土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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2010年-秋-新作アニメの寸評(初回)

 秋の新作アニメは早くも2回目の放送を迎えています。あっという間だなぁ。。今シーズンは初回だけ見られる限りすべてのアニメを見て、次回からは数を絞り込んで見ようと思う。前回シーズンでは見られる限りすべてのアニメを最終話まで見てしまった結果、かなり時間の浪費を感じたからね(~_~;)今回は28タイトルの初回を見て、継続して視聴する作品は15タイトルになる感じ。それでも多いなぁ…w今回のイチオシはメインストリームから『銀河美少年 輝きのタクト』と穴馬で『そらのおとしもの f』になるかな。意外にも『侵略!イカ娘』が安定したほんわかギャグアニメの位置を独占しているのも驚き。シャフトの作品も元気だし、今シーズンは割と注目の作品が多いのかもしれない。

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




《対象作品》
※期待度⇒大:☆、中:○、小:―
※月曜日開始の曜日順

―■ヨスガノソラ
○■おとめ妖怪 ざくろ
○■侵略!イカ娘
―■百花繚乱 サムライガールズ
―■ぬらりひょんの孫
―■To Loveる
―■神のみぞ知るセカイ
―■咎狗
☆■屍鬼
―■探偵 ミルキィ・ホームズ
―■アマガミSS
―■伝説の勇者の伝説
○■それでも町は廻っている
○■Panty&Stocking with garterbelt
☆■そらのおとしもの f
―■とある魔術の禁書目録
○■スーパーロボット大戦OG
―■IRONMAN-アイアンマン-
―■Fortune
―■えむえむっ!
―■テガミバチ REVERSE
―■薄桜鬼-碧血録-
―■バクマン。
○■俺の妹がこんなに可愛いわけがない
☆■銀河美少年 輝きのタクト
○■荒川アンダー ザ ブリッジ×2
―■心霊探偵 八雲



■ヨスガノソラ

 シナリオは薄っぺらな感じだったなぁ。。やるんなら、とことんアダルトゲーム押しでやればいいのに…。なぜ中途半端にシリアスっぽい設定を用意したのかがわからない。結果として、セリフとかシナリオが付け焼刃的になってしまって、双子の妹とのキスシーンとかが継ぎ接ぎに見えちゃう感じがする。文脈を持たせて物語性を出そうとしているんだろうけど、かえって作品を拙くさせているように思う。いっそのこと、割りきって描きたい場面だけをつないで、ぶっとんでるくらいの勢いを持たせたほうがいいんじゃないかなぁ。。双子の妹とか幼馴染とかお嬢様とか、いわゆる記号的なキャラクターばかりを散りばめて、簡単に今後の伏線を張ったような初回だった。これからのシチュエーションにつながる設定を用意したいだけっていう薄っぺら感が強すぎて辟易としてしまった。

■おとめ妖怪 ざくろ

 面白かった!物語の設定だとか全体の構成なんてのはわからないけど、キャラクター同士の会話が生き生きとしていて楽しかった。キャラ同士の個性がしっかりと定まっているためか、登場人物たちの会話にも奥行きが感じられる。最初の印象では『サクラ大戦』を彷彿とさせるような世界観を感じ取っていたけれど、セリフの遣り取りを聞いているとずいぶん雰囲気が違っていることに気付いた。あの男性将校のヘタレっぷりがいいねwあの雪洞と鬼灯の容姿を見ていると、『∀ガンダム』のディアナ・ソレルとソシエ・ハイムとか『DARKER THAN BLACK-流星の双子-』のアリエルとベレニスを思い出す。金髪の双子でドリル型の髪の毛…、ここまで類型的なキャラクターが出てくると、何かしら元ネタがあるように考えちゃうんだけど…。思いつかないwそれにしても、前回のクールに引き続いて、なんで月曜日は妖怪とかオカルトが多いんだろうか…。

■侵略!イカ娘

 ゆる~い感じがイカしてる。。あのイカスミスパゲッティはキタキタおやじの脇おにぎりくらいのインパクトがあったwゲソゲソ言ってる口癖も、だんだんと耳慣れてきてイカ娘が可愛く見えてくるのも不思議な感じ。見ていて時間がゆったり流れるようで、ほんわかできる。リラックス・ギャグアニメって感じかな…。雰囲気としては『おじゃる丸』とか『忍たま乱太郎』が近いのかもしれない。

