであれば、確かに面白いのかもしれない。
 全体的に簡単な物語構造を目指して作っているようだけれど、だったら、アンパンマンとかプリキュアシリーズとかオジャ魔女どれみシリーズといった作品のほうが簡単明快で勧善懲悪でドラマのある充実した作品になっているように思う。そういった小学生向けを意識した作品にしようとしているのか、しっかりとSFロボットアニメの系譜を継ぐ重みのある作品にするのか、その間で揺れ動いているような感じがしてはっきりしない。最近のボンズって『東京マグニチュード8.0』にしても『DARKER THAN BLACK 流星の双子』にしても、なんだか企画段階がブレているような気がする。

■もやしもん 実写ドラマ版(期待度:小)

 つまらなかった。アニメやマンガの方法を実写でやっちゃいけないよwアニメは省略された部分にお約束の思考が働くからいいけど、実写でアニメと同じ構図や演出をやったところで違和感しか出てこないように思う。間の取り方とか構図が実写のそれに準じたものになっていないように思えて、中途半端に感じた。実写だったら実写の流儀で作らないと具合が悪いんじゃないのかなぁ。。アニメをやりたいのか、実写をやりたいのか、よくわからなかったwストーリー展開の改変も含めて、実写ドラマとしての方法論に即した内容にするべきだったように思う。

■屍鬼(期待度:大)

 演出・脚本が良かった。原作が小野不由美さんとあって、なおさら期待が高まる。
 雰囲気は『ひぐらしのなく頃に』に近いものを感じる。安易な発想だなぁとは思うけれど、村で殺人事件が起きて少年たちが主人公でミステリーっていうと似ていると感じないわけがないwというか、実際は原作の成立を考えれば、こっちのほうが先行するんだよね。そんな先後関係も合わせて、どんな展開になるのか楽しみに思う。
 ミステリーとしてどんな展開が用意されているのかも楽しみだけど、作品の背景にどんな設定が置かれているのかも興味深い。だって、今どき「村」だよ?あんな失われつつある共同体を今さら引っ張り出して、何をしようというのか…wそんな舞台設定から言って、何かしらの意図を感じる。ひぐらしでは中途半端に村の設定を使っていたからこそ、この作品では村という舞台を最大限に引き出して欲しい感じはする。
 初回は吉幾三にシンパシーを感じるであろう少女が殺された。いろんなキャラクターが出てきたけれど、あのミイラ化していく彼女の姿は印象に残った。冒頭で出てきた老人の死体に群がるハエの描写なんかは『神霊狩』を思い出したなぁ。。なんだか、死体の描写が妙に良かったw本筋にあたる部分は、まだまだ序盤だからなんとも言えないなぁ。。しかしながら、テンポもよく画面構成もよく、全体的に安心して見られる演出・脚本だったと思う。

■黒執事Ⅱ(期待度:中)

 前作も原作も見ていないからよくわからんwわからんけれど、執事に傅かれている主要なキャラクター二人の陰鬱な表情が冴えていて良かった。最初は前作も見ないで第2期を見るのもどうかと思って見るつもりもなかったけれど、これなら見てみようと思ったんだな。第2話も安定したキャラクターを土台に物語が構成されていて、第2期ならではの安定感があったように思う。
 この作品をはじめとして、今期のアニメはいくつかニコニコ動画で無料配信されていることに驚いた。テレビという中間広告媒体を抜きにして、インターネットがアニメ放映の媒体になれるかどうかの瀬戸際にいるような感じがする。確かにテレビ局や広告代理店の流通・宣伝の力を借りない限り、作品は世に広まらないし企画も成り立たないのかもしれない。けれど、インターネットという媒体を上手く活用して配信できる販路を開けば、中間搾取を抜きにした新しいメディアの在り方が確立することになると思う。IPadの普及によって電子書籍というメディアが取りざたされる中、この動きは注目すべきことのように思う。
 問題はこれで資金回収をどうやっているのかという経済的な問題になるのかな…。ネットは接続すれば全国どこでも見られるという利点はあるけれども、積極的あるいは潜在的に個人のもとに宣伝が行き渡るわけではないから、宣伝・流通においてもテレビ局や広告代理店から離れ難い面もある。そうは言っても、バンダイチャンネルでの有料配信は今までもあったけれど、無料で最新作が配信されることは画期的なように思う。特に、『黒執事』という一定の人気を得た作品が無料配信されていることは驚きだ。今回のニコニコ動画での無料配信がどういう結果を導くのかによって、今後のアニメ放映に関わるスタンスの将来が占われるのかもしれない。

