土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『東のエデン』#07「ブラックスワン舞う」の感想。

「別に何もしてないわよ?…なんだぁ。いい子がいるんじゃない。」
『東のエデン』#07「ブラックスワン舞う」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。

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 ゾクゾクする話だった…と思います。というか、ちょっと何度か見ないと解らない部分が多くって、何やらいろいろと面白そうな点がありました。今回は社会的な話ってよりも、文学的な方面の内容だったのかな?何が「文学的か」なんて、聞かないでくださいねw

 まずは「白鳥ダイアナ黒羽」です。強烈なキャラクターですよねぇ~、すごく傲慢だし身勝手なんだけど、どこか達観しているようなエキゾチックな感じ?最後には「スーパーイリュージョンのネタ三種」なんてことをジュイスに依頼して、自らの身体に真っ黒な羽が生えちゃって、まぁ、どっかに飛んでいきました。ここにも灰羽がいたっ!みたいなw名前は「白鳥」なのに「黒羽」なんですよ。これって「白いカラス」=「黒い白鳥」みたいなことを想定しているんでしょうか。『攻殻機動隊 S.A.c. 2nd GIG.』ではクゼ・ヒデオを意識して「白いカラス」を登場させていましたけど、今回も同様にダイアナに何かしらのそういったイメージを付与しようというんでしょうか。「白いカラス」は反証可能性の話でよく用いられますが、要はオバケやUFOの類。存在しないことを証明できない存在のこと。たとえば、「日比谷公園には白いカラスは生息していない」は「日比谷公園」という規定があるので、反証が可能となります。実際に日比谷公園に行って、カラスをとっ捕まえて、白か黒か検証して正否を確認することができるってことです。でも、「この世に白いカラスなんて存在しない」というのは、検証不可能なため科学的な仮説として不適切な論となります。だって、「この世」が何を指すのかわかんないし、現時点で世界中のすべてのカラスを同じ目によって確認することはできないもん。だから、「白いカラス=黒い白鳥?」は「存在するかもしれないけど、存在していないと信じられている」っていうような、微妙な位置付けなんです。「左利きのキャッチャーミット」も同じなのかな?まさに、それが「ジョニー狩」が都市伝説として語られる様相と合致していて、言い得て妙な名前です。J.D.サリンジャーの「笑い男」の登場人物に「ブラック・ウィング」なる人物がいるそうですが、何か関連があるんでしょうか?読んでないのでわかりません!!w
 彼女の発言もまた凄まじい印象を与えます。「私に愛を与えられるジョニーなんているのかしら?」とか、「信念をもってジョニーをちょん切る」とか、「異国の男を輸入する」とか。。。下衆の発見と処理を使命として奔走しているそうで、どうやらジョニーから愛を与えられたことがないようです。滝沢くんに図星をつかれて「なぜ、そう思うの?」って言うんですが、そのときの声色が超よかった。いい仕事してますw彼女は自身の「正義」を貫こうとしているとのことですが、それは個人的な動機によるものなんでしょうか。そこらへんの深みがよく解らない。でも、最後に咲が部屋に飛び込みますが、わざわざ凝った演出をしたのはなんででしょう?咲に対する嫉妬?「都市伝説演出家」としてのケジメ?とりあえず、ここで大杉(なのか、指名手配中の強姦魔かはさておき)を捨て置くのは今後のダイアナさんの活動に支障が出る恐れがあるから、「美しく」撤退してってことでしょうかw滝沢くんを気に入っちゃったんですね。。。
 その咲の視点からしてみれば、まさに「情事ありや、いなや」って感じでしょうねwでも、咲のほっぺたを染めてたとこから推察すると、咲はダイアナを見て「なんてキレイな人なんだろう」っていう意識のほうが先立ったと解釈したほうがいいんでしょうか。ちょっと判断が付きません。その咲も、なぜかセレソン携帯との通話を維持していたようで、事の真相に迫りつつあります。全話数の半分を過ぎて、そろそろ佳境に入るんでしょうか。まだ「ナンバー1」が#06にてジュイスに依頼していた件がなんだったのか、明らかにされてないことからすると、次回あたりに来るんでしょうか。
 そうなると、またセレソン同士の対決ということになるんでしょうけど、そこで大きな疑問が。もし、複数のセレソンが同じ事案についてジュイスに相反するような指示を同時に与えた場合にはどうなるんでしょうか。今回もダイアナはジョニー狩を遂行することを目的としていて、滝沢くんはそれを阻止しようとしました。特にジュイスへの「指示合戦」にならなかったので、はっきりしませんでしたが。。。ちょっと気になるところです。あと、ノブレス携帯が壊れたらどうなるんだろう。それにしても、「国家権力を笠に着ても猶、誠実な救世主たらんことを」とか「乱暴なセレソンですこと。できるだけ倹約家たらんことを」とか、メッセージに幅が出てきました。ここらへんの表現の自由は何に由来するんでしょうか。単なる事務的なオペレーターだったとしたら、あまり好ましくない物言いなんだと思うんですけど。ここらへんの文脈からセレソンがノブレス携帯を与えた側の心理を読み解けちゃうかもしれないのに。
 それと、忘れちゃいけないのが「りんご」です。ホテルの部屋に置いてありました。りんごは知恵の実。クゼ・ヒデオもこれを食べて上部構造へと移行しました。今回は何を暗示してるんだろう。
 とにかく、「人殺しを容認するミスターアウトサイダーを一発殴りたい」と言う滝沢くん。相変わらず不運な大杉くん。これからどうなるんだろう。

テーマ:東のエデン - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/05/22(金) 02:00:14|
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