■百花繚乱 サムライガールズ

 第一にキャラクターの表情がノッてない。声優の演技でなんとか伝わってくるけど、もし無音で再生した場合にはキャラクターが何を伝えようとしているのか絵柄が訴えかけてこない感じがする。物語の世界観や設定に関しても様々な発想がぐちゃぐちゃに混ぜられているようで、モンタージュみたいな気持ち悪い感じ。てっきり『恋姫†無双』の日本版なのかと思ったら、それほど似ているわけでもなかった。女性キャラクターが歴史上の男性人物の名前で登場する点では同じなんだけど、どうしたことかサムライガールズは意味不明な世界観になってる気がする。ぶっとび具合が足りないというか、センスのないカオスって感じ。

■ぬらりひょんの孫

 いいなぁと思ったのは初回の雪女の表情だけだった…wそれからは冗長な感じが続いている。リクオが牛鬼の処分を奴良組の面々の前で決断したとき、あの口上の拙さと言ったらなかった。そもそも牛鬼に対する処分に関して筋が通ってないし、最後まではっきりとした決断の理由を伝えなかったし、三代目としての決意を語った口上もセリフに違和感があった。っていうかさ、普通は玉章って「たまずさ」って読むんじゃないの?作品の中では「たまずき」って呼んでるけど、なぜ「玉章」を「たまずき」と読むのか理由がわからない…。セリフに対する不信感が拭えないし、ちょっと、あまりにも安易な物語展開じゃないのかなぁっていう場面が多い。ルーティーンな作品なんだから、これでいいのかなぁ。。

■To Loveる

 思えば『そらのおとしもの』と設定が似てるんだよね。空から女の子が降ってくるのもそうだし、学園を舞台に主人公がひっ掻きまわされるのもそうだし、オーバーテクノロジーとの遭遇っていう点でも似ているし、幼馴染的なキャラクターが出てくるのもそうだし、基本的な作品のスペックは非常に近いと思う。だけど、やってることは全然違っている。こっちの作品はふんわりとしたドタバタなラブコメで、それほど何か骨になる内容があるわけでもない感じ。これはこれでいいんだけど、やっぱり骨がないと、どこにでもあるエンターテイメントってぐらいになっちゃう。ララがリトに告白する場面を最初のほうに持ってきていたんだけど、俯瞰で捉えたシーンでララを電信柱に隠した意図がわからなかった。明らかに意図的に隠してはいるんだけど、あの表現によって何かメリットがあるようには思えなかったんだよね…。リトに告白したあとのララの表情とか二人の距離感を描くのが難しかったから、電信柱で隠して逃げたっていうことなのかなぁ。。そんなに二人の距離感があるわけでもなかったような…。わからん。。

■神のみぞ知るセカイ

 箇条書きみたいなブツ切り感のある演出で、あんまりスムーズに物語が展開していくような感じではなかった。まるでフローチャートの項目だけを並べて見せられた感じがして、項目をつなぐ矢印の部分にあたる途中経過が一切省かれていたように思う。ストーリー展開も従来の作品で作り挙げてきたお約束を前提にした成り行きで、そういった前提があるからこそ一切の説明をなくして意味が伝わっているようなものだった。主人公の桂木がリアルの女の子との会話とか遣り取りを通じて、次第にゲームではなくリアルの付き合いに惹かれていくっていう流れなのかなぁ。。狙いはいいんだけど、具体的な描写が箇条書きチックな感じじゃぁどうしようもない。PVを見ている段階では良い印象を持っていたのに、初回を見たらガックリしちゃった。

■咎狗

 初回だけだと、何がどうなる話なのか見えなかった。様子見って感じかなあぁ。。ちょっと『裏切りは僕の名前を知っている』的な雰囲気を感じ取っていたけれど、これもBL向けの作品なんだろうか。二次創作でBLでも百合でも好きに遊ぶのはいいんだろうけど、一次作品の段階からそれら二次要素を目的に作るっていうのは抵抗があるなぁ。本末転倒というか、初めからそれらありきで作られたら、作品の本質的な部分はすっからかんになっちゃう。主人公がトシマとか言う場所に強引に連れて行かれたけれど、そういった点でも、あまり物語的な展開を感じることはなかった。エマが「選ぶ権利はお前にある」って言ってたけど、穿った見方をすれば、実は主人公を逮捕させるように仕向けたのがエマだったんじゃないかとも思う。そうすれば、簡単にトシマに送り込む兵隊を獲得できるもんねw誰だって、終身刑よりはトシマを選ぶでしょ。

