土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『RDG レッドデータガール』#11「はじめての拒絶」の感想。

「良かった。携帯で話せるなら、もう他の女の子と変わらないね。これからは、どんどん普通の人と、同じになっていくんだよね。」
「普通って…、鈴原にはそれが大事なのか?」
「大事だよ、すごく…。」
『RDG レッドデータガール』#11「はじめての拒絶」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。




 ポニーテールの真響たん可愛いかった。ふくれっ面の泉水子たんも可愛いかった。物語が最終局面に差し掛かりつつあるっぽいけど、もう終わっちゃうんだろうか。それにしても、泉水子を勧誘する高柳一条の方法がカルトの論理過ぎて驚いた。あそこまでモロ出ししてるのって、『四畳半神話大系』#05「ソフトボールサークル ほんわか」以来かもしれない。

■相互保証のパートナー枠

「彼女、いったい何者!?本当に人間!!?」
「信じられない…!!」
「…わたし、ここにいる人たちに、自分の正体を見られてしまったんだ。見られたら、最後だった。わたしは、捕まえられてしまう。お願い、消えて。わたしを見ないで!!わたしに、触らないで!!!」
『RDG レッドデータガール』#11「はじめての拒絶」より

 泉水子が高柳の言葉によってダークサイドに堕ちたわけだけど、そこで「相楽深行」というキーワードを耳にしたことで意識が元に戻った。やっぱりここでも名前による現象の縛りの発想が根底に流れているように思う。
 泉水子は深行に観察されることによって、現状の泉水子という現象を保持できているわけであって、そこに深行が関わらなくなった段階で今の泉水子という存在は不安定になってしまう。東京に出てこられたことにしても、そもそも深行が連れ出してくれたことが最大のポイントだった。彼がいなければ、いつまでも引っ込み思案の泉水子だったろうし、だからこそ彼に見られていない状態の泉水子は東京に存在できなくなる。東京にいる泉水子は引っ込み思案であっては成り立たず、それを克服した状態だからこそ何も問題なく東京で生活できているように思う。深行が泉水子のことを見ているからこそ、彼女は普通の女の子として学園生活を送ることができていた。
 そんなところに、高柳の言葉に惑わされ、泉水子は深行との関係下から外れる状態になった。けど、そうなってしまうと泉水子という存在は不安定になってしまう。上手く高柳の計略が成功したならば、その不安定さを補う思考を泉水子に与えることになったのかもしれない。ただ、そんな中で「深行」という言葉を出してしまったがために、泉水子を深行との関係下へと収束させる言葉の縛りが戻ってしまった。今回の流れはそんな感じで解釈できるんだろうか。
 これが姫神に選ばれたっていうことなのかも。深行は泉水子という現象を観察し、その存在を固定化する役割を負っていると考えることもできる。それは反転して泉水子のために深行という存在が成り立っているとも言え、その関係性がパートナー枠っていうことになるのかな。
 それにしても、泉水子はわがままでしょ。最初に普通の女の子でありたいとか言っていたくせに、最後には他人との関係性を絶とうとしているって、どういうことw前者は引っ込み思案の自分を克服した結果になるんだろうけど、後者は引っ込み思案に戻って熊野暮らしに引き返そうとしているようにも捉えられる。微妙に文脈が欠落しているような気もする。



 案の定と言うか、何と言うか、変だなぁと思ってたら例のコンテの人だった。今回は処理演出が他の人だったから尺の切り方は言うほど気にならなかったけど、カットのつなぎ方やカメラワークが好きになれない。映像文法がこんがらがる感じで、不自然なんだよね。異物が混入している感じ。もうちょっとなんとか監督の介入があって欲しいけど、もうローテーションも最後だろうから別にいいか。

テーマ:見たアニメの感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/05/26(日) 04:01:29|
  2. RDG レッドデータガール
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