土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『翠星のガルガンティア』#02「始まりの惑星」の感想。

「当船団代表補佐、リジットである。お前は何者か。」
「対ヒディアーズ殲滅兵器、チェインバー操縦者、レド少尉。」
「殲滅兵器…。ヒディアーズとはなんだ。」
「敵、共存不可能。貴君らは人類同胞。同盟に参集せよ。」
『翠星のガルガンティア』#02「始まりの惑星」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 チェインバーの状況認識がシュール過ぎる…w魚の干物を水棲生物の死骸と言ったり、それを食べる行為を友愛の儀式と呼んだり、あまりにもネタ過ぎる。。前回にも増して、チェインバーの戦闘がかっこよかった。一瞬で敵味方識別するとか、あの人間を蒸発させちゃう兵器とか、ショッキング過ぎる。やり過ぎでしょw今回もテンション上げ上げな内容でした。

■異文化相対主義的なコミュニケーション

 どうやら作品の背景に『ウォーターワールド』とか『アバター』といったハリウッドの実写映画の存在を感じる。かなり『ウォーターワールド』だし、人類と他のヒト的な存在とのコミュニケーションについては『アバター』的な要素も入っている感じ。『猿の惑星』もあるのかな。

「僕も話してみたいなぁ、レドさんと。」
「え?」
「だって、宇宙から来た人かもしれないし。」
「え…、宇宙から、レドが?」
「そう、言い伝えにあるでしょ。地球が一度冷えたとき、星の世界に逃れた人たちがいるって。」
「あれは…、だっておとぎ話じゃん。それに、あのユンボロ、海から引き揚げられたんだよ?」
『翠星のガルガンティア』#02「始まりの惑星」より

 結局は自分と異なる文化を相手にしたとき、どうなるのかを描いた感じ。言葉が通じないのもそうだけど、レドがチェインバーと呼ぶ兵器をエイミーたちが「ユンボロイド」と違った語彙で認識しているあたりも芸を細かい。文化が異なることによって、お互いに事物の呼び名が異なるのは当然だし、そういった設定をきっちり行っているあたりが世界観の説得力強化につながってる。エイミーたちがチェインバーに誰かが乗っていると勘違いしているのもそうだし、魚を食べる友愛の儀式もそうだと思う。
 ガルガンティアの首脳陣がレドを殺さず生かさずな感じで扱っているのも、論理的で筋が通っていた。レドも状況を見守る感じだった。お互いに自分の文化的理解を相手に押し付けるのではなく、それぞれの立場を認めつつコミュニケーションを図っているあたりが異文化相対主義的な発想だった。

■論理的な思考と世界観

「貴官の行動に、論理性を見出せない。膠着状態を維持する理由を問う。当機は現状の打破に必要十分な兵装を擁している。」
「今はこれが最善だ。」
「有意提言。1、武装勢力を圧倒し制圧する。2、中枢を制圧し反抗を封じる。」
「チェインバー、現状の最優先事項は遊軍との連絡、現在位置の確定だ。お前が解析不能なら、ここの連中の持つ歴史史料に期待するのも手だ。」
「条件付きにて同意する。」
「重要なのは、この地球が惑星として生きていることだ。太陽の異常活動で地球は氷漬けの死の星になっていたはず。だが、現実はこうだ。」
「同意する。」
「居住可能な惑星の確保は、同盟の悲願だ。これだけ豊富な水と空気、ここはアヴァロンに代わる新たな拠点になるかもしれない。」
「提言。貴官の職域を超えた判断だと推察する。」
『翠星のガルガンティア』#02「始まりの惑星」より

 とにかく、あちこち論理的。レドとチェインバーの会話もそうだし、ガルガンティアの首脳陣の会話もそうだった。現状において認識を可能とする着実な情報のみを積み重ねて、丁寧に思考している感じがする。そういった部分にアニメ的な省略の方法を用いないでいるため、世界観に説得力が出てリアリティーが醸成されるのかな。
 とは言え、「状況の危険度が225%増大」って、どうやって計算してるんだよwチェインバーの発言がたまに暴走してネタ化している。

■海が超きれい

 あの海って3Dなのかな?きらめきとか動きとか、今までのアニメの中で一番きれいだったと思う。やっぱり、最近のアニメは3Dをどうやって手描きアニメの工程に取り入れるかなのかな。それを上手くやった作品が成功している気がする。あと、撮影処理。撮影の技術面だけじゃなくて、ディフュージョンのかけ方とか新しいプラグインの開発とか、画面の表現に関わるクリエイティビティーも求められるようになってきていると思う。あとは、ライティングの問題。今回も光の加減がセルも背景もいい感じ。
 それにしても、ちょっとガルガンティアのユンボロイドがチェインバーに比べてショボかった…。なんていうか、ノッペリしてる。影が少なめだったし、質感がのってなかったからかな。先行放送だから間に合わなかったのか…。
 間に合っていないと言えば、オープニングが…。遠景のガルガンティアがめちゃくちゃアレなんですけど。。それに、チェインバーが雲を切って手前に迫るカットも…。なんだか追いついてない部分を感じた。



 それにしても、ノイタミナ枠で『PSYCHO PASS』と『Robotics;Notes』を同時に動かしていたのに、その裏で着々とガルガンティアを作っていたとは…。それでこのクオリティーとは、さすがです。たくさんタイトルを動かし過ぎて、あちこちギリギリの状態だった某〇-〇Picturesとは大違いwあー、本放送がワクワクすぎて眠れない。。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/03/31(日) 03:06:50|
  2. 翠星のガルガンティア
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◎翠星のガルガンティア第2話「始まりの惑星」

レド:地球。ここが?→ロボットでてくる*>浮いたぞ!#危険度225%増大敵意はないと伝えろ#敵意はないo)リジット:リジットである。何者かチェインバー操縦者レド少尉o)ヒビ...
  1. 2013/11/28(木) 21:42:22 |
  2. ぺろぺろキャンディー

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