■屍鬼

 あの独特の雰囲気がいい感じ。ホラーっぽく差し迫ってくる恐怖感が演出されていて、その滲み出る空気感だけでも作品の良さが伝わってくると思う。これからの話の展開で事態が明るみになりつつ佳境に入っていくんだろうけど、まずは作品の土台になる雰囲気を前半でしっかりと作った感じがする。アニメでホラーサスペンスっていうのも成り立つんだなって思えてくる。やっぱりノイタミナ枠の企画は何かしら新しい要素を盛り込んだものが多い。似たような雰囲気を持つ作品としては『神霊狩』があったけれども、あれはホラーっていうよりは超常現象に対する心理的なアプローチを衒学的に示した内容だったから別物だった。

■探偵 ミルキィ・ホームズ

 まぁ、確実に朝の時間帯にやるような感じのアニメだよね…、と思ったら、単なるダメダメダメな作品っぽかった。幼女萌えとかアルセーヌの巨乳とか、微妙に深夜向けな内容も含めておきながら、やっている内容は朝方の良い子アニメっていう感じで、この両者の相反する方向性の入り乱れ具合が良くない。まず企画として狙いが良くわからない感じがする。中身の面でも、主人公がアルセーヌっぽく見えてしまう難点があるし、主人公たちの動機付けが「豪華な生活を取り戻すため」という不純なものとして物語の出発点が設定されているし、彼女たちの内面描写に一貫性が感じられなかった。探偵として優秀であれば、能力に頼らない部分でも尾行やプロファイリングなどの分野に秀でた部分があるはずなのに、まったく能力だけに頼っている時点で不自然に感じられる。本人たちは「探偵に戻るため」と言っているけれど、単に豪華な食事や特別な部屋を取り戻したいと考える点でも安易過ぎる。周囲からのやっかみがヒドいだろうに…w先天的な能力が失われることで、初めて挫折を味わう鬱な展開がある物語だったらいいんだけど、そんなことはなさそうな感じ。先天的な能力に頼るキャラクターを意図的に肯定しているように見えて、発想として感じ悪いなぁ。。見せ方が微妙で、演出も文脈が途切れ途切れで好きになれなかった。

■アマガミSS

 まぁ、こんな感じだよね。。取り立てて期待を寄せていた作品でもないけれど、演出やセリフもそつのない表現になっていて、これはこれで無難にやっている感じがする。主人公が様々な女の子と恋愛を成就させるショートストーリーを4話ずつパラレルに展開させているのも工夫されていると思う。他の作品では同じ時系列において主人公を様々な女の子と絡ませるけれど、この作品の場合には特定の女の子としかストーリーが進まない。エロゲで特定の女の子を攻略するときの感じをアニメに置き換えただけなんだろうけど、この方式を採用したのは当たりだったと思う。主人公のモノローグやナレーションによって表現を簡単に済ませてしまっている部分は頂けないけど、全体的に目に付くようなマイナスポイントがない。『ヨスガノソラ』と同じジャンルになるんだろうけど、その仕上がりは格段に『アマガミSS』のほうが良いと思う。結局は特定の女の子と恋仲になるシチュエーションを描くことが目的なんだろうけど、それに向けたキャラクター設定や物語の運用がそつなく行われているように感じた。

■伝説の勇者の伝説

 どうすれば平和になるのかっていう御託を並べているけれど、よっぽど『そらのおとしもの』のほうが平和に関する実りのある内容を持っている。結局はカッコつけたようなセリフで語っているに過ぎず、何もやってないし何も言ってない。そういった作品の「骨」にあたる部分が冴えないだけでなく、取り立てて興味を惹きつけられる要素が見当たらない。団子に絡んだセリフの遣り取りも聞き飽きたし、それぞれのキャラクターの動機付けや作品全体の世界観も中途半端だから説得力がないし、アクションで押しているわけでもなく、魔法の出てくるアニメにしては魔法要素が不足気味だし、ドラゴンとか勇者っていうファンタジックな単語は出てきても物語に大きく関わってこない。エロ要素とか萌え要素が出ているようには感じられず、シナリオやキャラクターが空洞化して記号的になっているならまだしも、まったく何を目的に作っているのかすらわからない。たとえば『ヨスガノソラ』だったらエロという本分があるから、まだシナリオや設定そっちのけっていう理由もわかるけど…。なんでこんな作品をアニメ化しようとしたのか、その動機付けさえ推し量ることができない感じ。どう考えたって駄作…だよね?