■会長はメイド様!(期待度:中)

 最初は内容に薄っぺら感があったけれども、キャラクターや世界観が板に付いてきたことによって厚みも出てきたように感じる。会長の正義感や真面目さが具体的なエピソードによって描かれるにつれて、それに由来するツンデレっぷりも比例する形で意味合いを深めていっているように思う。会長という立場から来るツン要素と、メイド喫茶で仕事のためにやらなければならないデレ要素がいい感じ。義務感からデレなければならない様子っていうのもいいねwさらに、碓氷だけには本気でデレてしまう姿もいい。単なる形だけのツンデレキャラになっていないところが好感触の一因だろうと思う。設定やシチュエーションに頼り切った展開にならず、自立した物語展開によって作品を構成しているところが良かった。
 気楽なラブコメ要素もテンポよく展開されており、本質的な内容部分の重みと相俟って、バランスのいい作品に仕上がってきた。これも落ち着いて見られる作品になってきたなぁ。。

■アマガミSS(期待度:小)

 はいはい、勝手にやっててくださいっていう感じの作品だったw動機付けなし、前後の文脈などお構いなし、とにかくハーレムな展開へと強引ながらも持っていき、なんとなく疑似恋愛的なシチュエーションを演出しているだけにしか見えない。恋愛を扱っているにも関わらず、内面描写がほとんど簡易で取ってつけたようなものになっているのが残念なところだと思う。単に可愛らしいキャラクターをあちこちに配置して、その人と付かず離れずな恋愛関係に発展するかどうかっていうシチュエーションがあるだけしか見えてこない。疑似恋愛を追体験できますという記号的な側面しか感じられず、何か具体的な物語があるようには思えなかった。

■伝説の勇者の伝説(期待度:小)

 これも設定やシチュエーションだけがカッコよさげに先行するばかりで、動機付けや文脈など無視したような作品だったように思う。キャラクターの造形も雑なようで、なぜ「寝ぼすけ」である必要があるのか、それが作品の中でどういった意味合いを発揮するのか、まったく見えてこない。なぜ団子にこだわるのかも理解できず、ただキャラクターの差別化を図るために特異な設定を用いているように見えてしまう点は否めない。ライトノベルもここまでライトになったのかという感じがするw別にアニメ化する必要ないんじゃない?

■祝福のカンパネラ(期待度:小)

 これも『アマガミSS』や『伝説の勇者の伝説』と大して変わり映えのしないというか、キャラクターの面が違うだけでやっていることは何も変わらないように思う。以下、同文っていう感じ。

■みつどもえ(期待度:小)

 面白そうだなぁと思って期待していたんだけど、何だか漫画のコマ割りをそのままアニメに置き換えただけの演出に見えて具合が悪い。もう少しアニメらしい演出にすれば面白いんだろうけど、テンポが悪いように見えてしまって印象は良くなかった。一方では『けいおん!!』が漫画原作をあそこまでアニメとして上手く成立させている中で、比較してしまうとどうしても見栄えが悪く感じられてしまう。漫画は脳内でコマ割りの間で起こる出来事を想像しながら読み進めて行くけれども、半ば強制的な時間軸を持つアニメで同じことをやってしまうと文脈が欠落しているように見えてしまう。ネタが面白そうなだけに、惜しい感じがする。

■生徒会役員共(期待度:小)

