土星蜥蜴の「筆のすさび」

日々雑感。 アニメ文化に関する気ままな評論・感想を書き連ねます。

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『機動戦士ガンダム』#01~#25の感想。

「ふっふっふ、ガルマ、聞こえていたら、君の生まれの不幸を呪うがいい…。」
「何っ、不幸だと?」
「そう、不幸だっ。」
「シッ、シャア、お前はっ…!!」
「君はいい友人であったが…、君の父上がいけないのだよ…。ふっふっふっふ、っはっはっはっは…。」
「シャア、謀ったな!!シッ、シャア!!!」
『機動戦士ガンダム』#10「ガルマ散る」より

以下、ネタバレが多分に含まれますので、ご了承の上でお進みください。


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 やっとガンダムの原点を見ることに☆なんか、時代を感じますねぇwアニメ史の流れからいけば、この作品がいろんな作品に影響を与えたんだろうけど、他の作品を見てからガンダム無印を見ると違和感が…。どうしても絵が紙芝居に見えるし、内容も古くさい感じがしちゃうんだな(^_^;)

■ガンダムの「古さ」と今のアニメの「今らしさ」

 どんなところに古さを感じるかって言うと、やっぱり子供が見るアニメなんだなってとこ。いや、別に大人が見てもいいんだろうけど、子供に対するメッセージを強く発信してる気がする。今は大人を相手にして作られるアニメも多いから、ちょっと視点が違うよね。ガンダムは登場人物は基本的に「子供」=アムロか「お兄さん」=ブライトぐらいでしょ?ブライトをお兄さんと呼んだら変かな…w何歳の設定なんだろ?ww唯一というか、大人だったと思われるリュウはすぐに死んじゃうし、マチルダさんも死んじゃうし、残るは子供とお兄さんお姉さんのみ。。。すでに、物語の登場人物からして子供の共感を呼ぶような、というよりも、ガンダムを見ている子供を先導してアムロが成長していくような感じになってるような気が…。
 そうそう、どうしても教訓めいていて匂い過ぎる!w道徳の授業で見せられるテレビみたい。何を読み取って欲しいのか、わかりやすいんだよね。。アムロは自分の思うように行動するけれども、その中で多くの他者と接する中で、次第に自分自身が大人になっていくし。途中で、いろいろと矛盾やら葛藤やら、お決まりの悩みを抱くけれども、アムロなりに何とか乗り越えて、結局はなんとなく落ち着いているし。これを見ていれば、「いい子ちゃん」になれる気がする!!wここまでわかりやすく作るのも、それは難しいことなんだろうけど…。なんか、少し押し付けがましい気がしちゃうな(^_^;)
 ただ、登場人物たちの掛け合いが互いに生々しい!!みんながみんな、すっごいワガママだし、身勝手だから見ていてイライラするけど、だからこそ人間同士のリアルな関係性を描くことができているように思える。特に、前半は思春期特有の大人に対する反抗と自身への自惚れなんかが描かれて、それがフラウとかブライトなんていう身近な人間との関係性と合わせて生々しくやり取りを交わすところなんかはよかったかな?ジュブナイル的には模範的な展開なんだろうか。
 でも、個人同士のレベルでの人間関係は十分に描けるとは思うけど、社会的な関係性となると不向きにも思えるかな?だって、社会的にリアルさをもって考えれば、あんな子供ばかりの集団にあんなアブナイ最新兵器のオモチャを渡さないでしょ!ww不確定要素にしかならないし、戦略上の駒に数えるなんて無理だし。明らかに、子供たちだけの「コミュニティー」を「ホワイト・ベース」という空間で演出するための作為でしょ。今の社会はそんなミクロなコミュニティーでの社会性よりも、もっとマクロな範囲に及ぶ社会への帰属が求められると思うから、その点でも時代的に古さを感じるかな?簡単にその仕組みをたとえれば、ガンダムは村レベルでの社会性、今風のアニメでは国レベルでの社会性って感じ?ホワイト・ベースからアムロが脱走したけれど、あのとき互いに顔見知りでいられる数十人という小規模のコミュニティーだったから独房入りで済んだけど、もし数万人規模の集団であんなことしたら即刻死刑でしょwそう考えると、顔見知りでいられない大規模集団では、顔見知りでない非当事者だからこそ生じる傲慢な仕打ちが起こりうるんですよね。。。

■アムロ・レイの人物像

 てっきり、アムロはクヨクヨと悩む弱虫なんだと思ってたwそれと言うのも、ガンダム以来、「ロボット」「宇宙」「SF」で括られるようなアニメの主人公はそんなタイプが量産されたから、その原点がアムロにあるんじゃないかと思い込んでた。。意外なことに、アムロは頑固で自己主張の強い濃ゆ~いキャラだったんですねwどうやって碇シンジにつながったんだろう…、それともシンジがやっぱり画期になるのかな?っていうか、アムロは人を殺すことにあんまり抵抗を持ってないみたいだし、何かを守るために戦っているというよりはガンダムに搭乗することで存在意義を確立していることに重きが置かれているし、どうしても敵味方がはっきり分かれていて「みんなの正義」がまだ成り立っている感じ。なんだか、ガンダムがアニメ新時代の幕開けを飾っているものかと思っていたら、そうでもないみたい。どちらかと言えば、古いほうに寄りかかっているような。。。そこらへんは、まだ見ぬ『ゲッター・ロボ』とか『マジンガーZ』とか『鉄人28号』を知らないから何とも言えないけどwちょっとガッカリ。

 ってことで、オデッサ・デイを終えてとりあえず前半戦終了です。本当にいろんな場面で時代というものを感じてしまうw原爆を想起させるキノコ雲とか、戦争を忘れてはならない・戦争を起こしてはならないっていうメッセージも確かに織り込まれてると思うし。それに、明らかに宇宙が地球の空にしか見えない!!wたぶん陸海空軍の常識を応用して宇宙での戦闘を考えたんじゃないのかな?やけに地上軍っぽい発想の設定が目立つし。まぁ、そこまで宇宙のリアルさを求める必要はないけれども、リアルさで言えば『無限のリヴァイアス』とか『プラネテス』の描く宇宙空間での重力や活動状況なんかが印象に残ってるかな。
 ちょっと新しいアニメを見ていると、なかなか昔のアニメに戻るのは辛いっす。次回からはシャアが復活!どうなるんだろ?シャアに「君の父上がいけないのだよ」って言わせた「生まれ」の設定がどんなものか、楽しみに見てきます~☆

テーマ:機動戦士ガンダムシリーズ - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2009/06/23(火) 03:17:36|
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