■それでも町は廻っている

 さ、櫻井さんが…。。それにしても、辰野の声が悠木さんだと気付かなかった…。妙に上手いなぁと思ってたら、エンドクレジットでびっくりだよwついに小見川さんもシャフトで主役デビューなんだね。潤くんやってたのに、今度は嵐さんとは数奇なもんだ。。相変わらずのシャフトらしい構図とかナメとかが見られるけれど、いつになく絵が動いているような印象がある。とは言え、辰野と針原が店の奥のボックス席に座ってるカットは構図が変だったし、辰野が振り返りざまに揺れるスカートの位置に違和感があったり、どうも気になる部分が多い。椅子の金属製のポールに反射するキャラクターの像なんかは面白い演出なんだけど、全体的に絵が崩れているような…。気のせいだよねwオープニングプロデューサーが梅津さんだっていうのもびっくりした。。物語の中身は如何にもシャフトらしい軽妙なノリのギャグアニメって感じ。同じアルバイトもの?の『Working』よりは奥行きのある安定した作品になりそう。

■Panty&Stocking with garterbelt

 すげぇ絵が上手かった。あのパンティとストッキングの決めセリフって『天元突破グレンラガン』のノリそのまんまだよねw聞いてて笑っちゃったよ。さすが監督が今石さんだけあって、グレンっぽいノリが感じられた。ガイナックスだしね。。テンポ感良くって、面白くって、ギャグセンスも高い感じだし、めちゃくちゃ遊んでる感じで、だいぶ良かった。っていうかさ、パンツが銃になってストッキングが刀になるって、どんなアイデアだよwノーパンのまま豪快に闘うパンティがカッコよかった。。下ネタもたくさん出てくるんだけど、ピー音が入る基準がわからない…。別に入れなくっても良さそうな感じなんだけどなw

■とある魔術の禁書目録

 レールガンを見た後だと、作風の落差にびっくりするwあっちは少女の内面的な成長を丁寧に描いた秀作だったけれども、こっちとなると、ラノベ臭のプンプンする形式的なシナリオ構成に思えて興味が起きない。あれほど感情の起伏を激しく描く一方で、その動機付けがまったくないところが特徴的だと思う。なぜ上条はインデックスのもとに登場して敵役に対してすぐに説教ができるのか、しかも主旨は身勝手な理由のこじつけであって、彼が事情に介入するほどの動機を獲得できていないことを考え合わせると、どうしても浮ついた内容に見えてしまう。お約束の展開というわけではないけれども、典型的な話のパターンをなぞっているだけで、整合性のある文脈を伴わないだけ不備が感じられる。話の中で『抱朴子』が出てきていたけれども、ああいった蘊蓄的な要素を安易に盛り込む点もラノベ的なところ。本当は道家思想に関わる晉代に成立した八巻の書なんだけど、それを不老不死の方法が載っている魔術書みたいな感じに簡略化・記号化して作品に取り入れているあたりが安易過ぎる。一冊の本として描かれていたところが、そんな記号化の象徴的なものだった。原典云々言っている癖に、晉代にはあんな装丁の本など存在しなかったはず。しかも、八巻なんだから…w中身がすっからかんで、形だけ張りぼてで豪華に作ったような作品にしか見えない。

■そらのおとしもの f

 今日も日本は平和です。大爆笑だったwまさかのOPですべてを持っていかれた…。このぶっとび具合と言い、ギャグ要素やエロ要素と言い、素晴らしいの一言に尽きる。一見すると単なるギャグとエロを狙った作品に見えるけれども、実際のところはシリアスな奥深さを持っているところがいい。そう読み取るのも穿った見方だと思わせるくらいのぶっとんだギャグをやっているから、なかなか、どこまでが意図的に織り込んでいる内容なのかはわからないけど。。それでも、戦略エンジェロイドのイカロスを無条件で受け入れているところとか、そんな高性能なシステムをエロ目的に使ってしまうところとか、平和ってスゴイなぁって思ってしまうよ…w

■スーパーロボット大戦OG

 え、意外にもいい感じなんだけど…wこの手の作品は見た経験がないから、何が何やらわからない部分が多くて置いてきぼりな感じだけど、セリフ回しに深みもあって面白かった。だから何だっていうわけでもない作品なんだろうけど、ロボットやミリタリーといった要素が好きな人にとっては、その醍醐味だけを抜き出して綴ったような作品なのかもしれない。メカニックアクションには爽快感があって、作戦指揮に関しても軍内の微妙な人間関係とかが描かれて、思いもよらず見入ってしまった。これも特定の要素を先鋭化させて作った特化型アニメの一類型と言えるんだろうか。ロボットならロボットの内容だけをこだわりぬいて特化させている感じ。取り柄のあるアニメっていうのは見ていて安心できる。