 下ネタだけでつないでいるようにしか見えない。テンポも悪いし、カット割りや画面構成やセリフも具合が悪い。ひとつひとつの画面の意味合いがよくわからないし、間の取り方が下手だし、これも漫画のコマ割りをそのまま置き換えたような感じがしてしまう。主人公の男のツッコミがいちいち面倒だし、ボケとツッコミの無造作な積み重ねを20分も見せられるのはさすがに辛いwギャグセンスも微妙な感じだなぁ。。同じ生徒会でもメディアの違いを理解した生徒会とは大違いだなぁと思う。。っていうか、つまらないw取り柄を見つけ出すことができないのは致命的だよね。。

■あそびにいくヨ!(期待度:大)

 いい感じ。宇宙でラブコメでアクションでっていう王道的な要素を盛り込みつつ、宇宙人と地球人とのファーストコンタクトを題材にした物語らしい。冒頭のアクションはツカミとして良かったし、突然現れた猫耳娘はインパクトがあった。演出もよくて、見ていて流れもいいと思う。今期の他のアニメが割りとヒドい中、安心して見られる数少ない作品のひとつかなw
 まだまだ具体的な内容には踏み込まず、初回はキャラクターの紹介と設定のチラ見せっていう感じだった。宇宙人の猫と主人公の不思議なファーストコンタクトを中心に、いろんな勢力が宇宙人目当てに動き出した感じがする。っていうか、あんな身近なところに各機関の諜報員やら戦闘員がいるって、どんだけだよwそんなツッコミしたくなるけど、そのご都合感すらもコメディー要素として面白そうな予感を醸し出しているように思う。
 とにかく巨乳を強調するようなキャラクターばっかりだけど、中身がありそうだから別に気にはならない感じ。確かに客引き要素だけど、それだけじゃないから下品には感じない。まぁ、どう展開していくのかは不透明な部分も多いけど、中身が詰まってそうな感じと流れのいい演出を見ている限り、期待はかけておく感じかな。

■裏切りは僕の名前を知っている(期待度:小)

 あっち向けの作品ってこんな感じなんだ。。っていうかさ、これを二次創作でやるならまだしも、一次創作の段階でやったらダメでしょwいわゆる「やおい」を体現したかのような作品に見えてしまう。山もないし、オチもないし、意味もない。確かに形だけ盛り上がる場面はあるけれども、それと言うのも二次創作ありきで考えられた付け焼刃的な展開になっている。そんなシチュエーション重視の方法はライトノベルの典型ではあるけれども、ここまでやるんだったら、いっそのこと主人公たちの性的な描写までやってしまったほうがスッキリする。何を躊躇っているのか…。一次創作の段階で二次的なものをやってもいいじゃないかwそれぐらいの気概を見せてくれたら良かったのかもしれない。

■GIANT KILLING(期待度:中)

 この作品だけが土曜日曜の良心だ。救いだ!ちょっと前回内容をおさらいする冒頭の場面が長過ぎて某アニメを思い出すけど、中身はサッカーの試合に向けた各キャラクターの内面描写が丁寧に行われていて面白い。単なるサッカーアニメじゃなくって、サッカーを題材にした人間ドラマが展開されているところがいいと思う。そうは言っても、最初に期待していたほどの大きなドラマはなかったし、遅々として物語が進まないところは見ていて物足りない。もう少し躍動感のある場面を演出できればいいんだけど、如何せん停滞感が拭い去れない。



 2009年は不作だ不作だと嘆いていたけれど、さらに下降することになるとは…。なんだか末期だなぁと思う。新作アニメが微妙な滑り出しを見せる中、2クール目の作品は安定感が増してきていい感じになってきた。やっぱり1クールのアニメって何につけても中途半端でよくないのかな?そりゃぁ、2クールになるっていうことは、それなりにウケのいい作品だったっていうことなんだろうけど…。世界観が板についてきてキャラクターで遊べるようになってくるのは1クール終わってからだろうし、ようやく落ち着いてきたと思ったら終わりってのも味気ない。とは言いつつ、先の『四畳半神話大系』は11話ながら見事なまとめようだったし、『デュラララ!!』は最初の12話だけで切っておけばよかったような感じもするし、『とある科学の超電磁砲』も後半部はややトーンダウンしたような感じもした。作品によりけり、やりようによって1クールでも上手く作れるっていうことかな。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/07/10(土) 01:39:46|
  2. アニメ四季報
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