■IRONMAN-アイアンマン-

 量産型が暴走してオリジナルの登場によって解決するっていう展開はベタにもほどがあるよねw世界平和の第一歩とか言うけれど、そういう自国中心主義的な発想っていうのは好きになれないなぁ。文化や価値観の多様性を考える見方がある一方で、テロや犯罪を撲滅するっていう考え方そのものがアメリカナイゼーションな感じ。思えば、公共の道路を破壊しても気にしないのがアメリカ的なヒーローだよねwこの間の『HEROMAN』でも同じような描写があった。彼らは悪役を倒すためならば、みんなの住環境を自ら破壊しても気にならないらしい…。国家的正義を成すのであれば、個々人の利益は踏みにじられてもいいってのがアチラの正義なんだろうか。。いわゆる「われわれの正義」ってやつだ。日本のアニメが考えてきた正義の考え方とは大きくズレている。別にどっちがどうのと言うわけではないんだけど…。それにしても、マッドハウスは何がしたいのかよくわからない。送り出す作品に一貫性がないというか、仕事であれば何でもやるっていう節操のなさが見受けられるw

■FORTUNE ARTERIAL -赤い約束-

 割合、いい感じなのかもしれない。まだ副会長が発情した理由とか、主人公の過去話とか、見通しを持てない部分が多いけど…。とりあえず、物語の展開も筋が通っててスムーズだし、しっかりと文脈のある流れになっているから安心できる部分が大きい。でもなぁ。。どうせ…、とか言っちゃダメだけど、どうせエロゲでハーレムで幼女でっていう感じなんだよねwヴァンパイア的な要素がどこまで絡んでくるのか気になるところだし、しばらくは様子見っていう感じだなぁ。。

■えむえむっ!

 とりあえず、福山さんお疲れ様です。変態キャラやることが多い…ような。作品と言えば、あんまりぶっとんでない!ドMとドSの生態を描くものなんだろうけど、だったら躊躇なく過激な表現をやればいいのに…。ただドSとドMについて想定内というか典型的な表現を並べちゃうと、むしろドSとドMの加減が普通に見えてきちゃって何もなくなっちゃうんだよね。。普通の人っていう視線があまり見られないだけに、どこを基準にSとかMって考えるのかがわからない…。ヒロインは典型的な貧乳と巨乳のコントラストになってるし、主人公の友達は女装趣味というBL向けや男の娘向けのアピールまでしちゃって、なんだか媚びてる感じがする。主人公が男に殴られた場合にはMっ気が出ないっていうリトマス試験紙的な能力を上手く使って、何かしらギャグ要素を盛り込めたら面白そうだけど…。これも記号的で文脈のない作品だ。

■テガミバチ REVERSE

 う~ん、今回は本筋の話が進んでいくんだろうか。前回のクールでは余計な挿話ばかりが入っていて、なおかつラグの成長みたいな面があまり描かれなかったために、何かやったようで何もやってないような感じだった。心弾によって心を読んだり記憶を辿ったりすることができるっていう設定は魅力的なものだったけれど、十分にそれを生かし切れていない感じで、なかなか人間ドラマもありふれたものになってしまっていた。同じような展開が待っているとしたら、もうお腹いっぱいですっていう感じがする。ニッチとの絡みは可愛くていいんだけど、それだけじゃぁねぇ。。ハイファンタジーとか銘打ってはいるけれど、しっかりと異世界として成立させられるほどの文化的背景や政治体系や世の中の仕組みっていうのが見られなくて、どうしても薄っぺらファンラジーに見えちゃうのも難点のひとつ。

■薄桜鬼-碧血録-

 あぁ、最初に総集編をやるんですね。見かけないカットがいくつか入っていたのは気のせいなんだろうか。真面目に見てなかった証拠だね…w別に何かしら歴史解釈を求めるわけもなく、描かれる描写っていうのも新撰組像に寄りかかったものだし、ファンタジックにやろうとしてるように見えても結局は新撰組の辿った経緯をなぞっているだけだし、なんだか冴えない。BL向けの作品なんだろうけど、『ヨスガノソラ』と同様にBLをやるために物語を宛がっているようで作品としては微妙な感じ。桑島さんが死なない役をやってることでネタにはなるだろうけど、かと言って、気合いの入るような役柄でもなさそうだし…。一次の作品にも関わらず、二次っぽい雰囲気があるってのはたまらないねぇ。土方さんが洋服を着ているカットなんてのは、確実にそっちの気があった。。

■バクマン。

 違和感あるんだよなぁ。。アニメになってない感じ。『ぬらりひょんの孫』もそうなんだけど、特に少年誌に連載されている作品のアニメ化って、演出がどうもアニメっぽくなくなる傾向があるような…。それは『名探偵コナン』とか『ワンピース』とかも例外なく、なんだか画面構成とかカットの考え方とかが原作に依存しているのかどうか、アニメっぽくはない気がする。まぁ、原作ファンを主な視聴者として選んでいるんだろうから、当然の帰結なんだろうけど、アニメじゃないよねwルーティーンな作品っていう印象が強かった。初回は顔見せ程度だったから、中身はまだ何とも…。

■俺の妹がこんなに可愛いわけがない

 これも典型的なツンデレ要素バリバリの作品なんだけど、不覚にも桐乃を可愛いと思ってしまったw典型的とは言っても、兄弟の会話なんかは生き生きしていて面白かった。しっかりとキャラが立ってると安心して見ていられる。ただのツンデレに留まっていないからいいよね。。一方の兄貴の京介も典型的なラノベ主人公らしく、周囲の女の子に翻弄されながら、彼女たちの行動に対して客観的でありつつもモノローグでツッコミを入れ、なんだかんだ人がいいから自分から巻き込まれるっていう属性を持っている。こういったキャラ設定っていうのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンとか『とある魔術の禁書目録』の上条当麻とか『化物語』の阿良々木暦とか『いちばんうしろの大魔王』紗伊阿九斗と系譜を同じにするものだと思う。こうやって並べてみると、ずいぶん似てるw主人公を取り替えても問題ないんじゃない?w

■銀河美少年 輝きのタクト

 まさしくアニメのメインストリームを突き進むアニメだと思う。ようやく待望のオリジナルアニメーションが来たって感じ。ぶっとび具合は半端ないけれど、至るところに先行の作品を思い起こさせる表現が見られて、それを解体してから新しく作品を再構築しようとしている感じがした。まだまだ見えない部分が多いけれど、しっかりとアニメらしいアニメをやってくれそうな予感を抱かせてくれた初回だった。たとえば『トップをねらえ!2』『天元突破グレンラガン』『蒼穹のファフナー』『亡念のザムド』『おじゃ魔女ドレミ』『マクロスF』なんかが思い浮かぶ。映像表現の類似点があったり、物語世界の設定に共通点があったり、それぞれ細かい部分ではあるけれど、同じ系譜に連なっているように感じた。当然、この作品のスタッフが関わってきた作品については、影響と言うまでもなく関連性はあるんだろうと思う。でも、ファフナーとの接点がわからない。。単に勘繰り過ぎてるだけなのかな。。綺羅星☆

■荒川アンダー ザ ブリッジ×2

 安心のシャフト印w普通に面白いし、相変わらずの演出だし、何も言うことはない感じ。先の『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』ではシャフトの新機軸を打ち出したのかと思っていたけれど、この作品になってからは別に『さよなら絶望先生』と同じ雰囲気に戻った気がする。ただし、今回は妙にポエミックな部分があって、シリアスな内容が入っている点では今までと少し違うのかもしれない。リクの過去の生活を日常として、その日常のルールっていうのが如何にバカらしいのかっていうのを、荒川の河川敷という非日常が行われることによって浮き彫りにされる仕組みも健在で何よりだった。今シーズンではニノさんの金星話が出てくるのかなぁ。。

■心霊探偵 八雲

 オチが最初っから見えちゃう推理モノっていうのも味気ないよね。心霊を見ることができるっていう能力がどうやって物語の中で機能していくのか不明だけど、あんなチートな能力があったら推理も何もないじゃないか…。例によって、主人公は警察に知り合いがいるっていう設定もワンパターンながら、あんまり推理モノっぽくない安易さがあって微妙だった。オカルトっぽくやりたいのか、推理モノで押し通すのか、まだまだ中途半端でよくわからない。登場する主要なキャラクターが少ないっていうのも、作品の裾野の狭さをにおわせているようで、なかなか手に取ろうと思う作品じゃないなぁ。。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/10/12(火) 16:37:36|
  2. アニメ四季報
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